不倫相手の性癖はネトラレ。「他の男にも抱かせてみたい」と相談され… 32歳ホステスの悦び #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-03-03 19:14
投稿日:2024-10-25 06:00
 不倫相手との逢瀬は、女としての悦楽を存分に味わわせてくれる。背徳感や切なさは、時に婚外恋愛の醍醐味ともいえるかもしれない。

 だが、相手の性癖が意に沿わぬものだったら、あなたはどう考えるだろう。彼の嗜好を優先するか、自分の意志を貫くか――。

 今回、取材に応じてくれた真理子さん(仮名・32歳ホステス/独身)は、不倫相手の性癖に困惑しつつも「彼を優先した」側である。

45歳のイケオジ社長と不倫関係に

 真理子さんは語る。

「婚外恋愛の相手は亮平さん(仮名・45歳建築会社社長/妻子アリ)です。もともとはチーママのお客さまでしたが、チーママが病気で退店することとなり、以前から指名をもらっていた私が新しい担当になりました。

 彼の趣味はワインとゴルフ。細マッチョの体に洒落たスーツを粋に着こなすセレブなイケオジタイプ。本来ならお客さまと男女の関係になるのは『マクラ営業』と呼ばれて揶揄されるのですが、私は仕事抜きで好きになってしまったんです。

 チーママが辞めた背景もあって、不倫関係になりました。

 彼、いつも高級なホテルをリザーブしてくれて、食事はルームサービス。『家族は大事だけれど、仕事でも家庭でもない、自分を解放できる時間が必要なんだ。真理子との時間は僕にとってかけがえのないものだよ』と言ってくれたんです。

 男女関係になっても、定期的に来店して私の売上に貢献をしてくれますし、ありがたい存在です」

【こちらもどうぞ】千代田区民は“勝ち”だよね。通勤ラッシュを知らない自分は上流階級層の女

不倫相手の奇妙な申し出

 でも、付き合って3カ月あたりから亮平さんは妙なことを言い出すようになったという。

「行為後、彼は私を腕枕しながら囁くんです。『真理子のようないい女を他の男にも抱かせてみたい。僕はどれほど嫉妬に狂うだろう』って。最初は『冗談でしょう?』と笑いました」

 その時は亮平さんも笑っていたというが、徐々に風向きが変わってきた。真理子さんは続ける。

「逢うたびに言われるんです。『僕の愛する真理子を他の男に抱かせたい』『猛烈な嫉妬に狂ったあとで、真理子を抱きたい』『僕の願望が叶ったら、この先、僕はもっと真理子を愛せるはずだ』って…。

 正直、怖かったですね。でも、彼が『もし相手が、真理子のタイプの男ならどうだろう? 一度真剣に考えてくれないか?』と真顔で言ってきて…。恥ずかしいんですが、好きな男性像を思い描きました。

 亮平さんはセレブなイケオジタイプですが、一方で、カッコいい年下男性も好みです。例えば流行りのボーイズグループアイドルのような、若くて爽やかなイケメン男性。そんな人になら抱かれてもいいかなって…(笑)」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


貴女の度数は? オスを引き寄せる「フェロモンジャッジ」に挑戦!
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-09-05 06:00 ラブ
生理前後にムラムラするの、私だけ? 女性の性欲が強くなるメカニズムとは
「生理前になるとなんだかムラムラする」「生理後はセックスしたくてたまらなくなる」など、生理前後で性欲が強くなる女性は多い...
恋バナ調査隊 2023-09-05 06:00 ラブ
セルフプレジャーはむなしい行為なの? 固定概念を変える方法を伝授
 SNSでセルフプレジャーについて発信を行っているので、女性からDMをもらう時もあります。  そこで気になったのが...
豆木メイ 2023-09-05 06:00 ラブ
ティッシュペーパーの地元相場をあえて聞く!「既婚男性の見抜き方」5つ
 付き合っている彼氏の様子がなんだかおかしい……。そう感じることはありませんか? 女の勘が働くと、理由がなくても違和感を...
恋バナ調査隊 2023-09-04 06:00 ラブ
私が結婚したのは「貝」なのか? 夫との会話レス対処法3つ
 夫婦に関する悩みの中でも、特に最近増えているのが、夫婦の会話がないというお悩み。離婚原因にもつながりかねないので、なん...
恋バナ調査隊 2023-09-04 06:00 ラブ
耐えられる境界線は?「毒舌な彼氏」に悩む女性たちと“吐く”人の心理
 好きな彼氏から言われる一言には、大きく気持ちが揺さぶられるでしょう。ただその一言は、必ずしも嬉しい言葉とは限りませんよ...
恋バナ調査隊 2023-09-03 06:00 ラブ
恋多きハンター「肉食女子」は結婚後どうなる? 4つのパターンを考察
 狙った獲物(男)は逃さない、恋愛テクニシャンの肉食女子。独身時代にあらゆる男をかっさらっていた肉食女子って、パートナー...
私が不倫を許したと思った? 制裁離婚の好機を3年待った45歳女性の執念
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-02 06:00 ラブ
妻よ、許してくれてありがとう!3年越しのレス解禁を望む不倫夫の大甘思考
「冷酷と激情のあいだvol.158〜女性編〜」では、コロナ禍に入る直前に夫・ユウスケさん(43歳・仮名)の浮気が発覚し、...
並木まき 2023-09-02 06:00 ラブ
“俺から誘うね”LINEは鵜呑みNG!その気がない女性に送る男の社交辞令
 気になる男性からのLINEには、一喜一憂しますよね。「これはイケる!」と可能性を感じたら、一気に距離を縮めたくなるでし...
恋バナ調査隊 2023-09-02 06:00 ラブ
40代女性の「デートの割り勘」問題は何が正解?男性の意外な本音もアリ
 20代、30代の時は男性とのデート食事で奢られるのが当たり前だった女性も、40代になると「あれ? これって割り勘にすべ...
恋バナ調査隊 2023-09-02 06:00 ラブ
コロナで途切れたのに…女性から望む「復活不倫」が密やかに増え始めた
 コロナが5類に移行してから、少しずつ復活の兆しを見せはじめている関係があります。それは、不倫。コロナ以前の不倫関係が再...
内藤みか 2023-08-31 06:00 ラブ
40代ほぼ童貞彼氏ってアリかも? メリット3つと幸せなお付き合いの心得
 恋愛経験の少ない男性の中には、40代でほぼ童貞の人もいます。童貞の彼氏は、恋愛経験が豊富な男性と比べて物足りないところ...
恋バナ調査隊 2023-08-31 06:00 ラブ
恋愛がうまくいかない本当の理由とたった3分でできる解決法
「出会いの場に行っても、誰も私に興味を持ってくれない」 「関係がまだ浅い人とのデートが緊張してうまくいかない」 「な...
若林杏樹 2023-08-30 06:00 ラブ
彼の脳内で一体なにが? 一度じゃない、いっぱいキスする男性の心理5選
 好きな彼にいっぱいキスされたら嬉しいですよね。でもあまりに多いと「どうしたの?」「なにかあるのかな……」と、違和感を覚...
恋バナ調査隊 2023-08-30 06:00 ラブ
ビール買うの、彼氏は毎日コンビニ、私はネット…ツボが合わないけど!
 彼氏と一緒にいて「あれ? ちょっとツボが合わないな」と気になる時ってありますよね。わざわざ伝えるほどでもないささいなツ...
恋バナ調査隊 2023-08-29 06:00 ラブ