避妊具なんて要らない!内縁妻「感涙の初SEX」で芽ぐむ本妻への妬み #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-05-31 14:10
投稿日:2024-05-24 06:00

ベッド脇からコンドームを…

――千鶴さんを労わってれる彼の優しさ、嬉しいですね。続けてください。

「おっしゃる通りです。今まで『気持ちいい?』と聞く男性はいましたが、『痛くない?』と聞いてくれた男性は初めてで…。そんな言葉ひとつとっても、『彼は私を大切にしてくれる』と幸福な気持ちになりますよね。

 それで…我慢できなくなって、私のほうから挿入をねだってしまったんです。本来なら、クンニリングスやフェラチオを経てセックスに至るかもしれませんが、その時は早く彼とひとつになりたくて。

――正樹さん…好きよ。もう欲しいの。

 私は彼の指で貫かれながら、甘く囁きました。

――えっ…?

――早くひとつになりたい…。

 一瞬の沈黙のあと、

――わかったよ。千鶴の体のことも考えてこれを着けるから、安心して。

 彼はベッド脇からコンドームを取り出してきたんです。

 えっと思いました。おそらく、私がシャワーを浴びている時に用意したのだと思いますが、私は避妊具の装着を断りました。

『生理が終わったばかりの安全日』ということもありましたが、愛する彼のものに直接触れたかった。奥さまとの間には息子さんがいるのに、私とは避妊具をつけるなんて…。

 その時になって、初めて『避妊具なんて要らない』と、妙なライバル心も芽生えたんです。

彼とひとつになれた悦び

――今日は大丈夫な日だから、着けないで。

 私はコンドームを拒みました。もちろん、奥さまへの嫉妬心など微塵も見せずに。

――わかった。

 彼は承諾し、私を仰向けにして、正常位の体勢をとったんです。見つめ合いながら、胸は高鳴るばかりです。愛してやまない男性とひとつになる期待と高揚、そして、いくばくかの不安に包まれる幸せ。

(正樹さん…好き。どうしようもなく好き…)

 彼の勃起が私の女陰にあてがわれました。『あっ』と声を漏らした直後、彼が腰を送り込んできたんです。

 ズブッ、ズブ、ズブ…ッ!

 熱く雄々しいものが膣路を貫いてきました。甘美な圧迫感と摩擦が寄こされ、愛液に勢いづいたぺニスは、いとも簡単に私の最奥まで届いたんです。

――ンンンッ!

 挿入の衝撃に、私はあごを反らせました。でも胸奥を満たすのは、衝撃よりも彼とひとつになれた悦びです。

――嬉しい…私の中に、正樹さんがいっぱい。

 私が潤んだ目で彼を見つめると、彼も湿った息を吐きながら、見つめ返してきます。

――千鶴の中、すごく熱いよ…気持ちいい。

 正樹さんは粘膜をなじませるように腰を軽く揺すりました。彼の形どおりに収縮した膣肉が、一分の隙もなくペニスを包み込んで…やがて彼はゆっくりと腰を揺すってきたんです。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


脳みそがまさかの「性感帯」に…81歳によるわたしの破壊的H
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
マゾで無理やり願望がある私…憧れの3Pも本番でアクシデント
 そんなわけで幾人かの男性と逢瀬を重ね、出逢い系にも慣れてきた私。次なるチャレンジは……そう、3Pです。
「男性をHな映画に誘って発情させる作戦」が失敗する理由
 先日、とある20代のイケメンくんが私にグチってきました。年上の女性に映画に誘われました。それがかなり濃厚なシーンが多い...
内藤みか 2019-09-23 06:23 エロコク
チクニーに病みつき…乳首をい~い感じにくすぐる専用グッズ
 チクニーという語を聞いたことがありますか?  自分で乳首を刺激して気持ち良くなるプレーを指す語で、男性の間でかつ...
桃子 2019-11-12 04:45 エロコク
81歳のせいで超絶「セックス依存」になったわたしの日常とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
2人から同時に愛されたい…“複数プレイ”の楽しみ方と注意点
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-09-18 18:38 エロコク
普通の新卒OLも…副業に「高収入アルバイト」を選択する理由
「高収入アルバイト」を検索してみたことはありますか? 女性なら考えたことがある人も多いかもしれません。でも、やっぱり怖い...
伸びたアンテナが往復ビンタ…優しい刺激に甘やかされたい
 まず、この「ザロ ヒーロー」に付けられたキャッチフレーズを紹介します。「クリトリスを甘やかす」――。なんてすてきなの!...
桃子 2019-11-12 04:45 エロコク
操縦桿さえ…淫乱男を操縦するために必要なただひとつのこと
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
密着され撫でられ…際限のないセクハラに私の体調は悪化
 その女、「G」に出会ったとき、私は30代で、フリーランスの仕事をしていました。彼女は40代後半。私に仕事を依頼した会社...
男性の「賢者タイム」 女性が有効活用する方法を考えてみる
 カップルにとって避けては通ることができない問題――それが「賢者タイム」の存在です。  賢者タイムとは、男性がエッチの...
女性器リノベに投資する女たち#4…彼も私も満たされる膣改造
「膣の入り口をキュッと締めても、中のほうは締まっていない気がする」「セックスの時、彼はどう感じているのだろう?」「中イキ...
「48手ヨガ」女性ホルモンが増えてポカポカになるって本当?
 48手とはなにかご存知でしょうか。本来は相撲の決まり手の種類でしたが、江戸の頃からセックス時の体位バリエーションという...
内藤みか 2019-09-09 06:00 エロコク
連載史上最もハードな1本 挿入すると雷に打たれたような衝撃
 今回は、当連載が始まって以来、最もハードな1本を紹介します。「マイスティム ティックリング トルーマン」は黒々としたボ...
桃子 2019-11-12 04:44 エロコク
ひろしのネオ☆プロ彼女たちによる華麗なる世代交代とは?
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
その女と出張へ…ケイタイに登録されていた私の生理周期
 その女、「G」に出会ったとき、私は30代で、フリーランスの仕事をしていました。彼女は40代後半。私に仕事を依頼した会社...