女性の性の悩みやセックスレスはタブー視されがち。有楽町でのイベント開催は大きな一歩だ!

豆木メイ フリーライター
更新日:2025-01-07 06:00
投稿日:2025-01-07 06:00
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。

性に関する「ホンネ」を語れる場

 2024年12月、有楽町マルイ(東京・千代田区)で「みんなの夜のホンネ展」というイベントが開催されました。主催したのは、女性の性のお悩み相談サービスを提供する「オトナのお悩み保健室」です。

 人には言えない性の「あるある」や「ホンネ」を集めた展示や独自調査のデータ公開、さらには女性向けブランドとのコラボ商品販売など、プレゼント企画など、話題性のある内容が盛りだくさんのイベントでした。

 普段から性に関する発信をしている私としてはとても興味深く、行きたかったのですが、残念ながら予定が合わず断念…。

 その代わりに、イベント内で行われたトークショーのアーカイブ動画を視聴しました。

 今回は、性愛コミュニケーターの森林原人さんとセックスレス・夫婦仲コメンテーターの三松真由美さんが登壇したトークイベント「ふたりの間に何が起きている? ~レス夫婦増加の理由~」を視聴して感じたことをお伝えします。

【読まれています】女性のセルフプレジャーはなぜ浸透しない? パートナーとの性交渉とは別物だと考える理由

結婚・恋愛・セックスは持続可能?

 まず、森林原人さんから「結婚・恋愛・セックスの三位一体は成立するのか?」という問いには深く考えさせられました。

 一人の人を一生愛し続け、性的な関係を継続することの難しさを率直に述べていてとても共感する内容でした。

 特に印象的だったのは、「欲望は変化するものだから、永続的に一人の人と向き合い続けるのはまず無理」という前提。

 では、どうしたら良いのか? という具体的なアプローチが議論されていました。

 続きはぜひアーカイブ動画を見て欲しいのですが、男性と女性の性欲のあり方の違いや、社会的な立場が夫婦関係にもたらす影響などかなり深掘りしていてとても興味深いものでした。

 筆者自身、10年以上のセックスレス状態なので性的な関係を維持する難しさは痛感しています。相手を異性として見られなくなるとそこからの回復は非常に困難です。

  性愛を伴わない夫婦関係を受け入れるのも一つの選択肢かもしれませんが、それも寂しいもの。結果的に、不倫や離婚という選択肢が頭をよぎるのは自然な流れなのでしょう。

 子どもがいる場合や経済的・精神的な依存関係にあるとセックスレスだけを理由に離婚するのは難しいのがほとんどでしょう。

 これが世の中から不倫がなくならない要因の大きな一つだと感じています。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

ライフスタイル 新着一覧


「カリカリしちゃダメよぅ」と絡まれた中年男に再び遭遇。男性の“更年期障害”ってどんな感じ?
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
いい加減、夫に卒業してほしいこと5選。妻たちの切実な叫びを聞いてくれ
 幼稚園や学校を卒業する我が子の姿に、頼もしさや達成感、そしてちょっと寂しさを感じている女性は多いのではないでしょうか。...
女性が営業職を続けるのは無理かもしれない…。がっつりフルで働いて痛感する“令和の働き方”とは?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  今回は仕事の話。...
気を遣いすぎる人の特徴と疲れたときの対処法4つ。自分の心のケアと雑さも大事に
 必要以上に周りの人の顔色をうかがってしまったり、気を遣いすぎて八方美人になってしまったりして、ぐったりしてしまうという...
素敵な女性はいい香りがする!【調香師が解説】フェロモンジャッジで分かる“パワーアロマ”は何?
 年度末を迎えるこの時期は、生活をリセットして新たな気持ちでスタートしている人も多いのではないでしょうか。  今回...
高い所にマーキングするニャン! “たまたま”の二足歩行にドキッ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「保育園の洗礼」の乗り越え方5つ。しんどい働くママ、職場復帰したけど全然仕事に行けないよ~!
 本格的な春が近づき、「いよいよ育休を終えて職場復帰!」と気合いを入れる40代も多い時期ですよね。でも、復帰直後に襲って...
ホトケノザのカーペット
 一冬越した畑は紫色の染まっていた。  春の七草のひとつ「ホトケノザ」が一面に咲き誇り、ピリッと冷えた空気に春を告...
【女偏漢字探し】「暖」の中に隠れた一文字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
心が折れた無神経LINE3選 遅刻常習犯がデフォ主張「そろそろ慣れて」ってひどすぎん?
 一生懸命努力していたのに、小さなきっかけで心が折れた経験は誰しもあるはず。とくにLINEで軽やかに送られてくる空気を読...
“察してちゃん”LINEは今日もめんどい…「言わないと分からない?」不機嫌女王にどこまで付き合う?
 あなたの周りに“察してちゃん”はいませんか? 自分の思っていること、してほしいことを遠まわしに伝えて、相手にくみ取って...
千原せいじの溜飲下がる「ぶつかりおじさん」批判動画がバズり。体当たりする人の狙いと舐められない態度は?
 お笑いタレントの千原せいじ(55)が12日、自身のYouTubeチャンネルのショート動画を更新し、駅に出没する“ぶつか...
グルメ激戦区「名古屋めし」を堪能する7つのポイント。アラフォー女ライターが心に誓ったことは…
 YouTubeやガイドブック、名古屋に住んでいる方などから情報を集め、グルメ計画を立てて名古屋へ行きました!  ...
休み明けに別人に…春休みに大変身した4つの経験談&心構え
「春休み中に大変身したい!」「この休みの期間に垢抜けたい!」と、春休みに美容へのモチベーションを上げている女性は多いので...
子供の恋愛事情にどこまで口を出す? 5つの家族から学ぶビミョーなさじ加減
 イマドキのオマセな子供の恋愛事情は、親として気になるもの。つい「なんであの人がいいの?」「そんな人はやめなさい」なんて...
黒模様の絶妙な配置よ♡ デザインかのようなパターン美を誇る“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...