国分太一“コンプライアンス違反疑惑”で日テレが情報開示を拒むワケ…背景にある「ジャニオタ暴走」の恐怖
日本テレビの対応に疑問を持つ人は、“ジャニオタの暴走”を忘れているのではないか。11月26日の記者会見で、元TOKIOの国分太一(51)が自身にかけられたコンプライアンス違反疑惑の問題について、「答え合わせがしたい」と日テレに繰り返し訴えた。だが、日テレは「何よりも関係者が自分の身元を特定され、“二次加害”がもたらされることに強い恐怖を感じております」と発表し、福田博之社長も定例会見で同じような旨を述べた。
テレビでは誰も口にしないが、「二次加害」をするのは国分のファンを含めた“ジャニオタ”と想定される。
「中居正広氏が女性問題で引退を発表すると、該当者と思われるアナウンサーに誹謗中傷が繰り返された。いわゆる“ジャニオタ”の中には、自分たちの楽しみを奪われた腹いせに、『被害者』を『加害者』にしてネット上でも吊し上げる人がいるんです。国分にハラスメントを受けた女性たちは、それを恐れている。だから、日テレは情報を開示しない。ジャニオタはすぐに“特定”し、誹謗中傷をする前歴がありますからね」(芸能記者=以下同)
■二宮和也の交際相手をブログ情報から特定して“攻撃”した過去も…
過去には嵐の二宮和也と付き合っている女性をブログの情報から特定し、攻撃的な言葉をネットに書き連ねる“事件”も起きている。
「もし国分の件で、被害者の情報が漏れれば、特定した揚げ句、中居氏のファンなど不満のたまっている人たちも加わって、総攻撃を始める可能性がある。彼女たちは自らの考え、主張を絶対に正しいと疑わず、間違った『正義感』を持って暴走する。本当にタチが悪い人も一部います」
以前からうすうす勘づかれていたが、SNSの普及により、“ジャニオタ”の怖さは一般社会にも知られるようになった。
「冷静に『太一が悪い』『中居くんには呆れた』と判断しているファンもたくさんいて、暴走する人たちを迷惑に感じている。ただ、“ジャニオタ”に同情する面もありますよ。特に2人のファンは世代的に、子供の頃から『いいお嫁さんになるんだよ』と言われ、進学や就職を『花嫁修業』の一環と捉える人もいた。ロジカルな思考方法に不慣れな人もいるのでしょう」(週刊誌記者=以下同)
女性の4年制大学への進学率は2018年に50.1%と初めて半分を超えた。だが、昭和の1975年は12.7%、平成初期の1990年は15.2%、95年は22.9%とまだ低かった。2000年になって、ようやく30%に届いた。
「中居氏のハラスメント被害者に誹謗中傷を繰り返す人たちは、感情の赴くままに振る舞う幼少期の生活を、大人になってからも引きずっているのかもしれない。自分に都合のいい部分だけをピックアップし、強引に自分の主張と結びつけると、どうしても矛盾が生じる。そこを突かれると、感情的にならざるを得ない場面も出てくるのでしょう。ジャニオタの暴走は、昭和・平成初期の日本社会の歪みの現れとも言えます」
今までファンに支えられてきた国分太一。その存在が「答え合わせ」を阻んでいるとすれば、何という因果なのだろうか。
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結婚してファンに心から祝福されるのは元TOKIOの城島茂くらいで、ほかの旧ジャニーズの所属タレントたちは恋愛や結婚の話が浮上するたいびに、相手も本人も何かしらに巻き込まれてきた。関連記事もあわせてご覧ください。
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