「このメシ、なんでこんな味になるの?」結婚7年の集大成、モラハラ夫との離婚を急ぐ43歳妻

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-07-06 06:00
投稿日:2024-07-06 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

43歳、シングルマザーになる覚悟はできた

 佳奈さん(仮名)は、結婚7年目の43歳。夫である46歳のカズマさん(仮名)との間に、5歳の娘がいます。

 しかし佳奈さんいわく夫婦仲は「いい」とは言えない状態がずっと続いていて、シングルマザーとして娘を育てる覚悟が決まった今、夫の「モラハラ」を理由に離婚をしたいと考えているそうです。

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典型的なモラハラ夫にうんざり

「ウチは、典型的なモラハラ夫だと思います。

 夫は、気に入らないことや面白くないことがあると、私や娘を完全に無視。普段から言葉遣いもキツくて、私が落ち込むような言葉を平気な顔で吐くんです。

 たとえば『このメシ、君が作ったんだよね? なんでこんな味になるの? 調味料は何を使っているの?』とか『今日、掃除した? ホコリが廊下に溜まっていたのが、すごく気になるんだけど』とかって、細かいことをいちいち口に出して、しかもキツい言い回しで私に不満をぶつけてくるんですよね」

 結婚当初は、夫の言葉に傷つきながらも「一緒に住んだら、こんなもんなのかな」と諦める努力をしたと振り返る佳奈さん。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
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