女性のセルフプレジャーはなぜ浸透しない? パートナーとの性交渉とは別物だと考える理由

豆木メイ フリーライター
更新日:2024-12-24 06:00
投稿日:2024-12-24 06:00

セックスとは別物として考える

 セックスレスの悩みを抱える女性から、「セルフプレジャーをするのは虚しい」といった声を聞くことがあります。セックスレスの事実が、セルフプレジャーへの抵抗感や虚しさを生むのかもしれません。

 しかし、私はセルフプレジャーとセックスは全く別物として捉えるべきだと思っています。セルフプレジャーは完全に「自分のための行為」であり、他人のためのセックスとは違います。

 自分を癒し、自分を許してあげるための時間です。快感を得ることに罪悪感や虚しさを感じる必要はありません。

 むしろ、自分自身を大切にする行為として受け入れてほしいと思います。誰かに話す必要もありません。

 自分だけの、特別な癒しの時間として楽しめばいいのです。セルフプレジャーは、「気持ちよくなりたい」というシンプルな欲求からくる行為ですから。

自分を大切にするための「ひとり時間」

 家庭を持っても「自分だけの時間を持つこと」は、決して贅沢ではありません。特に主婦業や育児に従事していると、自分を「誰かのために何かをする存在」として捉えてしまいがちです。 

 しかし、そうした日々の中で自分自身を後回しにしてしまうと、心の余裕が失われてしまいます。

「ひとり時間」は自分をリセットし、エネルギーを取り戻すための貴重な時間です。その時間があるからこそ、「また明日からがんばろう」と思えるモチベーションにもなります。

 私はセルフプレジャーをおすすめしますが、それに限らず自分の欲求の赴くままに時間を使う「ひとり時間」をぜひ意図的に作ってみてくださいね。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


職場Gに送った激ヤバ誤爆LINE8選。「先生、夜勤ズル休みしたから会えそう♡」で全部バレちゃった
 職場のグループLINEは、仕事を円滑に進めるために、今や欠かせないものでしょう。でも、あろうことかそんな職場LINEに...
自治体支給の「更年期バッジ」が欲しい!子無し、未婚の中年勢にちょいと冷たくないか
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
天童よしみ似“銀座おばば”の人生訓。頑固オヤジたちとの付き合い方&「商店会の街路灯」が示すもの
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
一人暮らし初心者必見! 快適生活のために最初に備えるべき「最低限度の必需品」
 はじめての一人暮らし。春の引越しに向けて、早めに家具の購入や引越し準備をはじめる人も多いですよね。  今回は一人暮ら...
【噂の現場】疲れた40代女、自腹で下北沢の「無目的室Morph inn」で“無”になれるか試してみたら…
 11月末のある晩、フジテレビのニュース番組を見ていたら、堤礼実アナの美しい顔がドアップで映し出され、「強制的に『無』に...
離婚を目指す40代女の選択。子育てが終わったら生涯一人? それとも感情押し殺してレス夫と一生過ごす?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  現在、離婚を目...
「玉木ガチ恋」勢も登場。30歳女子が国民民主党・玉木代表の若者ウケを考察、最大の武器は?
 10月に行われた衆議院選。自民・公明が過半数割れし、結果は大荒れとなった。そんななか大躍進を遂げたのが国民民主党だ。若...
晴天の下でお手入れ中の“たまたま”君♡ 愛しのおんにゃの子をデートに誘えるかな?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【女ことば】「鼻毛を読む」って知ってる?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
ヒィ…!おぢのメンヘラ長文LINEを一瞬で撃退。スナック嬢が返した文面とは?
 生きていればどんな人間でもメンヘラ化することありますよね。特に恋愛感情が絡んでいるとやらかしがち。これは女性に限った話...
なんて贅沢! ロクシタンの「クリスマスコフレ」がときめく♡ 24種類のアイテムは自分へのご褒美にぴったり
 街はすっかりクリスマスムード、もうすぐお正月という時間の流れるスピードに毎年驚いています…。今年もがんばった自分に、ク...
シンママが自立するための3STEP。離婚は新たな幸せへの第一歩、不安から脱出する!
 離婚という一大決心をしたシンママでも、心の中は不安でいっぱいな人が多いはず。養育費が確実に支払われる確証もないため「経...
心がまいってる時に嬉しいLINE3選。送る際の参考にもしたい「付き合ってくれない?」の優しさ
 忙しい現代人。疲れきってまいっている時には、誰かからの何気ない一言が救いになることもありますよね。  今回は、心...
「顔は勘弁な」余裕たっぷりなのにシャイな“たまたま”に心トキメキ!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
冬場の観葉植物問題。花屋が断言する「絶対にしてはいけない行為」とは?
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は、切り花以外にも胡蝶蘭といった花鉢や観葉植物などの取り扱いに加え、店舗や会社様など...