毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように……。
ローランドとメッシの2SHOTが話題に
『今回日本に来てくれて そして水商売出身の僕に偏見を持たずに フレンドリーに接してくれて 時間を作ってくれて本当にありがとう。』
こんな一文とともに、あのメッシとの2ショットをInstagramに投稿し話題を呼んだのは、「現代ホスト界の帝王」ことローランドです。
サッカー少年だったローランド様
中学生時代は柏レイソルのジュニアユースに所属し、名門・帝京高校のサッカー部ではレギュラーだったというサッカー漬けの日々を送っていた彼にとって、アルゼンチンサッカー界の神と呼ばれるメッシと肩を並べたら、“ご自慢うきうき投稿”をしたくなるのも無理はありません。
でも、ちょっと珍しいなと。
キャッチーかつ唯一無二なワードセンスで、ローランド語録、ローランドの名言などで人気を博したのは知られたとおりですが、彼らしい語録といえば、
《シャワー浴びる時はオーラから洗う》
《去る者追い越せ》
《売り上げって上がるものじゃなくて、上がっちゃうものだから》
などなど、自信に満ち溢れた俺様系の発言が有名。ところが、この投稿では、《水商売出身の僕に偏見を持たずに》と、自嘲しながらのらしくない感じ…。
【今回の女ことば】水商売
知った気になっているけれど、そもそも、水商売ってなんぞや?
図書館で手に取った『日本語の「語源」ものしり辞典』(大和出版)によると、
「バー、キャバレー、待合、料理屋、飲み屋などの商売。客のひいきによって成り立っているため、収入も不確かだし盛衰も激しい。そこから、まるで流水のように一定しない不安定な商売の意味でこの名が付いたとする説がある」
とのこと。女性にまつわる「女ことば」の観点でいえば、クラブやキャバクラで働くホステスは水商売だと形容されることがありますが、「客の人気次第で収入はあやふや」というのであれば、どの商売にも通じる気がしませんか。
銀行だって百貨店だって不動産会社だって出版社だって倒産する時代ですから。
そんなお先不安定な時代だからこそ、前向きで鼓舞してくれるローランド語録本が売れるのも納得なわけで。
そうそう、ローランド様の名言といえば、「俺の隣がインスタ映え」も忘れてはいけません。
(コクハク編集部校閲見習い・やす子)
ライフスタイル 新着一覧