「妻とはマジで離婚」自分の親への非礼に我慢しバカにされ続けた41歳男

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-08-17 09:04
投稿日:2024-07-20 06:00
「冷酷と激情のあいだvol.204〜女性編〜」では、結婚12年目にして、レスを理由に夫から離婚を突きつけられた妻・絢音さん(41歳・仮名)の苦悩をお届けしました。
 では、絢音さんの夫であるシュンペイさん(41歳・仮名)は、なぜ急に離婚をしたいと言い出したのでしょうか…。そこには、妻である絢音さんの想像を超えた事情が隠されていました。

41歳、マジで離婚するつもり

「あ、僕、今回はマジです。マジで離婚をするつもりです。

 だから今日いろいろとホンネでお話しますけど、僕が話したことを、絢音に伝えてもらって構いませんから。

 正直、絢音と1対1で話すと、絢音が僕の話を遮ってくるから、ちゃんと話ができないんですよ。

 だから、第三者に入ってもらったほうが、僕がなんで離婚をしたいのか、ちゃんと整理して伝わりやすいんじゃないかなって気がしています」

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妻に屈するつもりはない

 冷静な口調で「すでに、離婚に向けての準備を着々と進めている」と強調するシュンペイさん。

 すでに妻に内緒で家を出る準備も終えたそうで、あとは別居の事実を重ねながら、妻に離婚の同意をしてもらうだけだと奇妙な自信を見せます。

「僕、この先どんなに揉めても、妻に屈するつもりはありません。

 もう12年も一緒にいて、妻の性格に耐えてきたから、もう解放してもらってもバチは当たらないと思うんですよ。

 レスも6年目で、今回僕は妻に対してレスを理由に離婚をしたいって伝えています。

 当然ながら、レスの事実だけじゃなくて経緯や、レスを解消できなかった事情も含めて、もうこれ以上は妻とは一緒にいたくないって結論を出しただけなんです」

 まったく感情的になることなく、シュンペイさんは、淡々と自分の思いを話し続けます。

 聞けば、レスのほかに離婚を決意した事情として、シュンペイさんの親と妻との関係性も強く影響していると言います。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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