つらい花粉症をマシにする香りは?調香師厳選、4つのフェロモンタイプ別

太田奈月 調香師・IFA国際アロマセラピスト
更新日:2024-03-05 06:00
投稿日:2024-03-05 06:00

つらい花粉症をやわらげるお助け香り術

 春が近づくこの時期は、花粉のアレルギー症状に悩まされる人も多いのでは? お出かけしたくても気分がのらず、フェロモンも女子力も下がりがちです。

 そこで今回は、フェロモン度別に【花粉症をやわらげるお助け香り術】を紹介。普段はあまり聞かないけれど、いざというときに役立つちょっとマニアックな香りを集めてみました。

 アロマの力を借りて、花粉シーズンを快適に乗り越えましょう。まずは、現在の貴女のフェロモン度を知るための「フェロモンジャッジ」からスタート!

「フェロモンジャッジ」ってなに?

 素敵な女性はいい香りがする――。

 そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけでなく、心身ともに活力がみなぎってオスたちを引き寄せる魅力がアップします。

「フェロモンジャッジ」では、調香師・太田奈月が貴女のフェロモン度数を診断。おすすめの香りとともに日々の癒しと元気のヒントをお届けします。


【3月前半】貴女のフェロモン度を判定!

     ↓   ↓   ↓   ↓

フェロモン度90%の貴女は…

官能と純粋さを合わせ持つ最強モテ「処女」

 フェロモン度数90%の貴女は意識のあるなしに関わらず、オスが思わずムラムラしてしまう、桃のような甘い匂いを全身から発しています。

 普段からまめにセルフケアができる処女は、早めの対策がおすすめ(できれば花粉シーズンの1カ月前からが理想!)。

 自律神経と免疫力につながるツボが集まる首まわりをほぐすとよいでしょう。また、肌が荒れるとメイクする気もなくなり、ますます女子力が低くなるので気をつけてくださいね。

【花粉症をやわらげるお助け香り術】
 肌荒れ、鼻づまりに…「マヌカ」

 マヌカは原産地のニュージーランドで「淀んだ沼地を浄化するパワーを持つ」と言われる救世主的な存在。独特の香りが苦手な人は、ラベンダーやカモミールローマンと合わせると使いやすくなります。

 ホホバオイル15mlにマヌカ、ラベンダー、カモミールローマンの精油を1滴ずつ加え、肌荒れが気になる部分に塗って軽くマッサージを。

 オイルが余ったら首にも塗って、やさしくほぐすと目の不調や疲れもとれやすくなります。

フェロモン度80%の貴女は…

大人の色気を持つ妖艶な「熟女」

 処女に次いでフェロモン度数の高い貴女は処女よりも大人の色香、ミステリアスな一面を持っています。

 もともと睡眠へのこだわりがある熟女は、お気に入りのナイトウェアやバスローブを着たままベッドの上でできるアロマがおすすめ。体調のカギとなる免疫細胞が作り出される胸のあたり(胸腺)を寝る前にケアしましょう。

 胸腺は愛情深さにも関係すると言われており、心地よい眠りとともに、素敵な王子様の夢をみさせてくれるかもしれません。

【花粉症をやわらげるお助け香り術】
 免疫力アップに…「タイムリナロール」

 タイムは胸腺のにおいがするとも言われ、免疫を強くする成分が含まれています。そのなかでも、タイムリナロールはやわらかい香りで寝る前にぴったり。

 ホホバオイルまたは無香料のジェル10mlにタイムリナロールとフランキンセンスの精油を1滴ずつ加え、よく混ぜてから胸腺のあたりにやさしく塗布しましょう。

 ベッドに寝転んで深呼吸しながら塗ってリラックスした後は、そのまま気持ちよく眠れるはず。

フェロモン度50%の貴女は…

同性が惚れるかっこいい「イケメン女子」

 周囲から「かっこいい」といわれることが多く、ずばり「できる女」。ストレスがたまり、お疲れモードになると、カッコよさが薄れ、「疲れている」感が外見にも出てしまうので要注意!

 いつも時間に追われている忙しいイケメン女子には、「ながらケア」ができるロールオンタイプのアロマがおすすめ。

 マニアックだけど万能なラヴィンサラをベースに、朝・昼・夜のメリハリをつけて3つのアロマで自律神経を整えましょう。ロールオンの容器を買ってきて手作りしても、市販のものを使ってもOKです。

【花粉症をやわらげるお助け香り術】

<朝>ラヴィンサラ×ユーカリラジアータ:鼻まわりや鼻筋の横に塗ると、すっきりして鼻づまりが改善します。メイクの上から軽く塗ってもOKなので通勤中にも◎。

<昼>ラヴィンサラ×薄荷(ハッカ):メントール強めの薄荷は、頭痛を抑えたり頭をすっきりさせたいとき、こめかみに塗りるとよいでしょう。眠気覚ましにおでこの生え際に塗るのもおすすめ。

<夜>ラヴィンサラ×ベルガモット:1日頑張った夜には、アールグレイの香り高いベルガモットでリラックスを。寝る前にこめかみに塗ると、睡眠中に疲れた心身を回復するサポートをしてくれます。

 それぞれロールオン容器にホホバオイル10ml、ラヴィンサラ1滴と朝(昼、夜)のアロマ1滴を加えて、お出かけポーチに入れておきましょう。

 こめかみや耳の後ろ、首などに塗っても気分がよくなるので試してみて!

フェロモン度30%の貴女は…

独自の世界観を放つ個性的な「無臭の女神」

 確固たる信念を持ち、我が道をいく貴女。周囲からは「変わっているね」と言われることが多いのでは?

 個性的で好きなオスにも染まらず、自分の都合を優先する生き方を好むようです。

 体調を崩すと気分が落ち込み、何もしたくなくなる無臭の女神には、マグカップを使った吸入方式のアロマケアがおすすめです。

 ズボラな人でも簡単にできて、吸入専用としてお気に入りのマグカップを用意しておけば習慣化しやすくなります。

 貴女は自分のペースを乱されることにストレスを感じるので、ゆっくり呼吸して心と体を整えるように意識してくださいね。

【花粉症をやわらげるお助け香り術】
 イライラ、のどの不調に…「ニアウリ」

 ニアウリは、1年を通して快適な気候のニューカレドニア島に生息する植物。心身がほっと緩むようなのんびりとした香りが、マイペースを貫きたい無臭の女神にぴったりです。

 マグカップにお湯をはり、ニアウリの精油を1~2滴たらしてデスクや寝室に置きましょう。すーっとして少し甘い不思議な香りが、イライラを鎮めて鼻やのどの不調をやさしくケアしてくれます。

  ◇  ◇  ◇

※アロマは症状の緩和やリラクゼーションを目的としたもので、花粉症の治療ではありません。

※精油の成分中には、皮膚刺激の強いものや光毒性をもつものもあります。敏感肌の方、妊娠中の方、基礎疾患・アレルギーのある方などは事前に安全性を確認し、使用するときは十分ご注意ください。

 貴女が放つフェロモンは日々、変化します。おすすめの香りを上手に取り入れ、良縁を手繰り寄せていきましょう!
 

太田奈月
記事一覧
調香師・IFA国際アロマセラピスト
 静岡県生まれ、茶農家の父、美容家の母を持ち、幼少期から香りと美に関する知見を深める。英国ケンブリッジにてホリスティックアロマテラピーを学び、アロマセラピストとして活動、様々な人種・国籍のクライアントのトリートメントを体験する。

2011年、「Natsuki Ohta JAPAN」香水ブランドを設立。「肌は嘘つかない」がコンセプトのフェロモンジャッジ🄬、天然アロマ香水 アロマパルファン🄬の創設者で、2000年開校の「アクトインターナショナルスクール」校長を務めるかたわら、調香師として企業とのコラボ企画やメディアに出演。あらゆる可能性を秘めたアロマテラピーの啓蒙活動を行う。

公式HPInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


【調香師が推す】夏疲れを絶つ!アルガンオイルで作る簡単アロマ化粧水。フェロモンタイプ別に解説
 夏の疲れが一気に出やすいこの時期は、いつもよりていねいなスキンケアで肌を労(いた)わってあげましょう。今回は、フローラ...
万年夏休みなんて羨ましい! 木登り中のやんちゃ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
我が子なのになぜ? 娘と気が合わない3つの理由と子育てが楽になる考え方
 人間同士には相性があり、親子だって相性が合わないこともあるでしょう。とくに、娘は母親と同性なので、余計に気になるのかも...
お地蔵さんのパワー
 街道の片隅で、どれだけの仏が力を合わせれば良い世の中になるのだろう。  日本全国津々浦々でも足りないの?
四字熟語「人三化七」読める? くれぐれも使い方にはご注意を
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「大谷翔平です」はアレンジOK!? 初対面から好印象を抱いたLINEの面白い挨拶3つ
 LINE交換をしてから最初に送る内容は、意外と大切かもしれません。だって、ただの挨拶よりも面白い挨拶を送れば好印象を抱...
自分の年齢を言いたくない時は「98歳になるよ!」もアリ。困った時のスマートなかわし方6選
 40代を超えると、年齢はあまり言いたくないものになりませんか?(苦笑)年齢を聞かれた時には、スマートなかわし方を身に付...
幹事は多めに払うべき? 同窓会で見たちょっと切ない「友情とお金」の話
 ずっと続く友情っていいものですよね。大人になっても昔の友だちと飲みにいけるなんて幸せなことだなと思います。だけどスナッ...
【ゼクシィ付録】結婚予定はないけど買ってみた!「アフタヌーンティー」ポーチの実力は?
 結婚の「け」の字すらない状況なのに、こんなことをしていいのでしょうか。付録目当てでゼクシィを購入してしまいました!(汗...
メルカリか永久引き出し奥か。女友達からのいらない誕生日プレゼント6選
「誕生日プレゼントってもらえるだけで嬉しい♡」と、どんなものにも感激していたかわいい時代は、遥か昔。アラサー・アラフォー...
男社会で出世する女性は何が違うの? 特徴&今すぐ身に付けたい3つの習慣
 女性の社会進出はかなり進んできましたが、まだまだ男社会で出世する女性になるのはたやすい話ではないでしょう。では、どのよ...
「鏡も見たくなかった」対人恐怖症の筋肉マッチョが自分を好きになるまで
 日本で唯一のコンテスト主催団体による“生涯現役で魅力ある存在を目指す”ミスターコンテスト「Mr. Phoenix(ミス...
出費額は100万円!? なぜ筋肉マッチョは「ミスターコンテスト」に挑むのか
 女性の外見や内面の美を競うミスコンテスト(以下、ミスコン)。ルッキズムの議論が広がる昨今、ミスコンの意義を問う議論が絶...
記憶鮮明な阪神・淡路大震災発生前夜の“異変”。冬眠モードのカメが突然大騒ぎして…
 8月8日16時42分ごろ、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生。その後、気象庁が初めて「南海トラフ地震臨時情報(...
“たまたま”チェックに余念のない茶トラ君♡ 写真集の表紙になれるかな?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「妊娠アウティング」経験者たちのエピソード 悲劇はどうすれば防げたのか
 皆さんは、「妊娠アウティング」という言葉を知っていますか? もしかしたら、実際に被害を受けたことがある人もいるかもしれ...