霜降り明星・真の天才はせいや? 粗品の暴走をあえて止めない理由

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2024-07-11 06:00
投稿日:2024-07-11 06:00

『M-1』優勝後、お笑い第七世代ブーム牽引

 6月30日に結婚式を行い幸せ絶頂の霜降り明星・せいや。2018年に『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、お笑い第七世代ブームを牽引してきたが、ここのところ相方の粗品が暴言連発でヒンシュクを買っているが…。

「『残念プロフェッショナル』の流儀」最新回では、霜降り明星・せいやをフィーチャー。コラムニストでカウンセラーでもある堺屋大地さんは、彼についてどう分析しているのでしょうか。

  ◇  ◇  ◇

せいや(「霜降り明星」芸人、31歳)

粗品は“下”にいかず“上”にいってるだけ?

 せいや様の相方である粗品さんは、元・雨上がり決死隊の宮迫博之さんに、「先輩じゃないっすよ、アイツ、もう辞めてんから」、「先輩ちゃう、あんなもん!」などと噛み付いたことで騒動に発展。

 他にも粗品さんは、元SMAP・木村拓哉さんから挨拶を無視されたことを根に持ち、公証身長は盛っていて実際はもっと背が低いかのように揶揄してディスっていました。

 粗品さんが暴走気味になっているため、せいや様がきちんと注意してストッパーの役割を果たすべきだという世間の声もあるようですが、せいや様は今年3月にコンビのYouTubeチャンネルにて、粗品さんの暴言・毒舌に対して次のように語っていたのです。

【読まれています】炎上芸人・粗品は松本人志にビビってない!キンプリへの暴言も計算済み?

「(粗品は)“下”には悪く言わないんですよ」
「後輩に粗品が言うてるのは見たことない」
「“下”にいき出したらお笑いじゃなくなってしまうのよ」
「アイツ(粗品)は“上”にいってるだけなんで」
「デカい権力とかそういうのに対して噛み付いてお笑いにしてるだけなんで」
「“上”にいきましょうよ。粗品は“上”にいってるよ」
「粗品は筋通ってるから」

 このようにせいや様は、粗品さんの暴言や毒舌をやめるよう釘を刺すどころか、絶賛して推奨しているようなスタンス。コンビが強い絆で結ばれており、せいや様が相方をリスペクトしている気持ちも伝わってきます。が…!

せいやは“印象操作のプロフェッショナル”

 さて、ここからが本題。

 せいや様は“イメージコントロールのプロフェッショナル”だと思うのです。

 宮迫さんは芸人の先輩ですし、木村さんも業種は違えど芸能界の先輩ですので、たしかに粗品さんは“上”にいっているように見えます。

 けれど実は、粗品さんは昨年8月、2人体制として再出発したKing & Princeに対して、「今の状態のキンプリ誰が見るねん」「(2人の)名前も出てこないし」などとディスっていたのです。

 …あれあれ? キンプリは結成が2015年、CDデビューが2018年なので、芸歴十数年の粗品さんから見て芸能人としての後輩、つまり“下”のはず。筋が通っていません。

堺屋大地
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コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は「日刊SPA!」(扶桑社)、「smartFLASH」(光文社)にてコラムを連載中。そのほか「現代ビジネス」(講談社)、「文春オンライン」(文藝春秋)、「集英社オンライン」(集英社)、「女子SPA!」(扶桑社)などにもコラムを寄稿。LINE公式サービスにてチャット相談を受け付けており、恋愛カウンセラーとして年間1000件以上の相談を受けている。
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