「書類を出すだけじゃん!」不倫成就→略奪婚のはずが、前進しない関係に苛立つ34歳女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-12-28 06:00
投稿日:2024-12-28 06:00

早く子どもを産みたい

「ジュンジは前妻との間に、息子がひとりいるんですよ。だけど私には婚歴がないし、とにかく早く結婚をして子どもを産みたいんです。

 その話ももちろん私からジュンジには伝えているので、彼だって私の気持ちは理解しているはず。

『君が産みたいなら産めばいいよ』と言ってくれていたので、彼も賛成していると思うんです。なのに、なんで離婚してからすぐに行動に移してくれないのか。

 本気でイラつきますし、私が彼の離婚までずっと我慢して待ち続けた時間はなんだったのか…」

 話しているうちに、ヒートアップして感情が溢れ出す瑠奈さん。まわりの友人たちは出産した人が多く、自分も早く落ち着いた生活を送りたいと切望しています。

お金に余裕がないから?

「多分、ジュンジは前妻に養育費を払っているので、そこまでお金に余裕がないのでしょうね。

 それが結婚に進めない最大の理由だと思います。でも私はジュンジと結婚できるなら、そんなに裕福な生活じゃなくてもいいって納得して今の選択をしました。

 不倫の末の結婚だから、結婚式だって挙げるつもりはないです。それに、私だってフルタイムで働いています。ダブルインカムならこれからの生活だってなんとかなるでしょう?

 子育て支援も今はどこの自治体も手厚くなってきているし。そんなに不安がらなくてもいいじゃないですか」

 経済的に苦しくても、結婚して子どもが欲しい旨は瑠奈さんからジュンジさんへ何度となく伝えたのだそう。

 ところが、ジュンジさんはそのときには納得した様子を見せるものの、入籍の話になるとのらりくらりとはぐらかすばかり。そんなやりとりを繰り返しているうちに、気がつけば半年以上の月日が流れてしまったと瑠奈さんは言います。

どうしてそんなこともしてくれないの?

「入籍なんて、婚姻届に記入して役所に提出するだけで済むじゃないですか?

 なんでそんなこともしてくれないのか、って本気でムカつきます。

 不倫中に、結婚の約束をしていなければ私だってこんなにイライラしないですよ。

 でも『離婚して君と再婚する』って最初に言ってきたのはジュンジなんだから、ちゃんと責任もって行動にうつすべきじゃないですか?

 もうすぐ私は35歳。これ以上待ちたくないし、本当は年内に決着をつけたいくらいです」

 ◇  ◇  ◇

 離婚成立後も、関係が前に進まない現状に強く苛立つ瑠奈さん。では、恋人であるジュンジさんはふたりの関係をどう考えているのでしょうか。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


不安の払拭は「お金」~離婚したい妻は言い訳しないで働こう
 結婚している女性で「離婚」の2文字が浮かんだことのある人は、私だけではないですよね。そんな時、何がネックになりますか?...
豆木メイ 2022-12-27 06:00 ラブ
面倒だけど心奪われた! おしゃれすぎる男性との付き合い方
 大事なのは見た目じゃない! 性格だ!と思っていても、おしゃれな男性には惹かれてしまうもの。「おしゃれ男子と付き合ってみ...
恋バナ調査隊 2022-12-26 06:00 ラブ
多様性の時代だもの! 離婚後も“いい関係”をキープする秘訣
 離婚したら、関係が途絶える元夫婦が一般的。子供がいて、育児での繋がりが続く場合もありますが、最低限の連絡にとどまること...
恋バナ調査隊 2022-12-25 06:00 ラブ
「肥えるデブス」にイラッ! 不倫相手に送った嫁の悪口LINE
 夫が不倫していると知っただけでも、怒りがこみ上げてきますよね。でももし、夫が不倫相手にあなたの悪口まで言っていたら……...
2022-12-24 06:00 ラブ
彼とはほぼプラトニックなのに「床上手」と吹聴される37歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-12-24 06:00 ラブ
「彼女は床上手」と誇張…後悔先に立たず、勘違い男の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.122〜女性編〜」では、交際中の恋人・シュンスケさん(仮名)が、自分との夜の生活について「僕...
並木まき 2022-12-24 06:00 ラブ
「夢の国」でゲームするの!? “くだらない夫婦喧嘩”の理由
 夫婦喧嘩の理由は人によってさまざまですが、中には「なんであんなことで喧嘩したんだろう」と笑ってしまうようなくだらない理...
恋バナ調査隊 2022-12-22 06:00 ラブ
年下男性が警戒&ガッカリする 年上女の自己紹介欄3つの法則
 年齢が進んでくるにつれて、減っていくのが恋のチャンス。「もうチャンスなんて来ないのかも」と心配になる人も……。  そ...
内藤みか 2022-12-22 06:00 ラブ
浮気されたくない女子必見! ガマンしない賢い浮気防止法
 せっかくお互いに良いパートナーになれたのに、浮気が発覚すると一気に関係性が崩れてしまいます。一緒に過ごした時間や経験、...
若林杏樹 2022-12-21 06:00 ラブ
人生100年時代の夫婦、一生涯かけて1人に添い遂げるべき?
 女性の社会進出も進んできて、家庭を取り巻く環境は変化しているというのに「夫婦関係」は昔のまま変化していないよな……と感...
豆木メイ 2022-12-20 06:00 ラブ
やっぱり脈なし?年上男性の「娘みたい」に隠された本音とは
 芸能界のニュースでは、20歳も年齢が離れた年の差結婚が珍しくありませんよね。実際に、好きな男性がかなり年上という人も多...
恋バナ調査隊 2022-12-19 06:00 ラブ
「男として見て」にキュン♡ 大人女子に刺さった告白セリフ
 大人女子はそれなりに恋愛を経験しているもの。そのため、ちょっとやそっとではキュンとしないかもしれませんね。  で...
恋バナ調査隊 2022-12-18 06:00 ラブ
イクメンを気取る「育児のいいとこどり夫」への超イライラ話
 昭和の家庭では、「男性は仕事に行き、女性は家庭を守る」のが常識でしたが、令和では、SNSで「自称イクメンパパ」が子育て...
恋バナ調査隊 2022-12-17 06:00 ラブ
彼氏の婚活アプリ利用が発覚!34歳女「私との結婚話は何?」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-12-17 06:00 ラブ
「決め手に欠ける」妻候補をキープして婚活アプリに励む男
「冷酷と激情のあいだvol.121〜女性編〜」では、交際中の恋人・ハヤトさん(仮名)を婚活アプリで発見してしまい、憤りを...
並木まき 2022-12-17 06:00 ラブ
恋愛対象外ってこと?「妹みたい」と言う男性のホンネと下心
 好意を抱いている年上の男性から「妹みたい」と言われたら、 まるで「恋愛対象外だよ」と言われたようで、ショックを受ける人...
恋バナ調査隊 2022-12-16 06:00 ラブ