42歳バツ1独女、昔の男が連絡してきた。セフレでもいないよりマシかも?

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-02-10 06:00
投稿日:2024-02-10 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

42歳、バツイチ独身。昔の男から突然連絡が

 亜由美さん(仮名)は、現在42歳。30代の頃に一度結婚をしたものの3年ほどで離婚をし、それからはシングル生活を謳歌してきました。

 現在親しくしているシンイチさん(仮名)は1歳年下。

 友人の集まりを通じて知り合い、恋人のような関係が半年続いたあとに突然、連絡がつきにくくなってしまったそう。

 ところが、つい最近になって頻繁に連絡が来るようになって真意を図りかねていると話します。

よくわからない関係からフェードアウト

「シンイチさんとは付き合っていたのか、ただのセフレだったのか…。

 よくわからない関係が半年ほど続いて、何か大きな出来事があったわけじゃないのに、いきなり彼と連絡が取りにくくなったままになっていました。

 当時はまだコロナ禍が明けていなくて、都心の感染状況を見ながら慎重にデートをしていた頃だったから、ちゃんと付き合うのは難しいと私自身が思っていたんですよね。

 だから曖昧な関係だったけれど、まぁご時世的に仕方ないかなって感じで、なし崩し的な交際をしちゃったんですけど…」

 シンイチさんからLINEの返信があまりこなくなったのを機に「私から追いかけるほど好きだったわけでもないから、離れるときもそのまま曖昧にした」と、当時を振り返る亜由美さん。

体を許したら金を無心され

 もう二度と深入りすることはないだろうと思っていたのに、ここ1カ月でおよそ1年ぶりにシンイチさんから何事もなかったかのようにLINEが届き、SNSにも「いいね」やコメントを残していくようになったそうです。

「よりを戻したいのかなって思って、LINEに返信をしたんですよ。そうしたら、すぐに『会おう』って言われたので、私も暇だったし誘いに応じました。

 再会したその日に体を求められたので応じてしまい、それからすぐに『お金を貸してほしい』と連絡がくるようになりました」

 困惑した表情で、こう話す亜由美さん。

 気安くお金を貸すほど信頼関係がないことを理由に、今はまだシンイチさんにお金を渡していないそう。

 ですが、あまりにもしつこくお願いしてくるので「このまま知らん顔をするのも、かわいそうかな…」と悩んでいるとのこと。

優位な関係でセフレにできる?

「お金は貸したら返ってこないと思うから、“あげてもいい”と思える額しか渡す気はないですけどね。

 関係が深かった当時から、シンイチさんのことをすごく好きだったわけでもないし、今も別に好きって感情はありません。

 ただ…私を頼ってきているのに、むげにするのも悪いというか、私のポリシーに反するというか…。

 それに、今の私はシンイチさんと離れてから彼氏も作っていないので、たまに会って肉体関係が結べるなら、そのほうが私にとってもメリットがあるのかな? って思う部分もあるんです。

 シンイチさんの状況がよくわからないので、なんとも言えませんけど…。

 多少のお金を渡して、私のほうが優位な関係で彼とセフレみたいになれるなら、そのほうが生活は楽しくなるかな? っていう気もしていて、悩んでいるんです」

  ◇  ◇  ◇

 シンイチさんとは共通の友人を介して知り合ったとはいえ、すでにその友人とも疎遠になっている亜由美さんは、シンイチさんのことを誰かに相談することもできずにいるとのこと。

 そして恋愛感情はないけれど、自分に寄ってくる男性のことはむげにしたくないと強調します。

 では、シンイチさんは今、いったいどんな状況にいるのでしょうか。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


子なし女とプチ遠距離不倫に悩む男「いつまで待たされる?」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-11-26 06:00 ラブ
子作りの最後の機会でも…離婚→再婚を迷う女性の2つの悩み
「冷酷と激情のあいだvol.118〜女性編〜」では、不倫相手である菜摘さん(38歳・仮名)が「離婚する」と言いながら一向...
並木まき 2022-11-26 06:00 ラブ
浮気男がかます「言い訳あるある」大全 彼の口癖と比べてみて
 浮気している男性は、必死に隠そうとします。ただ「マニュアル本でもあるのか?」とつっこみたくなるくらい、ほとんどの男性が...
恋バナ調査隊 2022-11-26 06:00 ラブ
「パイパイほしいでちゅ」妻号泣!夫⇔不倫女のアウトなLINE
 世間を騒がす芸能人や著名人の不倫報道。いざ自分の身に降りかかったらあなたはどうしますか?  今回は信頼していた...
恋バナ調査隊 2022-12-10 21:46 ラブ
新海誠作品「言の葉の庭」は“年下男子に好かれるツボ”だらけ
 年上女性と年下男性を描いた映画はたくさんありますが、そのなかでも男性の人気が高いのは『言の葉の庭』。 『すずめの戸締...
内藤みか 2022-11-24 06:00 ラブ
何かの罠?元彼の結婚式に呼ばれた!出席の判断基準&注意点
 結婚式は、新郎新婦にとって純粋な愛を誓う神聖な儀式です。でも、世の中には稀に「元彼から結婚式の招待状が届いた」という人...
恋バナ調査隊 2022-11-24 06:00 ラブ
40代婚活もタイパ重視!「出会いがない職業」の男性を狙う
 婚活中の女性にとって、まだ相手のいない男性を見つけるのは至難の業ですよね。でも実は「男性の職業」に注目すると、女性との...
恋バナ調査隊 2022-11-23 06:00 ラブ
初対面で“恋愛対象落選”は嫌!男がチェックしている女の言動
「人は第一印象が9割」とよくいいますよね。  男性は初対面で恋愛的にアリかナシか判断する場合が多く、第一印象が良くない...
若林杏樹 2022-11-23 06:00 ラブ
「動物好きと動物嫌い」結婚か別れか、問題と解決策を総点検
 好きで結婚したい相手がいるけれど、「譲れない部分の価値観が違っている」と悩む人は多いですよね。中でも、自分が動物好き(...
恋バナ調査隊 2022-11-21 06:00 ラブ
夫から離婚したいと言われたら…絶対に避けるべき3つのこと
 突然夫から「離婚したい」と言われたら、誰だって驚きますよね。夫婦関係がうまくいっていない自覚があるのであればまだしも、...
恋バナ調査隊 2022-11-20 06:00 ラブ
私のキャリアより性欲優先? 同棲に疲弊した33歳女性の憂鬱
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-11-19 06:00 ラブ
同棲だからこそベッタリしたい!性生活を拒む彼女に不満な男
「冷酷と激情のあいだvol.117〜女性編〜」では、同棲開始と同時に夜の生活に積極的になった恋人・ソウイチさん(仮名・3...
並木まき 2022-12-03 11:04 ラブ
最低最悪彼氏実録エピ~人の財布からお金を抜いてパチンコ!?
 恋愛は、人の数ほどストーリーがあります。胸が熱くなるような純愛エピソードもあれば、時には信じられないくらいの最低最悪彼...
恋バナ調査隊 2022-11-19 06:00 ラブ
贅沢な悩み?「人が良すぎる彼氏」とのお付き合いってどうよ
 人が良すぎる彼氏。一見メリットだらけに感じる男性ですが、意外とそうとは限らないようです。  今回は、人が良すぎる...
恋バナ調査隊 2022-11-18 06:00 ラブ
「同じ出身地の人」と結婚!幸せ夫婦になりやすい5つの理由
 結婚相手に求める条件はいろいろありますが、「同じ出身地」を挙げる人は少ないかもしれませんね。でも実は、同じ出身地の人と...
恋バナ調査隊 2022-11-17 06:00 ラブ
高学歴男性と結婚するには?東大卒と結婚して感じたメリット
 高学歴の男性と結婚したいと考える女性は少なくありません。  必ずしも学歴が高いイコール高収入というわけではないのです...
内藤みか 2022-11-17 06:00 ラブ