48歳人生初のラブホへ。セラピストは「ここからタメ口で話してもいい?」と言った。

mirae.(みれ) ライター
更新日:2025-02-24 09:55
投稿日:2024-09-09 06:00

カウンセリングで聞かれたことは…

 カウンセリングでは、キスの有無や種類、粘膜接触はしてOKか、触っていい場所、逆にダメな場所などを細かく聞かれます。

「うちは粘膜接触はOKだけど、嫌なら言ってね」

 私はそれこそが目的なのでOKにしました。話が一通り終わると、

「一緒にお風呂に入る?」

 いきなりド直球の質問。「えええええ! お風呂を一緒に~~!?」と思ったものの、さすがになにもかも初めてで裸を見せるのは…。

「…だ、だいじょうぶです」

 うつむいて答えるのが精いっぱいでした。「OK!」とO氏は言うと、

「先に僕がシャワー浴びるね。mirae.さんがお風呂に入っている間に部屋の準備をするので、ゆっくり湯船で身体を温めて」と話し、シャワー室へ消えていきました。

 その間、初めてのラブホの部屋をあれやこれやと探検です。部屋のサイズの割に大きな画面のテレビでは、オンデマンドサービスのメニュー画面が。よく見てみると、AVが無料で見られるよう。“ならでは”の仕様に、《とうとうラブホに来たのだ》《私はこれから初めてエロいことをするのだ…》と実感が湧いてきます。

「お待たせ。お風呂にどうぞ。これを使って」

 テレビでAVでも見てみようかと思っていると、シャワーを終えて出てきたO氏から、歯磨き粉がついた歯ブラシとタオル、バスローブのような羽織るだけの薄い部屋着を渡されました。“歯磨き粉がついた歯ブラシ”という独特なおもてなしに、《これが風俗なのか》と思うのでした。

《これから一体どんなことをされるんだろう》

《本当に気持ちよくなれるのかしら?》

《私の身体を見て引かれたらどうしよう》

 準備してもらった温かい湯船に浸かりながら考えてしまいます。何よりも、“男性とふたりでラブホにエロいことをしにきた”という事実が、私をどんどん興奮させていくのでした。

「背中のマッサージをするからうつ伏せで寝て」

 お風呂から上がり、用意してくれた下着はつけずに裸のまま部屋着を着て部屋のドアを開けると、照明を落とし、間接照明だけのアダルトな雰囲気になっていました。

 さらに、おしゃれなジャズ系のBGMまでかかり、いい香りのアロマまで。素敵な空間づくりに感動していると、私と同じ部屋着を着たO氏は私の手を取って、ベッドへ誘導します。

「まずは背中のマッサージをするから、ここにうつ伏せで寝て」と優しく見つめてきます。性感マッサージでは、最初に通常のマッサージを行うのです。ゆっくりベッドにうつ伏せになると、

「始めるね」

 私は部屋着に手をかけられ、もうそれだけ股間が瞬く間にジュワっと…。まだ何も始まっていないのに!

 しかしそんな気持ちとは裏腹に、濡れていく自分のアソコの洪水を止めることはできませんでした。

 次回へ続く。

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

ラブ 新着一覧


旦那LOVEが止まらない! 夫が好きすぎる妻の“暴走エピ”7選。トイレにもついて行く♡
 結婚後、夫への愛が増していく人はどれだけいるでしょうか? 今回は夫への愛が溢れすぎて、“好きすぎるあまりにしてしまう行...
恋バナ調査隊 2025-10-22 08:00 ラブ
「察して」じゃわからん! 妻に言いたい男の本音7選。お小遣い減額、母とバトル…夫からの切実なSOS
 今回、本音を語ってくれたのは、普段尻に敷かれている男性陣! 妻に逆らったり意見したりできない男性たちの“切実なお願い”...
恋バナ調査隊 2025-10-21 08:00 ラブ
妥協するんじゃなかった…! 後悔だらけの「結婚」失敗談。バツイチ女性の経験からの3つの助言
 結婚している女性を「羨ましい」「勝ち組」と思う人もいるでしょう。しかし、結婚相手に妥協し、後悔しながら生活している女性...
恋バナ調査隊 2025-10-20 08:00 ラブ
交際0日婚しちゃえ!→やっぱり無理でした。女たちが泣いた4つの失敗談。外見で選んだ私がバカだった
 交際ナシで結婚する0日婚って本当にうまくいくの…!? と疑問を感じる皆さん、お察しのように後悔するケースもあるようです...
恋バナ調査隊 2025-10-19 08:00 ラブ
「妊活代なんて出したくない」30代夫が“親に請求すべき”と主張するトンデモ理屈
「冷酷と激情のあいだvol.268〜女性編〜」では、5歳年下の夫が両家の親に“タカリ”をしているようで「幼稚」と感じてい...
並木まき 2025-10-18 11:45 ラブ
「偉そうな態度も不快です」老いた親に酒を“タカる”夫にゲンナリ。35歳姉さん女房の深い後悔
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-10-18 11:45 ラブ
「断るならバラすよ」マッチした男の“正体”に愕然。ときめきが地獄に変わった残酷な瞬間
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-10-17 11:45 ラブ
文系男子に一目惚れ♡→現実はだたのオタク!? 婚活女子が忘れらない“ドン引き”体験談3つ
 いまや恋活・婚活の主流となったマッチングアプリ。手軽に理想の相手と出会える一方で、合コンや友達の紹介などとの出会いとで...
恋バナ調査隊 2025-10-16 08:00 ラブ
「本当に好きなのか分からない」“別れ”を決める前のサイン、6つの判断基準を聞いてみた!
 長く交際していたり、ケンカが絶えなくなったりして、相手のことが好きかどうか分からなくなるときもあるはず。そんなときは別...
恋バナ調査隊 2025-10-15 08:00 ラブ
恋が終わる危険も!? 「とりあえずドライブデート」の落とし穴。沈黙、渋滞、迷子…帰りたくなった瞬間5つ
 会話を楽しみ、小旅行気分も味わえる「ドライブデート」。でも実は、ちょっとしたミスで失敗に繋がりやすいデートでもあるんで...
恋バナ調査隊 2025-10-14 08:00 ラブ
【漫画】「避妊しなくていいよ」女の悲しい言葉。一夜限りの男が返した“意外な一言”に救われた夜『できても、できなくても』#3
【『できても、できなくても』あらすじ】  「桃生翠さん…残念ですがあなたは不妊症です」――ブライダルチェックで発覚した...
「いいよ」連発は離婚のサイン? 夫婦関係が壊れる寸前の“危険ワード”6つ
 離婚を経験した男女に、離婚直前に飛び交っていたワードをうかがいました。ご夫婦の間で、これらのワードが口癖のようになって...
恋バナ調査隊 2025-10-13 08:00 ラブ
【漫画】「家には帰りたくない」クズ男との別れ…“魔王”と呼ばれるイケメンは何者?『できても、できなくても』#2
【『できても、できなくても』あらすじ】  「桃生翠さん…残念ですがあなたは不妊症です」――ブライダルチェックで発覚した...
「寄生虫としか思えない」47歳男性が“専業主婦 希望”を一蹴。更年期の妻を受け入れない複雑事情
「冷酷と激情のあいだvol.267〜女性編〜」では、仕事への活力が下がり、退職して専業主婦になりたい夏菜子さん(仮名)の...
並木まき 2025-10-11 11:45 ラブ
専業主婦になりたいのに…貯金ナシの44歳妻、夫が意地悪すぎると嘆き「結婚の“特権”ですよね?」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-10-11 11:45 ラブ
【漫画】「あなたは不妊症です」婚約者も仕事も失って…私は女として“失格”なの?『できても、できなくても』#1
【『できても、できなくても』あらすじ】  「桃生翠さん…残念ですがあなたは不妊症です」――ブライダルチェックで発覚した...