松本人志「文春裁判」電撃取り下げも待つのはイバラの道…“白旗復帰”画策にも視聴者・スポンサー・制作側から総スカン

更新日:2024-11-12 17:03
投稿日:2024-11-12 17:00

 今月8日、「ダウンタウン」の松本人志(61)が週刊文春との裁判において、突如、訴訟を取り下げたことが大騒動になっている。松本は昨年末、性加害を受けたと女性が主張する記事を掲載した週刊文春に対し「記事は事実無根」であるとして発行元の文藝春秋に、5億5000万円の損害賠償と訂正記事の掲載を求め裁判を起こしていた。

「裁判を起こした時の松本の鼻息はとにかく荒かった。だが時が経つにつれ、このままでは旗色が悪いことに気付いたのか、子飼いの女性誌の元編集長を使い被害者女性が証言台に立つことをやめさせようと工作までしていたんです」(週刊誌記者)

 今回の和解を提案したのは、こうした状況を見かねた吉本興業だという。

「切羽詰まった松本は和解案を受け入れるしかもはや道がないことに気が付いた。吉本が最終的に松本を翻意させた口説き文句が“芸能界復帰”というフレーズです。和解なら復帰が可能だと説得したようです」(前出の記者)

 松本はこの吉本サイドの言葉をうのみにし、上げた拳を下ろして“白旗”を掲げた格好だが、果たしてそうやすやすと芸能界復帰はかなうのか。

「無理ですね。松本が考えているほど甘くない」と早期復帰を完全否定するのは松本と関係が深いといわれる日テレの制作関係者。あきれ顔でこう言った。

「まずスポンサーを説得できない。そもそもレギュラー番組を抱えるテレビ局に何の相談もないまま勝手に裁判を起こしたのは松本です。それを『訴訟を取り下げたから明日からよろしく』と言われても現場もスポンサーもそして、視聴者も納得しない。また、名誉毀損の訴訟を取り下げたと言うことは性加害を認めたことになる。この辺に対し、会見でキチンと説明がなされないと。アンジャッシュの渡部建以降、テレビ界はコンプライアンスを最重視するようになっているんです」

 さらに「松本はうぬぼれている」と多くのバラエティー番組を抱えるある放送作家は続ける。

「いまだに自分がお笑い界のキングメーカーだとでも自負しているのでしょう。しかし昨年12月から松本がいなくてもテレビ番組は回っている。周りをイエスマンばかりで固め、いつの間にか裸の王様になっていることにすら気付いていない」

■「#松本人志をテレビに出すな」

 さらに当初はSNSでも「徹底攻勢」を声高に叫び、取り巻きやファンをあおっていた松本の訴訟取り下げに対し、ネット上を飛び交っているのが「ダサい」「かっこ悪い」といった批判の数々。さらに「心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」としているが、被害女性の心情を思えば、Xで「#松本人志をテレビに出すな」がトレンドワード入りしていることも納得できる。

「今回の件で多くのファンが松本離れを起こしている。すでにポスト松本には千鳥の大悟など吉本の中堅芸人がしっかりと実績を残し、結果も出している。今さら松本の出番はありません」(別のキー局関係者)

 今さら訴訟を取り下げたところで、松本を待っているのはイバラの道しかない。

  ◇  ◇  ◇

 争いは終結したものの極めてスポンサーからの心象が悪くなりそうなのが、今後の松本人志だが、今後はどうすれば良いのか?

●関連記事【もっと読む】松本人志「女性に謝罪」もウヤムヤ決着で復帰を急ぐ切実事情…劇場でダウンタウン復活も?…では、スポンサーを気にしなくて良い松本人志の復帰の可能性について伝えている。

エンタメ 新着一覧


なぜ田中みな実は「いらん一言」を放つのか。女優ヅラ発言の真意を考察
 放送中のドラマ『ギークス〜警察署の変人たち〜』(フジテレビ系)にて、3人の主要キャラのうちの1人に抜擢されている田中み...
堺屋大地 2024-08-23 06:00 エンタメ
航一は本当に明治生まれなのか?「夫のようなもの」を許容できる男に疑惑
 航一(岡田将生)から、そこまで悩むのなら結婚をやめようと告げられた寅子(伊藤沙莉)。それは婚姻届を出す結婚をやめようと...
桧山珠美 2024-08-24 00:23 エンタメ
『ラヴィット!』に疑問の声。違和感たっぷりでもギャル曽根の「超ギャルル」を推すワケ
「日本でいちばん明るい朝番組」をコンセプトに、平日の朝に笑いと情報を届けている人気番組『ラヴィット!』(TBS系)。 ...
寅子版「自分会議」はユニークな演出だった! “ラスボス”百合さんに俄然注目
 結婚したら、自分か航一(岡田将生)のどちらかの名字が必ず変わることに、改めて気付いた寅子(伊藤沙莉)。  自分が...
桧山珠美 2024-08-20 15:30 エンタメ
【写真特集】ゆきぽよ、涙の水着謝罪&体重5キロ増の等身大パネル
【この写真の本文に戻る⇒】 ゆうちゃみの「オジサン転がし」を嫌悪するな。藤田ニコルも辿った一流ギャルタレントへの道
ゆうちゃみの「オジサン転がし」を嫌悪するな。藤田ニコルも辿った一流ギャルタレントへの道
 今をときめくギャルタレントである古川優奈こと「ゆうちゃみ」。『Popteen』モデルを経て『egg』の専属モデルを長年...
堺屋大地 2024-08-19 06:00 エンタメ
【写真特集】♥田辺誠一と大塚寧々の結婚発表会見♥(2005年撮影)
  【この写真の本文に戻る⇒】セレブとはなんぞや? 日本版「スカイキャッスル」の楽しみ方と“伸びしろだらけ”俳優
セレブとはなんぞや? 日本版「スカイキャッスル」の楽しみ方と“伸びしろだらけ”俳優
 本家韓国版「SKYキャッスル」に比べてチープ過ぎる、と酷評されている「スカイキャッスル」(テレビ朝日系)ですが、私は毎...
蠢く2組の恋模様。“台所公開プロポーズ”で攻める航一、漢・轟太一は堂々のカミングアウト
 直明(三山凌輝)と花江(森田望智)はそれぞれの同居に対する思いを語る。猪爪家を離れるのが寂しいと言う直明に対し、花江は...
桧山珠美 2024-08-17 06:00 エンタメ
論破王ひろゆき氏ばりに反論!直明の婚約者、放送終了間際でも爪痕を残す
 結婚しても同居を続けたいと主張する直明(三山凌輝)と、同居に反対する花江(森田望智)の対立は続いていた。どちらの気持ち...
桧山珠美 2024-08-15 16:20 エンタメ
再び東京編で“嫁姑”。花江はサザエさん、寅子はこんもりマダムヘアーに
 寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、互いの思いを確かめ合う。  そして昭和30年、東京に戻ることになった寅子は...
桧山珠美 2024-08-12 17:00 エンタメ
【写真特集】ぎらついていた時代のKAT-TUNメンバーたち
  【この写真の本文に戻る⇒】中丸雄一はいつまで地下に潜む? “アパ丸君のざわめく時間”を描く日は来るのか
中丸雄一はいつまで地下に潜む? “アパ丸君のざわめく時間”を描く日は来るのか
 いやあ、驚きました。人は見かけに寄らないというか。KUT-TUNの中丸雄一(40)のことです。  女子大生とのア...
朝ドラ史上に残るラブシーン。インテリはこれだからー!視聴者をやきもきさせた深夜の本庁トーク
 優未(竹澤咲子)から、思わぬところに優三(仲野太賀)の手紙が入っていたことを教えられた寅子(伊藤沙莉)。寅子のことばか...
桧山珠美 2024-08-10 08:58 エンタメ
寅子と航一どうなる? 花江訪問、涼子忠告、優三ラブレターの“一押し”3連チャン
 予想していなかった人物の突然の訪問に、喜びを爆発させる寅子(伊藤沙莉)。優未(竹澤咲子)と稲(田中真弓)も加わり、4人...
桧山珠美 2024-08-08 17:00 エンタメ
フワちゃん炎上で再評価? 竹内涼真ら「誤爆」で好感度が上がった芸能人
 タレントのフワちゃん(30)がお笑い芸人のやす子(25)に向けて放った暴言が大きな騒動を巻き起こしている。8月4日、X...