「妍を競う」は女同士のマウントとは限らない

コクハク編集部
更新日:2024-10-20 06:00
投稿日:2024-10-20 06:00
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地名などをピックアップ。
 毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように…。

【今回の女ことば】妍を競う

『妍を競う』は、「女性の容姿の美しさ+争っている」の意味をもつ慣用句です。

 さて何て読む?

【こちらもどうぞ】「不倫」と「浮気」の違い、知ったかぶりしてませんか?

 正解は――。








【答え】けんをきそう

 正解は「けんをきそう」です。

「妍=けん」は優美であること、女性の容姿の美しさのこと。この慣用句は、多くの美人がその美しさを競い合っている様子を表しています。

 となれば、女性同士が「私の方が奇麗」「いえ、私の方が美人よ」などとやり合っている姿を想像してしまいましたが、広辞苑によると、女性とは限定せず「美しいこと。あでやかなこと」。花木がきれいに咲き誇る様子を表現する際にも使われます。

 女同士のマウントの取り合いではなく、もっと高尚な使い方がオススメです。

 出典元:「読んだら忘れない 大人の国語力辞典」(第1版)、「広辞苑」(第7版)

(日刊現代校閲/タダ美)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ゆで卵1個の超ずぼら調理法!電子ケトルの“モコモコ大惨事”から学ぶ
 日々の生活を楽にしてくれる「時短家事」。名もなき家事のパターン化、便利アイテムやサービスの利用など、その種類は多岐に渡...
2023-04-25 06:00 ライフスタイル
楽天1位・Apple Watch激似の2980円スマートウォッチは安っぽさゼロ!
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「生ごみの悩み」を解消する2つの便利グッズ 2023.4.25(火)
 調理中に出る生ごみ、どうしていますか? 昔ながらの三角コーナーを使っている人もいれば、最近は水切りができる紙袋などの便...
圧倒的存在感!! 初上陸の猫島でボス“たまたま”にごあいさつ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
寄り添って眺める景色の美しさ 2023.4.24(月)
「今年もまた春が来たね」と話しかけられる相手がいるって幸せだ。  それは、長く連れ添った相手でもいいけれど、 ...
人のせいにする人は育ちのせい? 上手に付き合う3つの方法
 人の性格や価値観は、それぞれ異なります。どんなタイプの人とも、上手に付き合えるのは理想的ですよね。しかし、何もかも人の...
「時間は無限」だと思っていた学生時代 2023.4.23(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
直前にドタキャンしたくなる人、どきり。「社交的陰キャ」あるある
 控えめな性格の人を指す「陰キャ」と、明るい性格の人を指す「陽キャ」という言葉はもうおなじみですよね。でも最近、「社交的...
耐震マットでヒールが楽になるか試してみた 2023.4.22(土)
 皆さんはハイヒールで歩くのが得意ですか? 筆者の場合、ハイヒールには若干の苦手意識を持っています。  最近SNSで、...
心配性な柴犬くん せつない瞳で何を想う 2023.4.21(金)
 ガラスの向こうの柴犬くん。  目線の先には、憧れのカワサキ・ニンジャ。 「思ったよりも大きいな……。うちの...
洋服の寿命って何年?冬物をクリーニングに出す前におさらい
 洋服が好き! ショッピングも大好き! そんな女性って多いですよね。買うのはいいけど捨てるタイミングがわからず、クローゼ...
心に響かないアドバイスが有益なチャンスに変わる神マインド
 みなさんは素直に聞けないアドバイスはないですか? 私はぶっちゃけいっぱいあります……。もったいないですよね。スッと入っ...
超絶カッコいい!木登り“たまたま”の完璧ポージングにキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場のコミュ障さんに悶々…上手に距離を縮める5つの接し方
 職場では様々なタイプの人が働いているため、気が合わない人がもいるのもよくあることでしょう。コミュ障(コミュニケーション...
45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断! 2023.4.20(木)
 新型コロナが流行する前、医師から「健康的な自前の歯」を維持するべく、ひとつの選択肢として歯科矯正を勧められたアラフォー...
行き詰まった時は「料理」をするといいよ 2023.4.19(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...