声優・間島淳司氏が女性蔑視で“今回は”炎上 アニメ界セクハラ体質原因か

コクハク編集部
更新日:2024-06-25 06:00
投稿日:2024-06-25 06:00

「表現の自由」を盾に擁護される風潮

 どういうことか。

「女性キャラクターは現実に存在しないため、当然“女性本人”の意思は反映されません。すべては制作サイドの意向次第となるためか、実際にはセクハラにあたるようなものを企業が発信するケースが多々あります。

 例えば、2018年に開催された『ジャンプフェスタ2019』においては、女性キャラクターの等身大お尻が「楽しみ方はあなた次第」「優しくさわってね」という文言と一緒に展示され、痴漢を助長するのではないかと問題視されました。

 また、2024年4月には大手企業、コーエーテクモゲームスが発売するゲーム『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~』(販売はキューズQ)のフィギュアが問題に。16歳の女性キャラクターが、着替え中の下着姿を見られ頬を赤らめる姿が造形化されて、批判が起こったことも」(アニメライター/以下同)

 他にも、こういった女性キャラクターの性的な描写に絡む問題は何度も起こっている。その度に批判の声は上がるものの、ファンは「表現の自由」だとし、むしろ擁護する人も多いのだという。

「これまで間島さんの発言が容認されてきたのも、間島さんが危うい発言を繰り返してしまうのも、そういった業界の風潮に慣れてしまったせいなのかもしれません」

他、声優にも飛び火する可能性

 他にも「セクハラ発言」が売りとなっている男性声優は多い。

 2024年2月には声優・中村悠一(44)のセクハラ発言が「文春オンライン」によって報じられたが、《いつものこと》《ゲーム内の発言だから》と波風は立たなかった。しかし、今回の間島氏の騒動を受け、中村氏の言動に危機感を覚えているファンもいるようだ。

 この騒動を受け、間島氏は6月24日に該当のポストを削除。当日に投稿された謝罪文によると「同じことを繰り返さないよう反省に努める」ということだ。

 6月22日には声優の古谷徹(70)が降板を発表したばかり。これ以上の炎上騒動で仕事に影響をきたさないよう、きちんと意識をアップデートしてほしい。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


口をプーっ! 草彅剛演じる羽鳥の駄々っ子な表情に注目して
 トミ(小雪)から伝言があると、社長秘書室長の矢崎(三浦誠己)が、スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)のもとにやってくる。 ...
桧山珠美 2024-01-22 15:35 エンタメ
宮沢氷魚の文面にデキ婚とは言わせない圧…イケメン続々“獲られる”幕開け
「まさかやー」と思わず声をあげてしまいました。そうです。宮沢氷魚(29)と黒島結菜(26)の事実婚発表です。 「か...
元モー娘。加護亜依様の“セクシー女優匂わせ”が冗談に聞こえないワケ
 モーニング娘。黄金期の人気メンバーだったものの、現在はお騒がせタレント化してしまっている加護亜依。昨年も週刊誌やネット...
堺屋大地 2024-01-20 11:16 エンタメ
シン・スズ子誕生!タナケンに「面白いね」と言わしめたヒロインの魅力
 喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は...
桧山珠美 2024-01-19 14:45 エンタメ
タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ