『バチェロレッテ・ジャパン』S3“本当”の楽しみ方 偏差値高めな人の“頭で恋する恋愛学”が詰まっている!

内藤みか 作家
更新日:2024-07-18 06:00
投稿日:2024-07-18 06:00
 恋愛リアリティー番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3(Amazon Prime Video)が、今まで観たことがないような展開だと話題です。
 今回のバチェロレッテは東大卒の元官僚女性ということもあり、参加男性も高学歴な人が多めだからなのでしょうか。そもそも頭がいい人は、どんな恋愛をしがちなのでしょうか。

(※この記事はネタバレを含みます)

恋リアには“お約束シーン”が

「バチェラー」や「バチェロレッテ」などの恋愛リアリティー番組が増えていくにつれ、「お約束シーン」というものもできた気がします。たとえば花火や夜景は、番組が盛り上がるお決まりのシチュエーションと思われます。

 そして触れ合い。参加者たちは、お互いの気分が盛り上がってくると、手をつないだり、ハグをしたり、時にはキスをすることもあります。

 私たち視聴者はそれをテレビ画面越しにドキドキしながら、見守るのです。

【読まれています】「東大生の結婚観〜どんな女性と結婚するのか。最愛のパートナーを学内で見つけた 東大出身男性の結婚秘話」

高学歴はふれあいが苦手?

 しかし『バチェロレッテ・ジャパン』S3は、この触れ合いが極度に少なかったのです。東大卒のバチェロレッテはまだあまり親しくなっていない異性との接触は苦手らしく、男性が「アーン」と差し出すスプーンにも決して口を開きませんでした。

 これは異例の事態です。今までのバチェラーやバチェロレッテは、参加者が差し出すスプーンには素直に口を開けてきたはずです。

 それだけにしょっぱなから口を開けないヒロインは、「今回のシリーズはいつもとどこか違うぞ」という印象を視聴者に与えたと思います。

「頭のいい人の恋愛」とは

 バツイチである筆者の元ダンは、実は東大大学院卒です。そして筆者の息子も偏差値70以上の大学を出ています。なので、頭のいい人の恋愛パターンを身近で観察してきました。彼らはひとことでいえば、頭で恋愛するのです。

 彼らはとても慎重で、軽率な行動はしません。そのためボディータッチをされてもその気になったりはしないのです。

 今回のバチェロレッテがスプーンに口を開かなかったのは、触れ合いを重視していなかったからではないでしょうか。

賢い人の脈アリサインとは

 恋愛リアリティーがテレビ番組として人気なのは、それが絵になるからです。ハグやキスはもちろん、不安や嫉妬の表情、それから両想いになれた喜びの表情などがあらわになるから、こちらも見入ってしまうのです。勇気を出して好きな相手のそばに近づいてアピールする様子もしばしばドラマチックに映されていますよね。

 けれど高学歴系の人は、自分の感情を悟られまいと、上手に隠してしまいます。嫉妬の感情が湧いても(ここで自分が怒った顔をしたら雰囲気を壊してしまう)などと瞬時に脳内シミュレーションを行い、グッとそれをこらえてしまうのです。

 あまり感情を顔に出さないため、テレビ番組としての盛り上がりは足りなかったかも。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


ペットの問題じゃない?恋人との将来に疑問を持ち始めた男性
「冷酷と激情のあいだvol.119〜女性編〜」では、同棲の話が出ている恋人・タケオさん(44歳/仮名)とのペット問題が勃...
並木まき 2022-12-03 06:00 ラブ
「次はゴム装着」でクロ確定!浮気現場よりも証拠になり得るLINE3選
 夫の浮気で慰謝料を請求したい場合、浮気現場の写真があれば有力な浮気の証拠になりますよね。でも、探偵に頼むのは料金が高い...
恋バナ調査隊 2024-08-29 14:44 ラブ
論理的な男ってステキ♡でも彼氏にするなら絶対要注意のワケ
 合理的に行動できる人や、論理的に話せる人ってかっこいいですよね。私の経験上、こういう人は男性に多い気がします。  で...
おくげちゃん 2022-12-02 06:00 ラブ
“根こそぎ”食べるの勘弁して!「食べ尽くし系夫」賢い対処法
「食べ尽くし系夫」という言葉をご存知ですか? その名の通り、家の中の食べ物を全部食べてしまう夫のことです。家事に仕事に子...
恋バナ調査隊 2022-12-02 06:00 ラブ
“ひとり旅上手”こそ恋の好機 計画時からメリットしかない!
 旅行支援や激安チケットなどをきっかけに、観光地も賑わいを取り戻しつつあります。そんななか、ひとり旅をする女性も目につき...
内藤みか 2022-12-01 06:00 ラブ
“はずれ夫”を引いちまった!結婚を後悔させる男の賢い対処法
 結婚が決まったら、誰もが幸せな生活を想像するでしょう。しかし、実際の結婚生活は思った以上に難しいもの。一緒に生活したら...
恋バナ調査隊 2022-11-30 06:00 ラブ
これって束縛?彼氏が「女友達」と飲みに行くのは許せない!
 彼氏に対して束縛したくないし、めんどくさい女とも思われたくない……。  し、しかしですよ。 「女友達と飲みに行く」...
若林杏樹 2022-11-30 06:00 ラブ
クロ確定の証拠入手先は? ツメ甘男の浮気を見抜いたエピ3選
 あなたは「私の彼は絶対に浮気しない」と言い切れますか? もしかしたら彼は、うまく隠しているだけで、今まさに浮気中かもし...
恋バナ調査隊 2022-11-28 06:00 ラブ
子なし女とプチ遠距離不倫に悩む男「いつまで待たされる?」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-11-26 06:00 ラブ
子作りの最後の機会でも…離婚→再婚を迷う女性の2つの悩み
「冷酷と激情のあいだvol.118〜女性編〜」では、不倫相手である菜摘さん(38歳・仮名)が「離婚する」と言いながら一向...
並木まき 2022-11-26 06:00 ラブ
浮気男がかます「言い訳あるある」大全 彼の口癖と比べてみて
 浮気している男性は、必死に隠そうとします。ただ「マニュアル本でもあるのか?」とつっこみたくなるくらい、ほとんどの男性が...
恋バナ調査隊 2022-11-26 06:00 ラブ
「パイパイほしいでちゅ」妻号泣!夫⇔不倫女のアウトなLINE
 世間を騒がす芸能人や著名人の不倫報道。いざ自分の身に降りかかったらあなたはどうしますか?  今回は信頼していた...
恋バナ調査隊 2022-12-10 21:46 ラブ
新海誠作品「言の葉の庭」は“年下男子に好かれるツボ”だらけ
 年上女性と年下男性を描いた映画はたくさんありますが、そのなかでも男性の人気が高いのは『言の葉の庭』。 『すずめの戸締...
内藤みか 2022-11-24 06:00 ラブ
何かの罠?元彼の結婚式に呼ばれた!出席の判断基準&注意点
 結婚式は、新郎新婦にとって純粋な愛を誓う神聖な儀式です。でも、世の中には稀に「元彼から結婚式の招待状が届いた」という人...
恋バナ調査隊 2022-11-24 06:00 ラブ
40代婚活もタイパ重視!「出会いがない職業」の男性を狙う
 婚活中の女性にとって、まだ相手のいない男性を見つけるのは至難の業ですよね。でも実は「男性の職業」に注目すると、女性との...
恋バナ調査隊 2022-11-23 06:00 ラブ