北川景子に長澤まさみ…SNS離れの深層、イメージ戦略には逆効果?

コクハク編集部
更新日:2023-12-22 06:00
投稿日:2023-12-22 06:00

北川景子公式インスタ「年内閉鎖」の波紋

 12月16日、女優の北川景子(37)の写真集『『「37」 20th anniversary』公式アカウントがInstagramを更新し、《年内でアカウントを閉じることとなりました》と発表。

 同アカウントは、北川のデビュー20周年記念の写真集を発売と同時に開設。写真集のアザーカットやお渡し会の様子、インスタライブ、最新情報などを発信し、フォロワーは約15万人の人気アカウントだった。

 今回、更新だけでなく、アカウントも閉鎖されることにファンからは《アカウント残してほしい》などと惜しむ声が出ている。

長澤まさみは投稿をごそっと削除

 11月末には女優の長澤まさみ(36)も2015年に開設したインスタの投稿を1件だけ残して削除し話題に(12月21日時点でも1件のみ)。一部報道に「深い意味はない」と事務所が回答したものの、約373万人のフォロワーの中には心配したり、もやもやっとした声などが散見される事態に…。

「SNSの運用はリスクと面倒が勝る」

 こうした人気女優のSNS離れの背景に何があるのか。ITジャーナリストの井上トシユキ氏が言う。

「北川さんの場合、今月5日になりすまし被害に遭っていたことが発覚しています。彼女の場合、個人アカウントではなくプロモーションのための期間限定アカウントでした。芸能人のアカウントは、北川さんに限らず、フェイクが作られやすく、投稿とは関係ない夫婦仲や過去のトラブルなどネガティブなコメントを寄せる人が絶えません。すでに知名度があるタレントや俳優にとって、SNSの運用はリスクと面倒が勝るのが状況です」

 北川は自身のX(旧ツイッター)で、スポーツ紙のリンクを示し、《こちらの記事の引用元SNSですが、なりすましの偽アカウントになります。皆様お気をつけください》と注意喚起していた。

関係者が明かす アカウント管理業務の舞台裏

 前出の井上氏は、大手芸能プロダクションの関係者から「アカウント管理の裏側」を聞いたという。

「タレントのスケジュール管理などの仕事をするマネジャーとSNS更新スタッフは別部隊で、一部外注もしています。直接タレントさんと絡んでいないスタッフが更新作業をするから、意思の統一に神経をとがらせていました。

 スタッフ同士も互いに多忙なので、チェックが行き届かず、投稿後に『彼女はこういう言い方をしない』などとクレームが入るのも珍しくない。一度アップした投稿を削除するとファンやマスコミから邪推されてしまう。アカウント管理はやりたくないという声は少なくありません」

 なりすましや誹謗中傷だけではなく、管理状況もスタッフのストレスに…。最近は、映画やドラマといった番宣目的かつ期間限定のアカウントのみに登場する俳優やタレントも増えているという。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


「僕じゃ駄目かな」あすなろ白書のキムタクを想起、優三渾身のプロポーズ
 寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせて欲しいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
事件はいつも「あの階段」で起こる! 岩ちゃん演じる花岡もう婚約
 晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
炎上芸人・粗品は松本人志にビビってない!キンプリへの暴言も計算済み?
 2018年にコンビとして『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、2019年にピン芸人として『R-1ぐ...
堺屋大地 2024-05-15 06:00 エンタメ
「握手」の演出に伏線?寅子と花岡は友情の証、優三のそれとは真逆だった
 寅子(伊藤沙莉)の1年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたの...
桧山珠美 2024-05-14 16:00 エンタメ
あぶ刑事ヒットならドラマ化も?柴田恭兵の“枯れた老人”は世を忍ぶ仮の姿
 先月までNHK-BSで放送していた「舟を編む~私、辞書つくります~」はなかなか素敵なドラマでした。  三浦しをん...
映画『広末涼子』(仮)の鳥羽氏は中盤キャラ?スキャンダル史まだ続く説
 昨年6月、人気シェフ・鳥羽周作氏とのダブル不倫が報じられ、無期限の謹慎処分を受けていた広末涼子。その後、夫だったキャン...
堺屋大地 2024-05-11 06:00 エンタメ
花岡(岩ちゃん)、寅子に匂わせプロポーズ!?でも黄色いバラの花言葉は…
 とうとう合格した寅子(伊藤沙莉)、先輩の久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)。そして寅子と合格者が3人も出たことで、廃...
桧山珠美 2024-05-10 15:30 エンタメ
生田斗真“無痛おねだり”大炎上の後始末 羊水発言は“謹慎4カ月”だったが…
 俳優の生田斗真(39)が大炎上している。生田はインスタグラムのストーリーズで、ファンから質問に回答する企画で「今日で妊...
優三のいい人キャラさく裂!予告でヒヤリとした梅子の断崖絶壁シーンも〇
 涼子(桜井ユキ)と香淑(ハ・ヨンス)の思いを背負って、寅子(伊藤沙莉)たちは再び高等試験に挑むが、今度は梅子(平岩紙)...
桧山珠美 2024-05-09 16:30 エンタメ
『虎に翼』脚本家、アニメ界でなぜ高評価?朝ドラ人気の要因は公平な目線
 NHK連続テレビ小説『虎に翼』が好評だ。主人公は日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルとした猪爪寅子。彼女が投げかける疑...
竹もとで勉強する寅子たちは今時のノマド?法律事務所の初仕事はお茶入れ
 昭和13年春、明律大学を卒業した寅子(伊藤沙莉)たち。寅子は雲野(塚地武雅)の法律事務所で働きながら高等試験合格を再び...
桧山珠美 2024-05-07 14:20 エンタメ
あさイチで光った令和の“料理男子”の新星、キスマイ横尾のライバル現る!?
 ゴールデンウィークといっても、どこかにお出掛けの予定になんの予定もなく、ただ漫然とテレビを見ていたら、神様から思わぬご...
直言ら16名全員無罪!憲法記念日に放送された寅子が語る「法」の解釈
 昭和11年12月。1年半に及んだ直言(岡部たかし)の「共亜事件」がいよいよ結審の日を迎えた。  寅子(伊藤沙莉)...
桧山珠美 2024-05-04 06:00 エンタメ
直言の判決いかに? 寅子の表情、優三腹くだり…テンポ絶妙な法廷シーン
 公判中に倒れた直言(岡部たかし)は、自分の無実を信じる寅子(伊藤沙莉)の気持ちに応え、取り調べで自白を強要されたことを...
桧山珠美 2024-05-02 17:13 エンタメ
『虎に翼』の週タイトルになぜ「?」はる記“主婦乃手帖”で一発逆転なるか
 直言(岡部たかし)は寝たきりでろくに食事も取ろうとしない。そんな様子をはる(石田ゆり子)は心配していた。  一方...
桧山珠美 2024-04-30 13:50 エンタメ
大谷結婚モロ被りの不穏も何のその!各世代イケメン網羅のキムタクドラマ
 木村拓哉(51)主演ドラマ「Believe-君にかける橋-」(木曜21時、テレビ朝日系)がスタートしました。待ちに待っ...