仕事も細心の注意を払って
――続けてください。
その後も私は彼との愛を育みました。一番大事なのは、奥さまにバレないことですが、社員にもバレないよう細心の注意を払いましたね。
与えられた仕事をしっかりこなし、いつも礼儀正しく、感じよくふるまうこと。必要以上に正樹さんと接触しないこと。オフィスでは『社長』と呼ぶこと。
スマホの連絡先も変えましたし、SNSはすべて削除。略奪婚のためなら、どんなことでも我慢できました。彼も私を不安にさせないよう、マメに連絡をくれましたし、週に3回は中野の自宅を訪ねてくれて、甘い夜を過ごしたんです。
その日も順番にシャワーを浴びて、彼とベッドに入りました。
オクチでしてもいい?
――ねえ、正樹さん、今日はオクチでしてもいい?
私はフェラチオを迫りました。初めてのセックスがあまりにも早急だったので、別な一面も見せたくて…。
――えっ?
――正樹さんにも気持ちよくなってほしくて…。
――ありがとう。嬉しいな。
ベッドで仰向けになった彼に、私は横向きで股間に顔を近づけたんです。横向きのほうが乳房の膨らみやヒップのカーブも丸見えですものね。エロティックな演出を考えたんです。
――あん、もう勃ってる…。
彼をとことん焦らして
私はいきり立つペニスにふうっと息を吹きかけました。
――おお…。
ペニスがピクッと震えたのを確認し、握ったペニスに唇を密着させたんです。熱い肉棒の先端からは透明な汁がしたたっていて、すごくセクシー。
私が透明汁をチュッと吸い、舌を伸ばして亀頭からカリのくびれを舐め始めました。
――ああ、気持ちいいよ。
彼の手が私の頭を撫で、髪を梳いてきたんです。
フェラ顔を見せることも忘れません。彼の視線を十分意識して、亀頭からズブズブと頬張っていったんです。
――おお…。
普段ならすぐに舌を絡ませるのですが、その夜はさんざん焦らしました。握ったペニスに頬ずりしたり、尿道口めがけて唾液を垂らしたり、彼の顔を見つめながらカリのくびれに舌を這わせたり…とにかく時間をかけましたね。
すぐに手に入ったものって、ありがたみを感じないじゃないですか(笑)。快楽だって同じです。すぐに舌を絡めてジュブジュブ頭を打ち振るよりも、欲望をお預けにして、徐々に核心に迫っていったんです」
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