女性にだけ負担がかかる社会の仕組み
家事や育児についての男女の不平等さも、子育てに対する不安を増長させています。
男性の育児休暇制度の普及や家事分担の取り組みが進んでいるとはいえ、まだまだ一般的ではありません。
産休・育休を取得してもキャリアを途絶えさせないで、生き生きと働いている女性って近くにいますか?
私の知り合いにはいません。
みんな、何かを諦めています。
家事育児を親に完全に任せていて、子どもと過ごす時間が少ない女性。
もしくは、産休・育休を繰り返して昇進を諦めた女性。
これは女性に限った話ではなく、男性においても同じことが言えますよね。
何かを得たら、失ってしまうものもある。
人間が持てるものには、限りがあります。
しかし、女性は実際に出産をする側の性別ですので、産んだ後の選択肢が限られているのも事実です。
育児の負担が女性にかかりすぎている問題については、残念ながら数年で解決する問題ではありません。
政府や企業が、もう少し本気で取り組んで、予算を充ててくれると祈るしかないのが、もどかしいところです。
教育費はかけられる分だけで良い
子育てにはお金がかかると不安に思っている若者が多いようです。
確かに子育てにはお金がかかります。
しかし、SNSで流れてくる中学受験の話や、親なら子どもに高等な教育を受けさせるのが当たり前、のような話はあまり鵜呑みにしない方が良いです。
ごく一部の人たちの思想が、さも大勢の意見のように見えてしまうのは、SNSの弊害といえるでしょう。
子どもの教育費に使える金額なんて、各家庭それぞれです。
収入に見合った分しか使えないし、それでいいんです。
今はどんな情報もネットで手に入るわけですから、子どもが学びたいコンテンツはYouTubeで検索すればすぐに出てきますし、安価なサブスクの動画講座もあります。
私は地方に住んでいるから、のんきなことを言っているだけかもしれませんが。
なるようにしかならない
私の友人で、3人兄弟の家庭に育っていて、本人も3人の子どもを産んだ女性がいるのですが、忘れられない言葉があります。
彼女が3人目を妊娠した時に、「お金がかかる」「子ども部屋が1人に1部屋ない!」などいろいろな問題を不安に感じていました。
それを自分の母親に相談したところ、「なるようになる!」とひと言。笑うしかなかったそうです。
SNSでどんな情報でも手に入ってしまうが故に、まだ起こってもない未来に対して、必要以上に心配しすぎではないでしょうか。
子育て、いいもんですよ!
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