香水の力で恋も名声も手に入れた女性
実際、香水の力で恋も名声も手に入れたとされる歴史上の人物がクレオパトラ。
古代エジプトではミイラを製造する時に必要な香料の研究が発達していた。ローマの英雄アントニウスを迎える時、クレオパラがムスクと呼ばれるジャコウジカからとった濃厚な香料を全身に焚きこめていた、というのは有名なエピソード。
――ムスクってなんともいえない魅惑的な香りですよね~。
そうそう、こうした逸話もあって性的興奮をうながす香りとして知られていて、昔よく雑誌に「異性をその気にさせる香水」と怪しげな広告が掲載されてたなぁ。
ところで、クレオパトラって「歴史に名を残す美女」になってるけど、実は「美女ではなかった」という説もある。
もしかしてルックスではなく、いい香りで当時の男性たちを虜にしていたのかもしれないよね。あとスゲー床上手、テクニシャンだったって説もあるし…。
――(呆れ気味に)うーん、それってどこまで本当の話なんですか?
(思ってもなかったツッコミに焦り、急に話をまとめ始める)香りが大事なのは歴史が証明してるってことで、皆さんDOなのYO!! 次回のオレの与太話もお楽しみに。
――自分で与太話って言っちゃいましたね(笑)。
(聞き手・箕浦恵理/コクハク編集部)
【童貞のつぶやき(おまけトーク)】
「世界一有名な香水」といえばシャネルのN°5(ナンバーファイブ)。1921年に発売されて以来、100年以上売れ続けるロングセラー商品で、N°5以前のすべての香水を流行遅れにしてしまったという画期的な香水なんだ。
それまでの香水といえば自然の花の香りとかがベースだったんだけど、N°5は80種以上のエッセンスを使った人工的な香りで、デザインも装飾を削ぎ落とした薬品の小瓶のような素っ気なさ。
N°5というネーミングとともにシンプルの極みで、当時は革命的に新しかったみたいよ。
そして、シャネルのコスメ界でのもうひとつの“偉業”は口紅をスティック型にしたことだ。今や口紅だけじゃなくてリップクリームや糊もあの形。普段意識せずに使ってるけど、やっぱり意外なところでつながっているんだ。
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