「うちに泊まる?」オタ友以上恋人未満の彼にそう言わせた。

mirae.(みれ) ライター
更新日:2024-10-08 11:43
投稿日:2024-07-01 06:00

彼は「うちに泊まる?」と言った

 周囲のオフ会メンバーたち続々とがカップルになっていく中で、自分もKくんと恋人同士になりたい! という思いが日に日に増していました。親しくしていた仲間たちも「早くKくんとくっつきなよ!」と煽ってきたり…。

 チャットで話している際も、お互いに好意があるような言動をしたりと、ネット上ではまるで付き合っているような雰囲気を漂わせることも。気持ちを確かめることも確かめられることもなく、それでも「Kくんと私は両思いなはず」と思い込んでいました。

 とはいえ、私は関東で彼は北の地方都市という遠距離。ネット上では毎日会えてもリアルで会うのは難しい。関東でオフ会があるたびに彼は上京をしていましたが、2人だけで会えないことにいつしか焦りはマックスに…。

 私は思い切って彼の地元に遊びに行くことにしたのです。

「そっちに行ったら遊んで欲しい」と仕かけたところ、彼は快諾。そしてこう言ったのです。

「泊まる場所をまだ見つけてないなら、うちに泊まれば?」

緊張しながら向かった北の地

 なんていうことでしょう! 彼の方から「うちに泊まりなよ」と提案をしてきたのです。彼は大学の近くのアパートでひとり暮らしをしていました。もちろん狭い1Kの部屋です。

「いいの?」
「もちろん!」

 彼は嬉しそうに答えました。いきなり好きな人の家に泊まることになり、「もしかしたら、あんなことやこんなことが起きるかもしれない」「一気に関係が進んじゃうかもしれない」「誘われたらどうしよう!」「下着はどうしたらいい?」「初めての時ってどうしたらいいの?」などの勝手な妄想がふくらんでいきます。

 新幹線の手配をするかたわら、かわいい下着を買ったり、パソコンでこっそりセックスについて調べたりと、“初体験の準備”も抜かりなく進めました。

 そして、「いよいよ初体験しちゃうかも…」という淡い期待と緊張に包まれ、新幹線に乗り込んだのですが、その期待を大きく裏切るようなできごとが待っていたのです。

 次回に続きます。

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


マウント夫は手のひらで躍らせて!自分に甘々ちゃん特徴5つと賢い対処法
 結婚すると、関係性が変わることがあります。夫の本来の性格が見えてきて、「こんな人だったなんて……」とガッカリしている人...
恋バナ調査隊 2023-05-27 06:00 ラブ
「ご自由に!笑」元カレと会ってもあっさり…別れが近いLINE3選で覚悟を
 サヨナラが近いカップルには、別れの前兆が見られるものです。今回は、女性たちが「ヤバい、別れが近い……」と悟ったLINE...
恋バナ調査隊 2023-05-27 06:00 ラブ
「コロナ禍に再婚した夫はさげちんだった」占いアプリに課金する女の後悔
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-05-27 06:00 ラブ
「さげちん?猫かぶりしてたくせに」子連れ妻とのコロナ婚を後悔する男
「冷酷と激情のあいだvol.144〜女性編〜」では、コロナ禍に結婚をした夫・エイジさん(仮名)との結婚は間違いだったので...
並木まき 2023-05-27 06:00 ラブ
ダメと分かっているのに…悪い男が好きな女性の特徴&5つの隠れた心理
 男性の好みは人によって異なりますが、不思議と悪い男ばかり好きになる女性がいます。周りから、「どうして?」と心配され、そ...
2023-05-26 06:00 ラブ
目が離せない!“不特定多数”とHしまくる映画3本で心に栄養を
 映画にはさまざまなベッドシーンがありますが、映画によっては、ひたすら色々な人とエッチをし続ける、全編ベッドシーンに近い...
内藤みか 2023-05-25 06:00 ラブ
「好きになりそう」って言葉、反則です…既婚なのにドキッとした瞬間4選
 結婚したら恋愛とは無縁になると思うでしょう。しかし、実際はそうとも限らないようです。  人妻になった女性も、夫以外に...
恋バナ調査隊 2023-05-25 06:00 ラブ
元カレから連絡きた…!本気で復縁したいならどう対応する?
 元カレから連絡が来るとドキッとしますよね。もしも、その人ともう一度付き合えたら……と思った経験はありませんか。 ...
若林杏樹 2023-05-24 06:00 ラブ
彼の妻に赤ちゃんが…経験者だから語れる不倫の“やめどき”
「彼はいつか離婚してくれるはず」「どうせ結ばれないなら、2番目の女としてそばにいたい」。そうした期待や感情を持つ不倫は、...
恋バナ調査隊 2023-05-23 06:00 ラブ
オスを引き寄せるフェロモンジャッジ!貴女の度数は?【5月後半】
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-05-23 06:00 ラブ
結婚したって男友達と2人きりの食事は「必要不可欠」だと思うワケ
 私は結婚していますが、男性と2人きりで食事に行くことがあります。  これを「異常だよ!」と思うのか、「まぁ、よく...
豆木メイ 2023-05-23 06:00 ラブ
「夫への誕生日プレゼント」ネタ切れを回避するアイデア6選
 長い間連れ添う間柄だと、喜ばれるプレゼントのアイデアが尽きますよね。ましてや、誕生日以外に結婚記念日、クリスマスプレゼ...
恋バナ調査隊 2023-05-22 06:00 ラブ
キュン死♡ 年下彼氏の“ギャップ萌え”エピ、年上男にはもう戻れません
 これまで年下男性に興味がなかった女性は必見! 今回は、大人女性が年下彼氏にギャップ萌えしたキュンエピソードをご紹介しま...
恋バナ調査隊 2023-05-22 06:00 ラブ
絶対落としたい男性に送る!ライバルと差がつく「いい女風LINE」3選
 素敵な出会いがあった後、恋愛関係まで発展させるためには「LINEを制する」ことが絶対不可欠な時代ですよね。もちろん、会...
恋バナ調査隊 2023-05-21 06:00 ラブ
離婚“未満”夫婦の一つの選択肢「家庭内別居」メリット&デメリット
 離婚率の高い日本ですが、実は離婚に至らないまでも「家庭内別居」をしている夫婦は意外と多いようです。お互いに気持ちが冷め...
恋バナ調査隊 2023-05-21 06:00 ラブ
文字の威力って凄っ!好きな人との恋バナLINEで脈アリor脈ナシの判断を
  あなたは好きな人と恋バナしていますか? まだしたことがないなら、ぜひ1度話を振ってみてください。  そのときの彼の...
2023-05-20 06:00 ラブ