48歳人生初のラブホへ。セラピストは「ここからタメ口で話してもいい?」と言った。

mirae.(みれ) ライター
更新日:2024-09-09 06:00
投稿日:2024-09-09 06:00

カウンセリングで聞かれたことは…

 カウンセリングでは、キスの有無や種類、粘膜接触はしてOKか、触っていい場所、逆にダメな場所などを細かく聞かれます。

「うちは粘膜接触はOKだけど、嫌なら言ってね」

 私はそれこそが目的なのでOKにしました。話が一通り終わると、

「一緒にお風呂に入る?」

 いきなりド直球の質問。「えええええ! お風呂を一緒に~~!?」と思ったものの、さすがになにもかも初めてで裸を見せるのは…。

「…だ、だいじょうぶです」

 うつむいて答えるのが精いっぱいでした。「OK!」とO氏は言うと、

「先に僕がシャワー浴びるね。mirae.さんがお風呂に入っている間に部屋の準備をするので、ゆっくり湯船で身体を温めて」と話し、シャワー室へ消えていきました。

 その間、初めてのラブホの部屋をあれやこれやと探検です。部屋のサイズの割に大きな画面のテレビでは、オンデマンドサービスのメニュー画面が。よく見てみると、AVが無料で見られるよう。“ならでは”の仕様に、《とうとうラブホに来たのだ》《私はこれから初めてエロいことをするのだ…》と実感が湧いてきます。

「お待たせ。お風呂にどうぞ。これを使って」

 テレビでAVでも見てみようかと思っていると、シャワーを終えて出てきたO氏から、歯磨き粉がついた歯ブラシとタオル、バスローブのような羽織るだけの薄い部屋着を渡されました。“歯磨き粉がついた歯ブラシ”という独特なおもてなしに、《これが風俗なのか》と思うのでした。

《これから一体どんなことをされるんだろう》

《本当に気持ちよくなれるのかしら?》

《私の身体を見て引かれたらどうしよう》

 準備してもらった温かい湯船に浸かりながら考えてしまいます。何よりも、“男性とふたりでラブホにエロいことをしにきた”という事実が、私をどんどん興奮させていくのでした。

「背中のマッサージをするからうつ伏せで寝て」

 お風呂から上がり、用意してくれた下着はつけずに裸のまま部屋着を着て部屋のドアを開けると、照明を落とし、間接照明だけのアダルトな雰囲気になっていました。

 さらに、おしゃれなジャズ系のBGMまでかかり、いい香りのアロマまで。素敵な空間づくりに感動していると、私と同じ部屋着を着たO氏は私の手を取って、ベッドへ誘導します。

「まずは背中のマッサージをするから、ここにうつ伏せで寝て」と優しく見つめてきます。性感マッサージでは、最初に通常のマッサージを行うのです。ゆっくりベッドにうつ伏せになると、

「始めるね」

 私は部屋着に手をかけられ、もうそれだけ股間が瞬く間にジュワっと…。まだ何も始まっていないのに!

 しかしそんな気持ちとは裏腹に、濡れていく自分のアソコの洪水を止めることはできませんでした。

 次回へつづく。

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


心の中で「ざまあ」と叫ばずにはいられない! 許してね、元夫のプチ災難
 離婚した元夫に対して、多少なりとも恨みが残っている女性は多いはず。離婚理由にもよりますが、元夫に「妻を泣かせた罰」が当...
恋バナ調査隊 2023-11-22 06:00 ラブ
男性はみんな若い女が好き? 芸能人の“年の差婚”で思うこと
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  先日、ハライチの岩井...
豆木メイ 2023-11-21 06:00 ラブ
超優良物件!“家事ができる男性=仕事もできる”の5つの根拠
「家事ができる男性は仕事もできる」なんて聞いたことはありませんか? 家事と仕事のデキは別物かと思いきや、実は通ずるものが...
恋バナ調査隊 2023-11-21 06:00 ラブ
11月後半 貴女の度数いくつ?オスを引き寄せるフェロモンジャッジに挑戦
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-11-21 06:00 ラブ
「昔からの友達を好きになった…」彼女に昇格できる?気になる男性の本音
 異性としてまったく意識していなかった男友達を好きになったら、あなたはどうしますか? 「今の関係が壊れてしまうかも……」...
恋バナ調査隊 2023-11-21 06:00 ラブ
あーじれったい!くっつけたい2人のキューピッドになる手順や成功のコツ
 どう考えてもお互いに好意があっていい感じなのに、なぜか一向に付き合わない男女がいると、もどかしくなりますよね。くっつけ...
恋バナ調査隊 2023-11-20 06:00 ラブ
「いっそ嫌いになれたら楽なのに…」好きと言えない関係に悩む女性たち
 好きな彼と特別な関係になれないとしても、相手に「好き」と伝えられる恋はまだマシかもしれません。世の中には、自分の気持ち...
恋バナ調査隊 2023-11-20 06:00 ラブ
社内不倫デートの誘いは第1~第3会議室の暗号で…ムフフ♡お誘いLINE
 好きな彼からくる夜のお誘いLINE。それまでの空気が一変して、ラブラブな甘いムードに包まれますよね。今回はそんなドキド...
恋バナ調査隊 2023-11-19 06:00 ラブ
「ダメ妻がご迷惑かけまくって…」自称・リーダー気質50代夫の結婚懺悔
「冷酷と激情のあいだvol.169〜女性編〜」では、モラハラが激しい11歳年上の夫に対して悩む妻・麻子さん(44歳・仮名...
並木まき 2023-11-18 06:00 ラブ
新婚早々モラハラ夫に豹変!悪者扱いされ、離婚も拒まれる44歳妻の孤独
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-11-18 06:00 ラブ
ハライチ岩井が19歳タレントと電撃婚 娘や姪が10代で結婚したがったら
 お笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気(37)が13日、18歳下のタレント・奥森皐月(19)との結婚を所属事務所を通じて発...
「女として見れない」発言にショック、引き下がる前に5つの改善策を
 好意を抱いている男性から「女として見れない」と言われたら、誰だってショックですよね。  好かれようと必死に努力してい...
恋バナ調査隊 2023-11-17 06:00 ラブ
“ささっと和食”が感動級だった!アラフォー女性を好きになった男性の告白
 アラフォーになって女性としての自信を失くしてしまっている人もいるのではないでしょうか? 「年齢的に私なんか需要ない...
恋バナ調査隊 2023-11-17 06:00 ラブ
今話題のセカンドパートナー 不倫とどこが違うの?
 ユーチューバーが発言したこともあり、近ごろ話題の「セカンドパートナー」。どういう関係なのか、不倫とは何が違うのかを調べ...
内藤みか 2023-11-16 06:00 ラブ
やっぱり「セフレから付き合う恋」ってなし?男性の本音と彼女昇格のコツ
 セフレの男性に恋をした時、「彼女になりたいけど、セフレから付き合うのは絶対に無理……」と感じてしまいますよね。でも、実...
恋バナ調査隊 2023-11-16 06:00 ラブ
時代遅れな夫「そこまで太ったらおばさん」って…ドン引きルッキズム発言
 ジェンダーレスや多種多様なありのままの生き方、姿が尊重される時代です。  にも関わらず、未だに古い時代の価値観を引き...
恋バナ調査隊 2023-11-16 06:00 ラブ