「子供は誰の子だ?」うたた寝の悲劇、妊娠中の不倫がまさかの夫バレ 35歳英会話講師の不倫欲 #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-10-11 09:59
投稿日:2024-10-11 06:00

これまでのあらすじ

 由奈さん(仮名・35歳フリーランス英会話講師/既婚・子供アリ)は、異業種交流会で出会った宗太郎さん(仮名・35歳不動産会社社長/既婚・子供なし)と不倫中だ。

 しかし、この不倫が「普通」と違うのは、由奈さんが妊娠中であるということ。

 5歳上の夫とは長きにわたりセックスレスだったが、宗太郎さんと不倫が始まって半年後、「2人目が欲しい」と妊活を提案してきた。

 悩んだ由奈さんだったが、娘には妹か弟を作ってあげたい気持ちもあり、夫の申し出を承諾。ほどなくして、妊娠に至った。

 一方、久しぶりに宗太郎さんに逢って妊娠の事実を告げると、彼の口から予想外の言葉が発せられた。

「おめでとう。僕たちの子供だね」

 目を潤ませて感激する彼に、由奈さんは真実を告げられず…。

 気になる続きの前に、第1話はコチラからお読みいただけます。

妊活を知ったらショックを受ける

 由奈さんは語る。

「宗太郎さんの想定外の反応に驚きました。完全に自分の子供を授かったと信じきってるんです。あまりの喜びように、私は夫婦で妊活していた事実は言えません…。

 だって、宗太郎さんは奥さんの浮気が原因で8年間も引きこもりになってしまった過去があります。やっと外出できるようになったタイミングで私と出会い、不倫関係になった。

 それに毎週のように逢瀬を重ねていましたから…ピュアな心を持った彼なら『夫との妊活』なんて、思いもしなかったでしょうし、知ったらショックを受けるでしょう?」

 しかし、由奈さん自身、大きな不安に駆られた。夫と妊活を始めてから妊娠に至ったものの、不倫相手の宗太郎さんとも避妊はしていなかった。

 もし、彼の子を妊娠したら…そう思ったものの、宗太郎さんも夫も血液型は同じA型だと気づいた。

【読まれています】「未亡人の患者と恋に落ちたんです」不倫歴1年、56歳眼科医の告白 #1

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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