介護に遺産…しんどい大人の悩み、相談に「ちょうどいい」相手の見つけ方

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2024-10-25 06:00
投稿日:2024-10-25 06:00

大人の悩み、どうしてる?

 大人こそ行きつけのスナックを見つけて欲しいと言いまくってきた私ですが、このあいだその気持ちに拍車をかける出来事がありました。

 大人には、人に相談しにくい悩みがたくさん出てくるもの。ぜひスナックで、いろんな大人と話をしてみて欲しいです。

  ◇  ◇  ◇

【神回の四コマ漫画】え、これだけで? 爆速で人と仲良くなれる「超簡単」なテクニック

しんどい悩みは「赤の他人」にこそ話せる

 スナックという空間にいると、胸につかえていたことをポロッと話してしまう場合が多々あります。なかでも珍しくないのは、家族の話。もちろん「うちはみんな仲良しです☆」なんて話じゃないですよ。

 遺産とか介護とか納骨とか。大人が家族のことをポツリポツリと話す時は、9割しんどい話になっちゃうもんです。で、そういうのって、赤の他人にだからこそ話せたりする。

「俺の人生は東京に来た時から始まった!」と話す、いつも陽気できっぷのいい十年来のお客さんがいます。私も上京してから人生始まった感覚があったので、今ではもう親戚のようなお付き合いです。

 そんな楽しいお客さんがある時、「田舎の兄弟がちょっとしんどい」と話してくれました。

 いつも明るくサッパリしていて、自分のラッキーさに感謝してばかりの人ですよ。きっと家族との関係もものすごく良好なんだと思い込んでいたからビックリ。

距離が近すぎない「ちょうどいい」理解者

 でもその直後、「実は私も…」と言葉が自然と出てきたんです。次から次へと色々な話をして、本当に役に立つアドバイスをもらいました。

 スナックでは距離の近すぎない、仕事上のしがらみのない理解者とたくさん知り合えます。

 悩める大人こそ、行きつけのスナックを持っておいたほうがいい。ほど良い距離で共感してくれる大人が周りにいる人は強いです。

 みなさんもぜひ、都合良くスナックを利用してみてください。そして今しんどい人、どうか、ご無理だけはしないでね。

【登場人物紹介】

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。おっとりした見た目なのに毒舌。3人の子持ち。

ママ:どろんぱのママ。空気が読めて、お金を心から愛する、自信と野心に溢れるオンナ。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


#3「バカにされてる?」元彼のイヤミがつらい。女が椎名林檎を歌う理由
【#1、#2のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな...
#2「普通の女」に負けた美人は怨念まみれのSNSがバズり快感を覚える
【#1のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな彼女の...
「鉛筆なめなめ」「セクハラはやめて」悲しきおじさんビジネス用語3選
 会社に勤めている人なら、50代以上のおじさんたちが「おじさんビジネス用語」を使っているのを聞いたことがあるかもしれませ...
経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。  だけど昔の経験に...
あなたにとっての「過去」はいつ? 過去を閉じ込めた空間で
 過去という言葉の意味が広すぎて、思い浮かべるイメージがまったく違うと気づいた。  ある人は自分が小さかった頃を、...
奢り奢られ問題…リュウジ氏にもう港区くるなよ?の反論、私達が学ぶこと
 ネットを大いに騒がせた「奢り奢られ問題」。料理研究家のリュウジ氏のSNS投稿が火種となり、多くの意見が寄せられました。...
15キロ太ったからつまんないの? “サイズ44”に教えられた自分の本音
 2度の出産と加齢と腰のヘルニアを経て、5年をかけて15キロ太りました。実はそれについては人が思うほどは気にしていない…...
5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「出世したくない人」激増のナゼ 共通する特徴と4つの理由に妙に納得…
 令和の今、社会人の中でも「出世したくない」と考える人が非常に増えているようです。少し前まではどうにかして出世してやろう...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...
26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
いくつになっても、誰かに褒められるのはやっぱりうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...
水しぶきの向こうに見えた太陽 長く暑かった季節を偲んで
 次の季節に向かうとき、少し寂しくなるのはなぜだろう。  高3の夏の終わりに自分の手でプールのカギを閉めたときとは...
パーフェクト“たまたま”の精悍&クールな眼差しに痺れちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...