名器整形など、下半身に特化した医院「ヴェアリークリニック」。前編では実際に受けた有名人のお話しや、手術の種類などについて伺いました。後編では「小陰唇縮小術」のメリット、そして先生が開院に思い至った意外すぎる理由などをお話しいただきます。
直腸がんの女性が手術を拒否。その理由は…
デリケートゾーン整形をカミングアウトした有名人で、忘れてはいけないのは格闘家で故・山本“KID”徳郁さんの元妻で実業家のMALIA.さん。
2023年にInstagramのストーリーズで、4人目の子供を出産後に「小陰唇縮小術」(17万円から)を受けたことを公表。MALIA.さんはその際「ちょっとしたプチ整形より簡単だと思う」と個人の感想を綴っています。
排尿時のトラブル解消にも
井上先生の医院で「小陰唇縮小術」を受けた有名人の方はいたのでしょうか?
「僕が把握していないだけかもしれませんが、この施術を受けた有名人の方は覚えがありません。『小陰唇縮小術』は経産婦の方だけでなく20代でまだ出産は未経験の方も受けられます。
俗にいうビラビラ部分の小陰唇の左右の長さを合わせたり、出産により伸びてしまった部分を機能として問題ない長さまで切り揃えます。
20代でこの施術を望まれる方は『彼氏に黒いと言われた』とか『長いと言われたことがコンプレックスだった』という方や、自転車に乗ると擦れて痛いとか、排尿の際に尿があちこちに飛ぶのが嫌だなどの理由の方がいらっしゃいます」
「医者に晒すなら死んだ方がマシ」
実はこの女性特有の小陰唇の色味や形状のコンプレックスこそが、序盤で大きな謎となっていた「東大医学部卒の超エリート外科医がなぜ下半身整形クリニックを開院したのか?」の答えに繋がるのです。
井上先生に「ヴェアリークリニック」開院のきっかけを聞くと、まだ大学病院で下半身の疾患を専門とする外科医だった時に遡ります。
「ある40代の女性患者さんから、ステージ1の直腸がんが見つかりました。内視鏡治療によるがん切除は難しいものの手術をすれば治せる確信があったので、提案をすると『手術は受けたくない』と言うのです。
時間をかけて話を伺ううち、手術を受けたくない理由がデリケートゾーンのコンプレックスにあることが分かりました。
自分のコンプレックスをたとえ医者であれ晒すくらいなら死んだ方がマシ…そう考えることに愕然としたのです」
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