木村拓哉は結局、「大人の対応」ができる人間か?「重々しい話はなしで」の一方で「虹の橋」発言…“ツギハギ常識人”ぶりの謎

更新日:2025-01-10 17:03
投稿日:2025-01-10 17:00

 元SMAPの木村拓哉(52)が1月8日に開かれた「マイナビ転職」の新CM発表会見で放ったひと言が視聴者の間で話題だ。冒頭、「明けましておめでとうございます」の挨拶に続けて、「あんまりこう重々しい空気は無しで、なんかこう楽しく過ごせればいいかなと思っております」と、ぶちかましたのだ。

 年初の挨拶とは全くつながらない発言はどう考えても、渦中のかつての同僚を意識したもの。「女性セブン」(2025年1月2日・9日合併号)の記事に端を発した、元SMAPの中居正広(52)の女性トラブル疑惑が拡大する中で開かれたイベントだけあって、記者団から寄せられるであろう回答に窮する質問に対する先制攻撃とも思える発言だ。

 これが各メディアによって報じられるや、X(旧ツイッター)には《聞きたがるマスコミ…でもまだ詳細がわからない中、かつての仲間への配慮も含めた立派な対応》といった声が続々。中居問題の最中ならではの発言だったが、これに対する視聴者の反応はおおむね肯定的なものだった。

 また、会見の様子を報じたメディアの中では「女性自身」が「『大人の対応』木村拓哉 中居正広が女性トラブルで窮地のなか“放った一言”に集まる称賛」との見出しで報じるなど、記者団への対応が見事だったとする論評の記事を配信。視聴者とメディアをうならせた今回の木村の発言だが、その一方で「迷言」も多いと指摘するのは週刊誌の芸能記者だ。

「実は、木村の言動には『ん?』と思わされるものが少なくありません。2024年10月27日放送のTokyo FMのラジオ番組『木村拓哉 Flow』では、同月に亡くなった俳優の西田敏行さんについて、『虹の橋を渡った向こう側では』と、主にペットの死を表す際に使われる表現を用いてリスナーがドン引き。また、23年9月7日には旧ジャニーズ事務所が謝罪会見をした直後、インスタグラムに『show must go on』という故・ジャニー喜多川氏の座右の銘を含む一文を書き込んでしまいました」

■本人のエピソードから伝わってくる「振れ幅の大きさ」

 確かに、これらの発言が物議を醸したことは記憶に新しい。その一方で、24年8月には元「A.B.C-Z」の河合郁人(37)と一緒にファミリーレストランに行った際の様子が木村のYouTubeアカウントで公開された際、店内でタバスコを使った際に、量が少なくなった方のタバスコの瓶が調味料のスペースの手前に来るように戻すという美しい所作を披露。視聴者から喝采を浴びるなど、とかく、木村のエピソードについては「振れ幅の大きさ」が見て取れるのが実情だ。

「今回のマイナビ転職のCM発表会見での発言についても『わざわさ言わなくて良いんじゃない?』といった、必ずしも常識的な対応ではないとする声は少数ですが上がっています。恐らく、思いを言葉にする際に『事故』が起きていると推測できる状況であり、『根は悪い人ではなく、不器用なだけ』というのが実情では?」(芸能ライター)

 常識と非常識が混在した“ツギハギ常識人”といったところか。

  ◇  ◇  ◇

 中居正広の評価が下がり続ける中、木村拓哉のファンが、ここぞとばかりに発言を始めたようだ。関連記事【もっと読む】中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ…では、かつては「裏切り者」となじられた木村の名誉回復に向けて発言するファンについて伝えている。

エンタメ 新着一覧


刮目!伊藤沙莉“静”の演技、「佐田優三 仲野太賀」表示も期待は泡沫に…
 これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言(岡部たかし)は安らかに亡くなった。  寅子(伊藤沙莉)は何事もなか...
桧山珠美 2024-05-30 19:10 エンタメ
古谷徹は“あの役”降板?声優不倫騒動の後始末、カギは「キャラの私物化」
 レジェンド声優・古谷徹(70)の不倫報道が世間を騒がせている。 『文春オンライン』よって報じられた37歳年下女性...
優三も草葉の陰で苦笑い? 前代未聞な別れの“懺悔”は直言らしい名場面に
 直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の...
桧山珠美 2024-05-30 18:50 エンタメ
「見るんじゃない」と直言。ダチョウ倶楽部の“押すなよ、押すなよ”を彷彿
 直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆ...
桧山珠美 2024-05-28 15:30 エンタメ
視聴率苦戦だから失敗に物申す!山下智久と錦戸亮、5年ぶり民放作の意義
 山下智久(39)が主演を務める「ブルーモーメント」(フジテレビ系)、錦戸亮(39)がキーマンとして出演する「Re:リベ...
こじらぶ 2024-05-25 06:00 エンタメ
「おいしいものは一緒に」出征前の河原デート。はて?初回を思い出すと…
 寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。  今年は高...
桧山珠美 2024-05-24 15:30 エンタメ
優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ
朝ドラヒロインは「大日本国防婦人会」と揉めるのがお約束
 結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。  ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
桧山珠美 2024-05-20 15:30 エンタメ
角界一の美容力士・翔猿らが明かした脱毛&モテ事情、全力で推したいのは
 圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...
「僕じゃ駄目かな」あすなろ白書のキムタクを想起、優三渾身のプロポーズ
 寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせて欲しいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
事件はいつも「あの階段」で起こる! 岩ちゃん演じる花岡もう婚約
 晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
炎上芸人・粗品は松本人志にビビってない!キンプリへの暴言も計算済み?
 2018年にコンビとして『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、2019年にピン芸人として『R-1ぐ...
堺屋大地 2024-05-15 06:00 エンタメ
「握手」の演出に伏線?寅子と花岡は友情の証、優三のそれとは真逆だった
 寅子(伊藤沙莉)の1年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたの...
桧山珠美 2024-05-14 16:00 エンタメ
あぶ刑事ヒットならドラマ化も?柴田恭兵の“枯れた老人”は世を忍ぶ仮の姿
 先月までNHK-BSで放送していた「舟を編む~私、辞書つくります~」はなかなか素敵なドラマでした。  三浦しをん...
映画『広末涼子』(仮)の鳥羽氏は中盤キャラ?スキャンダル史まだ続く説
 昨年6月、人気シェフ・鳥羽周作氏とのダブル不倫が報じられ、無期限の謹慎処分を受けていた広末涼子。その後、夫だったキャン...
堺屋大地 2024-05-11 06:00 エンタメ
花岡(岩ちゃん)、寅子に匂わせプロポーズ!?でも黄色いバラの花言葉は…
 とうとう合格した寅子(伊藤沙莉)、先輩の久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)。そして寅子と合格者が3人も出たことで、廃...
桧山珠美 2024-05-10 15:30 エンタメ