【おむすびにモヤっと】「プロフェッショナル」で壮大なネタバレ感!14週は元スケ番vs元レディースの様相

桧山珠美 TVコラムニスト
更新日:2025-01-31 16:57
投稿日:2025-01-06 18:15

第14週「結婚って何なん?」#66

 結(橋本環奈)が糸島から神戸に帰ってきて愛子(麻生久美子)や歩(仲里依紗)が迎える。だが、一緒に永吉(松平健)と佳代(宮崎美子)、さらには翔也(佐野勇斗)もついてきていて、結と翔也は結婚の許しを請う。

 愛子たちの質問に永吉が結を差し置いて答えていくと、聖人(北村有起哉)が怒って結婚に反対だと言いだす。


【こちらもどうぞ】【写真特集】橋本環奈のバニー姿、デビュー当時、生足始球式…天使級かわいいがいっぱい

【本日のモヤっと】

新年も安定の「おむすび」クオリティ

 ※※以下、ネタバレあります※※

 新しい年が始まりました。朝ドラ「おむすび」も本日6日からスタートしました。昨年末はたしか、結が翔也に逆プロポーズしたところまででしたね。年をまたいだため、結は糸島にずいぶん長く滞在していたように思ってしまいますが、実際のところはどうなのでしょう。

 結の逆プロポーズのあと、米田家の食卓に翔也の分と思われる食器が増えたのは記憶しているのですが…。翔也は夕食後、そのまま米田家に泊まり、翌日、4人で神戸に向かったのでしょうか。そういえば、大量にあった出荷前の野菜たちはちゃんと出荷を終えてから出掛けたのかも気になりました。

 気になるといえば、翔也の母・幸子(酒井若菜)です。息子からのメールを見て、突然、神戸の「ヘアサロンヨネダ」に乗り込んできたわけですが、どうしてこの場所がわかったのでしょうか。翔也の様子だと、結とのおつきあいのことなども話していたふうにはとても見えないし…。

 翔也が母に送ったメールの「俺、米田結さんと結婚する。ムコになる」という文面だけでたどり着いたとしたら、恐るべき嗅覚です。その嗅覚を持ってすれば、糸島で翔也の合宿所も迷わず行けたのでは、などと思ったり。

 そして、幸子が元レディースだったというネタ。「あの優しそうなお母さん」が振りになって、ここ笑うところですよ~ってなものでしょうが…。今週は元ヤンキー母・愛子vs元レディース母・幸子が見どころとなりそうです。

 大晦日の「紅白歌合戦」で橋本環奈の司会ぶりがどんなに賞賛されようが、B'zの主題歌「イルミネーション」がクローズアップされようが、はたまた、「プロフェショナル 仕事の流儀 橋本環奈スペシャル」でどんなに橋本環奈を持ち上げようが、肝心の本編「おむすび」が劇的な変化を遂げることはなく、安定のツッコミどころ満載路線でむしろほっとしました。

 とはいえ、これから結婚するかどうかという話なのに「プロフェッショナル」で母親になった結を見せるのはどうかと思いました。ネタバレですやん。


桧山珠美
記事一覧
TVコラムニスト
大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」、日刊ゲンダイ「あれもこれも言わせて」などで連載中。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


万博記念! 岡田准一、ツダケン…大阪出身の“キラリと輝く”イケメンたちを見よ
「大阪・関西万博」が始まって早や3週間。最初はさほどでもなかったのですが、ニュースなどで盛り上がっているのを見ていると、...
「あんぱん」健ちゃん=高橋文哉が“変な髪型”だった謎が解けた。ヤムおんちゃんの過去も気になる…
 ある日、嵩(北村匠海)は銀座のパン屋で草吉(阿部サダヲ)らしき人が写る写真を見つける。朝田家では、豪(細田佳央太)の壮...
桧山珠美 2025-05-07 17:00 エンタメ
「アンパンマン」から山ちゃん降臨! あの挨拶が聞けたのは“子どもの日”のサプライズですか?
 東京高等芸術学校に入学した嵩(北村匠海)は、受験の際に出会った健太郎(高橋文哉)と再会する。担任の座間(山寺宏一)から...
桧山珠美 2025-05-05 12:06 エンタメ
「あんぱん」一瞬のヤムおんちゃんに嵩は気づいたか? 寛の名言が“友蔵の俳句”並みに楽しみな件
 東京高等芸術学校合格発表の日。嵩(北村匠海)は結果を見る勇気が出ず、ひとり座っていた。そこに寛(竹野内豊)が現れる。嵩...
桧山珠美 2025-05-03 16:00 エンタメ
田中圭の不倫疑惑にちょっと待った!「令和の価値観」で永野芽郁との騒動を見てみると…
「週刊文春」のスクープで永野芽郁との不倫疑惑が報じられた妻子持ちの田中圭。  恋愛コラムニストであり、恋愛カウンセ...
堺屋大地 2025-07-03 12:04 エンタメ
永野芽郁が「清純派」って誰が言った? 批判するのはお門違いなワケ。江頭2:50への“涙”も大正解!
 日曜劇場『キャスター』(TBS系)で共演中の韓国人俳優であるキム・ムジュンを自宅に連れ込みお泊りし、なんとその翌日に妻...
堺屋大地 2025-05-02 06:00 エンタメ
「あんぱん」蘭子と豪の秘めたる恋に“過去の名作”を思い出す。河合優実は百恵ちゃんによく似ている
 縁談の返事をしに出掛けた蘭子(河合優実)を連れ戻したのぶ(今田美桜)に、蘭子は本心を明かす。季節は巡って秋になり、うさ...
桧山珠美 2025-05-01 19:16 エンタメ
なにわ男子・道枝駿佑は“肉食女子”から守られたのか?「キャスター」男性俳優陣が気になるよ
 芸能界広しといえども清純派と呼べるのは芦田愛菜だけ。長年、そう訴えてきましたが、今回の一件が図らずともそれを証明したの...
共亜事件は「虎に翼」のオマージュか。あんぱん、ブギウギの3人が同時代を生きている
 昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公...
桧山珠美 2025-04-28 18:40 エンタメ
「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ