【調香師解説】夏バテ解消アロマでフェロモンも復活!睡眠、胃腸、イライラを鎮める香りは?

太田奈月 調香師・IFA国際アロマセラピスト
更新日:2024-08-06 06:00
投稿日:2024-08-06 06:00

【8月前半】貴女のフェロモン度を判定!

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フェロモン度90%の貴女は…

官能と純粋さを合わせ持つ最強モテ「処女」

 女性ホルモンは睡眠中につくられるため、処女にとって睡眠は命。寝る前のフットマッサージで睡眠力を高めて、常にフェロモン度のトップを走り続けましょう!

 足裏やかかと、指の裏側がカサカサしているのは、フェロモン枯渇のサイン。足の血流をよくして疲労や乾燥を防ぐことが、質の良い睡眠にもつながります。

 かわいいサンダルや浴衣の下駄など、素足で夏を楽しみたい人も多いはず。カレに幻滅されないように足裏は毎日ケアして、十分な睡眠でフェロモンをキープしてくださいね。

【フェロモンが復活する夏バテ解消アロマ術】
 睡眠力アップに…「ローズゼラニウム&サイプレス」

 甘い紅茶のようなローズゼラニウムと、すっきりした香りのサイプレスは、むくみ予防に効果抜群。女性ホルモンのバランスを整えるともいわれているので、寝る前のリラックス&リフレッシュタイムにおすすめです。

 無香料のジェル(またはホホバオイル)10mlにローズゼラニウムとサイプレスの精油を1滴ずつ(1%濃度)ブレンドし、半量ずつ片足に塗ってマッサージ。特に土踏まず、かかと、指の付け根は硬くなりやすいので丁寧にほぐしましょう。

 夏バテで弱りやすい胃腸は土踏まずをほぐすと効果的です。冷えて硬くなった部分の血流をアップさせると、寝苦しい夜もラクになるはず。

フェロモン度80%の貴女は…

大人の色気を持つ妖艶な「熟女」

 処女に次いでフェロモン度数の高い貴女は処女よりも大人の色香、ミステリアスな一面を持っています。

 パートナーとのスキンシップを大切にしている熟女ですが、夏のアウトドアデートは暑すぎるので涼しい場所で優雅に過ごしているでしょう。

 ただし、エアコンによる冷えで体調を崩したり、食欲不振になったりしないように気をつけて。

 特に食べ物を消化吸収する胃腸があるお腹まわりをケアして、夏バテに負けない美しさを手に入れましょう。優雅にふるまっていても、見えないところで地道な努力できるのが熟女の長所であり美の秘訣です。

【フェロモンが復活する夏バテ解消アロマ術】
 胃腸力アップに…「レモングラス&ジンジャー」

 レモングラスもジンジャーも土に隠れた根っこの部分が強い植物で、美と健康の土台にフォーカスしてくれる香り。華やかさはないですが、血流をよくして胃腸の調子を整える強い味方です。

 無香料のジェル(またはホホバオイル)10mlにレモングラスとジンジャーの精油を1滴ずつ(1%濃度)ブレンドし、みぞおちとおへそ周りに円を描くようにやさしく塗りこんでマッサージ。お酒をよく飲む方はお腹右側の肝臓の位置に、冷えやすい方や気分が落ち込みやすい方は背中側の腎臓の位置に塗りこむのもおすすめです。

 毎日のお風呂上がりに、リラックスしながら体を労わってあげましょう。

フェロモン度50%の貴女は…

同性が惚れるかっこいい「イケメン女子」

 周囲から「かっこいい」といわれることが多く、ずばり「できる女」。ストレスがたまり、お疲れモードになると、かっこよさが薄れ、「疲れている」感が外見にも出てしまうので要注意!

 仕事もプライベートも予定が多いイケメン女子は、いつもギリギリのスケジュールで動いているため脳内は常にマルチタスク状態。少しでも時間が空くと不安になってイライラしたり、限界を超えると逆にやる気ゼロのスランプ状態になってしまうことも…。

 頭がぼーっとして自己嫌悪に陥る前に、アロマケアで対策しておきましょう。仕事の前にやる気スイッチをオンにして、さらに夏バテ対策もできるフレグランススプレーがおすすめです。

 夏もアクティブに働く貴女のお守りとして、女子力高めのポーチに入れて持ち歩けば、いつでも元気とフェロモンをチャージできます!

【フェロモンが復活する夏バテ解消アロマ術】
 気力アップに…「バジル」

 バジルは古代の王様の王冠にも使われた植物で、大事な決断やアイデアを得るのを助けたといわれています。また、ひそかに女性ホルモンの調節作用があるともいわれ、やる気を出すだけではなく、影で女性性も支えてくれます。

 スプレー容器に無水エタノール5ml、精製水25ml、精油12滴(バジル3滴、ペパーミント3滴、ライム6滴※)をブレンドし、フレグランススプレーを作りましょう。

 やる気が出ないとき、全身を香りで包むようにスプレーしたり、目に入らないように注意して頭上から2~3プッシュすると、気分が明るくなってやる気が生まれます! 爽やかな香りなので、日傘の内側に吹きかけるのもおすすめです。


※ライムは、光毒性のない水蒸気蒸留法でとれたものがおすすめ

フェロモン度30%の貴女は…

独自の世界観を放つ個性的な「無臭の女神」

 確固たる信念をもち、我が道をいく貴女。周囲からは「変わっているね」と言われることが多いのでは? 個性的で好きなオスにも染まらず、自分の都合を優先する生き方を好むようです。

 外の厳しい暑さと室内の冷房との気温差で、夏は自律神経のバランスが崩れやすくなっています。いつもマイペースな無臭の女神も、交感神経と副交感神経のバトンリレーがうまくいかないと、ちょっとしたことでもイライラしてしまいがち。

 夏の暑さに振り回されずご機嫌に過ごせるように、手軽にリラックス&リフレッシュができるロールオンアロマを取り入れましょう。香りの力で冷静な心を取り戻し、規則正しい生活で自律神経を鍛えると自然とフェロモン度もアップします。


【フェロモンが復活する夏バテ解消アロマ術】
 イライラ鎮静力アップに…「ハッカ(薄荷)&ラベンダー」

 イライラした心の冷却作用があるハッカと、リラックス効果の高いラベンダーを合わせて、北海道・富良野のラベンダー畑にいるような香りで気分転換しましょう。

 ロールオン容器にホホバオイル10ml、ハッカと真正ラベンダーの精油を1滴ずつ(1%濃度)ブレンドします。仕事の休憩中に首の後ろに塗ったり、家ではお風呂上がりにオイルを手の平にとって、副交感神経が集まる仙骨(背骨の一番下、腰の中央あたりにある三角形の骨)あたりをマッサージして。

 夏の避暑地にいるようなリラックスした気持ちになり、体の疲れもとれてイライラがおさまります。

  ◇  ◇  ◇

 ※精油の成分中には、皮膚刺激の強いものや光毒性をもつものもあります。敏感肌の方、妊娠中の方、基礎疾患・アレルギーのある方などは事前に安全性を確認し、使用するときは十分ご注意ください。

太田奈月
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調香師・IFA国際アロマセラピスト
 静岡県生まれ、茶農家の父、美容家の母を持ち、幼少期から香りと美に関する知見を深める。英国ケンブリッジにてホリスティックアロマテラピーを学び、アロマセラピストとして活動、様々な人種・国籍のクライアントのトリートメントを体験する。

2011年、「Natsuki Ohta JAPAN」香水ブランドを設立。「肌は嘘つかない」がコンセプトのフェロモンジャッジ🄬、天然アロマ香水 アロマパルファン🄬の創設者で、2000年開校の「アクトインターナショナルスクール」校長を務めるかたわら、調香師として企業とのコラボ企画やメディアに出演。あらゆる可能性を秘めたアロマテラピーの啓蒙活動を行う。

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