眼内コンタクトレンズ「ICL」装着で視力0.1→2.0!最も感動した景色は

コクハク編集部
更新日:2024-02-11 19:34
投稿日:2024-02-03 06:00

次の朝、起きた感想は?

 なんとなく目にゴロゴロした違和感は残るものの、痛みというほどではなく、「洗顔と洗髪ができない」以外は普段と変わらない朝。

 看護師さんに呼ばれて検査室で眼圧や視力を確認、担当医の診察を受けた後、帰宅準備をします。この時点ですでに視力は1.5になっていました。

 ICLを受けた翌朝は、感動と新しい世界が広がっているのかと思いましたが…。

 起床して目を開け、少し離れた場所にある壁掛け時計の秒針が読める(見える)ことに気づき、反射的に「コンタクトを着けたまま寝ちゃった?」と思ったのが最初の感想です。

 …なんとも地味ですが、長年メガネ&コンタクトが欠かせなかった自分にとって「よく見える世界」のイメージが「コンタクトを着けた状態」だったんだと思います。

 朝起きた瞬間の感動は小さかったものの、意外な場所で驚きがありました。それはお風呂!

 お風呂では基本的にはメガネなどは外しているので、いつもボヤボヤ~としか見えていなかったんです。

 そんな中で、いつも手探り(?)でシャンプーや洗顔料を手に取り、やはりよく見えないまま髪や顔を洗っていましたが、ICL後はお風呂の鏡にハッキリ、クッキリ自分が映ってる! そんな状況が新鮮で、つい自分の顔と体をまじまじと見つめてしまいました(笑)。

個人的には「やって良かった」

 ICL手術は自費診療の扱いなのでお値段はします。私は退院時に60万円ちょっと(入院代をのぞく)を払いました。

 ただ、60万円というと高く感じますが、もし毎日使い捨てのコンタクトレンズを使っている人なら、両眼でひと月あたり6000円ほどかかっているはずなので、それを10年使い続ければ72万円。

 長いスパンで考えると、人によってはICLのほうがお得だったりします。強度近視だとメガネを薄型レンズにしたりするので、何かとお金がかかりますしね。

 そんな費用のハードルなどはありますが、朝起きた瞬間から視界がクリアで、メガネやコンタクトを装着する“ワンステップ”が不要。ただそれだけのことですが、日々のストレスは確実に減ります。

 最初こそ長年のクセでつい、メガネをかけたつもりで顔を触ったりしていましたが、1カ月も経つとすっかり慣れるもの。今ではメガネなしで「見える世界」を満喫しています。

 事前に説明を受けていた通り、夜間の街灯の光が輪のように見えることはありますが、基本的に快適に過ごしています。なので、私個人は今のところ「やって良かった!」と思っています。

(※文中の効果は筆者の個人の感想です。治療をご検討の方はICLを実施する眼科さんにお尋ねください)

(編集M)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり癒し漫画/第66回「保護猫探偵ハッシー」
【連載第66回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
ホームパーティーの会費どうする?主催するメリット&お招き時のマナー
 気の合う仲間と自宅でゆっくり食事を楽しめるホームパーティー。コロナもひとまず落ち着き、ブーム復活の兆しです。  ホー...
中学受験のプロが推薦 御三家でも新御三家でもない将来安泰の「中堅校」
 今年の中学受験シーズンも真っ只中。首都圏では、1月10日に埼玉県、1月20日に千葉県、そして2月1日には東京都と神奈川...
アラフォー女性のリアルがここに! 元旦に誓った今年の目標
「一年の計は元旦にあり」とも言われるように、年のはじめに計画を立てることはとてもいいことです。でも、一年の目標に何を掲げ...
話し合い好きは平和主義?むしろ支配欲強め!一歩間違えるとモラハラに…
 話し合いで解決を図る人、みなさんはどんな印象がありますか? たぶん平和的とか、論理的なイメージが強いのではないでしょう...
美STの開運マスク付録ってなに?ドモホルンリンクルは一式試せて嬉しい
 今回ご紹介する雑誌付録は、「美ST」2024年3月 増刊号(松嶋菜々子表紙)の「開運&美肌見え! PITTA MASK...
なんて素敵な夫! ド近眼の妻にICLを提案した「永久保存版トーク」
 昨年の夏頃から計画して、お正月明けに眼内にレンズを挿入して視力を矯正するICLの手術を受けました。  小学生の頃から...
「正」の字に振り回されて…
 はいっ、新しい年が始まりました。みなさん、お正月は楽しく過ごせましたでしょうか。  お正月の「正」の字には、「あ...
YOUはどうしてバンザーイ?  全開“たまたま”にあれこれ妄想
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
季節の中へ向かう道で 黄色のまぶしさに目がくらんだ
 鮮やかな黄色がまぶしくて思わず目を細める。季節の色ってなんでこんなに力強いんだろう。  葉も実も花も落ちて枝だけ...
冬の園芸は難しい?花屋が教える「ご注意あそばせ」な4項目
 お花屋さんは1年中忙しいイメージがあるかもしれませんが、寒さこたえる1、2月は比較的まったりムード。慌ただしかった年末...
「財布落とした」→先週もだよね? サボり言い訳LINEはリスト化必須
 普段、一生懸命仕事をしていても、人間なら時には「サボりたいな」と感じる日もあるはず。  でも困るのが、サボるため...
生まれた性別で誰かが誰かに恋をした きっとそれだけのこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
スマホ中毒な娘にお手上げ!不要で必要な事情、鍵付き棚に入れたのに…!!
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
鍵シッポでつかんだ幸せを“たまたま”にたっぷり貯めこんで♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
誰かを待つのも悪くない 夜の片隅とそれぞれの大切な時間
 誰かを待つ時間、実はそんなに嫌いじゃない。街の片隅に留まるには周囲が納得する理由が必要だったりするから。  最近...