夫をスーパーに行かせるな
前情報として、夫は私より、10歳以上年上でさらに第三子。結婚した時は既に、姑はかなり高齢でした。
しかも、外で働いた経験がない古風な人物です。
もうこのデータだけで、やばい雰囲気がぷんぷんしますよね。
その予感通り、「女は男を立てるべし!」といった考えの女性でした。
まず、「息子を近所のスーパーに買い物に行かせないで! そんな恥ずかしい思いを私はさせたことがないから」と言われて面食らいました。
しかし、夫に確認したところ、「買い物なんて普通にする」と言います。
なんだ、はったりか…?
とまぁ、こんな昭和のような世界線を、日常として生きていました。
今となっては本当に信じられません。
姑の考え方を押し付けられるように…
姑と同居していた当時、私は営業職として仕事をしていました。
「男性だから」「女性だから」とあまり意識せずに、会社でも思ったことは意見していました。
ですので、「あなたはどう思う?」と聞かれれば、自分の意見を言うのが当然だと思っていたのですが…。
姑に何か意見を問われた際にも、自分の考えを話していると、やはり年齢も違いますし、育ってきた環境も異なるため、意見が合いません。
それは当然ですし、「そんな考え方もあるよね」とお互いを容認するのが多様性ですよね。
ですが、昭和の世代を生きた彼女には「多様性」は通じず、自分と考えの違う私に嫌悪感を抱いていたはずです。
自分と違う人間を認めることは敗北とでも思っているかのように、彼女の考え方を私に押し付けるようになってきました。
自分の意見を言うな
自分の意見を言っては否定される。そして姑の考えを聞かされてそれに賛同する。このループを繰り返してるうちに、私はほとほとに疲れてしまいました。
そこで、私がたどり着いたのは「自分の意見を言わない」でした。
はじめから、彼女の意にそぐわないであろう意見は言わないで、まず先に彼女の意見を聞いてみることにしました。
そして、うんうんと頷く。
これで面倒なトラブルを回避できます。
自分の心を殺して大丈夫なのか? と思われるかもしれませんが、姑との関係は同居している嫁にとっては非常にデリケートかつ、エネルギーを使う問題なのです。
姑に意見して、無駄なエネルギーを消費してもなんの生産性もないと気づいたのです。
自分が姑との関係がうまくいかなかったため、自分の子どもが家庭を持った暁には、適度な距離感を持って接したいと強く思う今日この頃です。
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