アラフォー世代以上の婚活成功の近道は「ありのまま」より「ちょいモテ」

内藤みか 作家
更新日:2024-05-02 06:00
投稿日:2024-05-02 06:00
 アラフォー、アラフィフという年齢に達してから慌てて婚活をスタートさせる女性が少なくありません。
 しかし「ありのままの私をわかってくれる人がいい」とガンコに貫き、その結果なかなかご縁が生まれにくい状況に陥ることも。
 では成婚が早い人は何をしているのでしょうか。

婚活とは…突然思い立つもの

 アラフィフのK子さん(45)は、バリバリ仕事をしてきたキャリア女性。けれど老後のことを考え始める年齢になり、リタイア後に一緒に過ごせるパートナーが必要だと感じて、婚活を始めました。

 哲学科卒のK子さんの趣味は読書で、壁の本棚にはズラリと難解な本が並んでいるのだとか。K子さんは婚活アプリのプロフィールの趣味欄に「女らしい趣味はないし、料理も掃除も苦手。でもこれが私だから」と「哲学、読書」とだけ記載しました。

王子様は現れずガッカリして退会

 K子さんは「無理して自分を偽ってまで婚活したくない」という考えを貫き、「いつかは自然のままの私を気に入ってくれる男性が現れるはず」と信じて婚活を続けました。プロフィール写真も、普段着のジーンズのまま自室の本棚の前で撮影したものにしました。

 しかし、婚活サイトに登録したK子さんのナチュラルなプロフィールを見て交際を申し込む男性はいませんでした。読書好きな知的な男性がアプローチしてくれるだろうと楽しみにしていたK子さんはガッカリして、「この婚活アプリには私に合う男性がいない」と退会してしまったのです。

お金をかけ入念に準備して成功

 もうひとり、同年代のS江さん(43)の実例をご紹介します。彼女も老後に不安を感じ、婚活をスタートしました。

 しかしK子さんと大きく違うところは、婚活の準備にかなりお金をかけたということです。

 パーソナルスタイリストに頼んで婚活に使える好感度が高そうな服を何パターンか揃え、写真撮影前日にはエステや美容院にも行き、婚活専門のスタジオで何度も撮り直し、柔らかい笑顔の納得のいく1枚が完成しました。

画像アップ早々に交際申し込みが

 S江さんは普段は地味な女性ですが、白がアクセントになった紺地の服とパールのイヤリングで上品な雰囲気を演出し、より男性に気に入ってもらえるよう工夫をしてみました。家事は苦手だったので「料理は勉強中です」とだけ記しました。すると婚活サイトに画像をアップした当日に、早くも複数の男性から交際の申し込みが舞い込んだのです。

 何人かと会ってみたS江さんは、最も気が合うと感じた男性を選び、1年も経たないうちに結婚したのでした。S江さんは、「事前にできるだけキレイになっておいたおかげで、自分に自信を持って婚活ができたのもよかった」と振り返っています。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「遊ぶ女の子はいるけど…」パパ活沼に落ちた男が妻に心底隠したいこと
「冷酷と激情のあいだvol.154〜女性編〜」では、夫であるトシヒロさん(仮名)がパパ活や副業をしている事実を突き止めた...
並木まき 2023-08-05 06:00 ラブ
夫婦仲が凍っているからこそ嫌!夫のパパ活と資金源に疑念を抱く43歳妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-08-05 06:00 ラブ
“手紙は毛蟹”で丸1日頑張った!? 食いしん坊カップルのほっこりLINE3選
 仲の良いカップルは、2人の共通の楽しみを持っているケースが多いですよね! 同じ話題で盛り上がれるし、喜ぶポイントが似て...
恋バナ調査隊 2023-08-05 06:00 ラブ
近況にゾゾ、別れた自分ナイス! 結婚しなくてよかった元彼の裏の顔5選
“恋は盲目”といわれるように、相手に夢中になっているときは冷静な判断ができなくなりますよね。ただその状態で結婚すれば、...
恋バナ調査隊 2023-08-05 06:00 ラブ
道ならぬ恋「不倫」がうまくいく確率は? 成就or破局を決める分岐点4つ
 不倫をしている女性は、心の底では罪悪感を抱いていたり、うまくいく確率は少ないとわかっていながらもやめられなかったり、心...
恋バナ調査隊 2023-08-05 06:00 ラブ
SNSで見つけた女性限定「猥談オフ会」に初参加→「性」相談してきた
 性の悩みは、大人になっても尽きないもの。パートナーがいても、セックスレスだったり、昔はなかった性交痛に悩まされたり。逆...
ミクニシオリ 2023-08-04 06:00 ラブ
「職業は?年収は?」の質問攻め!娘の恋愛に干渉してくる親への対処法
「いつ結婚するの?」「今お付き合いしている彼はどんな人なの? 職業は? 年収は?」と恋愛に過干渉な親に困っている女性も少...
恋バナ調査隊 2023-08-04 06:00 ラブ
思えばストーカー予備軍かも? 粘着質な男の見抜き方と別れのコツ
 男性の中には粘着質な性格で、別れ方に気をつけないとストーカーに豹変しそうな人がいますよね……。気持ちは冷めているのに、...
恋バナ調査隊 2023-08-04 06:00 ラブ
都内よりも激安!? 旅先でイケメンの恋人を“レンタル調達”したR美さん談
 夏本番、海に山にとアクティブに出かける人も多いでしょう。そんななか、おひとりさまで旅をする人もいるかと思います。  ...
内藤みか 2023-08-03 06:00 ラブ
結婚後の浮気どこから? 男女別エピと傾向から学ぶ「アウトの境界線」
 結婚後、どこからが浮気なのかは、「手をつないだらアウト」「食事をしたらアウト」など、人によって実にさまざまな意見に別れ...
恋バナ調査隊 2023-08-03 06:00 ラブ
夏に不倫が増えるのなあぜなあぜ? 5つのエピソードから読み解く
 夏の青い空や、広い青い海を眺めていると、開放的な気分になりますよね。そのせいか「思い切り楽しんじゃえ〜!」と不倫する人...
恋バナ調査隊 2023-08-02 06:00 ラブ
結婚を決意させるには?彼は結婚したい気持ちに気付いてる説
 今のパートナーや、次に付き合う恋人と結婚したいと思ってる方に聞きたいのですが、男性って結婚の話になると逃げ足が早くない...
若林杏樹 2023-08-02 06:00 ラブ
「夫婦の秘密」はあっても良い? 実はみんな色々隠してる!
 皆さん、パートナーに打ち明けていない隠し事ってありますか?  私はめちゃめちゃあります(笑)。  そもそもこの...
豆木メイ 2023-08-01 08:56 ラブ
貴女の度数は? オスを引き寄せる「フェロモンジャッジ」に挑戦!
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-08-01 06:00 ラブ
「知り合いから始まる恋」を実らせたい!気になる彼と付き合う方法5つ
 密かに恋心を寄せる相手が、ただの知り合い程度の関係だった場合、どうアプローチしていいかわからず悩んでしまいますよね。友...
恋バナ調査隊 2023-07-31 06:00 ラブ
素直になれず損ばかり…「好き避け」する女性たちの実態&3つの対処法
 あなたは自分の中に芽生えた「好き」という感情に素直でいられますか? 中には、気持ちとは裏腹に好きな彼を避けてしまう……...
恋バナ調査隊 2023-07-30 06:00 ラブ