NHK朝ドラ「ブギウギ」~第22週「あ~しんど♪」#102
大野(木野花)が家政婦としてスズ子(趣里)の家に来て半年、愛子(小野美音)はニンジンを食べられずにスズ子を困らせていた。
スズ子が仕事に出ているとき、大野は愛子に、ニンジンのとっておきの食べ方を教える。
一方、スズ子はコロンコロンレコードでの打ち合わせの帰りに、大野を紹介してくれたお礼をしにりつ子(菊地凛子)のもとを訪ねる。
そこでスズ子は、大野とりつ子の過去の話を聞くことになる。
【本日のツボ】
スーパー家政婦・大野さんの秘密
※※以下、ネタバレあります※※
昭和25年(1950)春。大野さんがスズ子の家に来て半年が経ちました。大野さんのお味噌汁、ほんとうにおいしそう。
出かける時間が迫っていても、飲まずにはいられないおいしさなのでしょう。それにしても、いい子で黙々と朝ごはんを食べる2歳の愛子よりも、慌ててお味噌汁をかき込んで「アッチッチ」と騒がしいスズ子のほうがよっぽど手間がかかりそうです。
本当に大野さんにしつけて貰わなくてはいけないのは、スズ子だったりして。
愛子の「ニンジンいやや」問題も、大野さんが見事に解決。青森の郷土名物「がっぱらもち」を一緒に作って、おいしくいただきました。「うめ~ぞ、ホレ食うべし」と言われ、最初は抵抗していた愛子ですが、「お嬢さん、ニンジンを食うと美人さ、なりますよ~」という魔法の言葉に、おそるおそる手に取り、一口。
「おぃちぃ」。見事に陥落。大野さんも嬉しそうです。「お嬢さん、これは特別なおやつなんでマミーには内緒!」と2人だけの秘密感を出し、またまた愛子の心をギュッと掴むところもさすがです。
戦争で天涯孤独に
大野さんを紹介してくれたりつ子から、大野さんが戦争で息子も孫も亡くし、天涯孤独になったことを聞かされます。会話に重なるように、空襲で逃げまどうなかで、孫の手を放してしまった大野さんの映像が流れました。
そんな大野さんに元気になって欲しかったからスズ子に紹介した、とりつ子。スズ子のためだけではなく、大野さんのことも考えてのことでした。
戦争中も決してモンペをはかず、わが道を行くクールなりつ子ですが、実は誰よりも優しさ溢れる人だということがよくわかります。一方のスズ子はいつも自分のことで手一杯ですが、周りを明るくする天賦の才は誰にも負けません。
そんな話を聞いたあと、お買物に行くという大野さんに、「ワテも行きます。愛子も一緒に」とスズ子。「一緒に行きたいんだす」と。3人で仲良く手を繋いで出かけるシーンに、心が温かくなりました。
それにしても、大野さんの料理のおいしそうなこと。レシピ集、出していただければ買います!
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