親を嫌いになってもええやん? 40女が手放せた“無理と我慢”

コクハク編集部
更新日:2024-02-08 06:00
投稿日:2024-02-08 06:00

2.「親を嫌ってはいけない」やーめた

 年末年始の不調の原因はズバリ筆者の父。ここのところ、やけに頻繁に電話がかかってきたので、不穏な空気を感じてはいたけれども。久しぶりに来ましたよ。金の無心が。

 史上最大規模の親子喧嘩を経て、号泣の末に決意したのが「ほんまに縁を切ろう」でした。

 着信拒否とLINEをブロックし、翌日には再び縁切り神社へお参りに行きました。

 いただいたお札には「話し合いしなはれ」的な文言が書いてありましたが、ごめんなさい、もうできません。

嫌な気持ちは我慢しなくていい

 そもそも、他人に対してのネガティブな思いに、慌てて「今のなし」とフタをするタイプの小心者なんですよ。なので、父に対しても「育ててくれた親に対して、悪く思ってはいけない」とぐっと我慢をしていました。

 でもまあ、もういいかなと(笑)。

 耳を疑うような発言もあったし、父の本心も聞けたので、ここが潮時なのでしょう。「親を嫌ってはいけない」をやめると、少しだけすっきりしました。

 以来、ちょっとだけ自分の中の負の感情を許すようにしています。ちょっとだけね。

おわりに

 夏が来れば筆者はいよいよ47歳になります。

 ええ、もう立派な大人です。淑女です。いや、熟女か? いつまでも、不安や不満を力ずくで抑え込む…なんてやり方はスマートではないよね。

 体力や精神力だけで乗り越えるのも、もう限界。

 だいたい、この世代の女性陣は総じて頑張りすぎなんですよ! 仕事に家事に育児に介護に…。それでいて、「美しくあれ」とか「自立しろ」とか「個性を大事に」とかさー。あれこれうるさいうるさい(苦笑)。

 みなさんも、“無理&我慢”をちょっとだけ手放してみませんか? こんな時代ですもの、自分に優しくしてあげようよ♡

(編集K)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
いくつになっても、誰かに褒められるのはやっぱりうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...
出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...
水しぶきの向こうに見えた太陽 長く暑かった季節を偲んで
 次の季節に向かうとき、少し寂しくなるのはなぜだろう。  高3の夏の終わりに自分の手でプールのカギを閉めたときとは...
出産で疎遠に…結婚後に態度が変わる女友達の特徴&無理しない付き合い方
 学生時代に仲の良かった女友達も、結婚した途端に疎遠になってしまったというのはよくある話です。どうせなら、結婚しても長く...
発達障害グレーゾーンの長男が憎い…ある一言で私の何かがプツンと切れた
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
パーフェクト“たまたま”の精悍&クールな眼差しに痺れちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ゴールデンボンバーの「女々しくて」は言い得て妙だった!
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
LINEのない生活は無理!父の死、仕事の失敗、自分の病…心が救われた話
 仕事で大きなミスをして落ち込んだり、大事な人を失って悲しんだりと、気持ちが沈んでしまう瞬間がありますよね。そんなとき、...
他人の不幸は蜜の味でも不倫より「よろめき」のほうが風情があっていい
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
義母が若すぎるとこうなるのか!介護の心配もジョークで交わせるって素敵
 年下の男性と結婚した場合や、夫の母親が若くして出産している場合には、若すぎる義母が誕生するケースがあります。中には、義...
ほっこり読み切り漫画/第59回「ボクは君で、君はボク」
【連載第59回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「「しっ...
「たかが、ものもらい」じゃなかった 30代女、霰粒腫の手術をしました
 先日、眼科で右目のまつ毛の生え際にあった“しこり”の切除手術をしました。「たかが、ものもらい」と思っていたのですが、こ...