51歳独女ライターが見た「色恋営業」の大修羅場。ホスト遊びに色恋をなくしたら何が残るの?

mirae.(みれ) ライター
更新日:2025-01-27 06:00
投稿日:2025-01-27 06:00

この目で見た色恋営業の大修羅場

 たとえば、こんな事件がありました。私がお手伝いしていたバンド「D」のギタリストKくんは、背が高くイケメンでめちゃくちゃモテるバンドマンでした。

 バンド「D」のファンの半数は彼が目的だったといっても過言ではないほどでしたが、彼はバンドだけでは生計を立てられず、バイトもするような生活。稼いだお金が日々の生活費とスタジオ代で消えていくため、新しい機材を買うこともままならずでした。

 そんな彼が得意としていたのは、自分のファン数名に甘い言葉をかける色恋営業です。中にはベッドを共にした子もいた模様ですが…。

「僕には◯◯ちゃんの支援が必要なんだよ」

「ギタリストとして成功するためには、この機材が必要なんだ」

 などと甘~い言葉をかけて物品やお金をせびっては、メンバーやスタッフたちに武勇伝のように話していました。

「そんなことしていたら、そのうちファンに刺されるよ!」そう何度も忠告をしましたが、「大丈夫!うまくやっているから!」と、どこ吹く風。ところがある日、彼が色恋営業を行っていた2人の女性ファンが、楽器屋でばったり遭遇してしまったのです。

 彼女たちは互いに顔見知りだったこともあり、話をしてみると、どうやら同じ機材を買いに来た様子。突き詰めていくと、2人ともKくんに甘い言葉でたぶらかされ、機材の購入をお願いされていたのです。

2人のファンとKくんとの間で大修羅場

 ライブハウス裏の路上では女性たちの奇声が飛び交い、彼は刺されはしなかったものの、その騒動に警察を呼ばれ、連行されるはめになったのでした。

 つくづく、男女のどちらかが客になる界隈では、恋愛感情を利用した営業は当たり前にあると思わせる出来事でした。

 しかし、同じ内容の営業をされても、まったくなびかない客がいるわけで。なぜ一部の人は色恋でドツボにハマってしまうのでしょうか?

 次回は、色恋営業にハマってしまう理由や性質について考えてみたいと思います!

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


セックスレスの彼がその気になる寝室3カ条 お勧めの香りは?
 セックスレスに悩む女性が少なくありません。恋人やパートナーと一緒に眠る時、セックスに至らない時、女としての魅力がないの...
内藤みか 2022-10-20 06:00 ラブ
絶対家に行っちゃダメ! LINEで学ぶモラハラ彼氏との別れ方
 世の中には、女性に偉そうな態度をとり、精神的苦痛を与え続けるモラハラ彼氏が存在します。でも、ストレスが溜まり心も傷つく...
恋バナ調査隊 2022-10-19 09:42 ラブ
好きなのになぜNG? スキンシップが苦手な女性と男性の本音
 好きな男性には自然と「触れたい」と思う女性が多いでしょう。しかし一方で「好きでもスキンシップは苦手……」と、悩む女性も...
恋バナ調査隊 2022-10-19 06:00 ラブ
LINEの返信が来ない…仕事で忙しい男性と連絡をとる方法は?
「片思い中の男性から連絡が来ないっ」  スマホを握りしめ、通知が来るたびにカレじゃないとガッカリして連絡を待ち続ける…...
若林杏樹 2022-10-19 06:00 ラブ
30代女子なぜ恋愛が億劫に?男性への理想は切り捨てられます
 30代以降の恋愛って、よくも悪くも20代の頃とは変わってくる。世間の30代女子を見る目は、やっぱり20代とは違う。 ...
ミクニシオリ 2023-01-08 19:30 ラブ
文化系男子の好きなタイプは?流行追うよりmyセンスで勝つ
 ワイルドな体育会系男子も魅力的ですが、物静かで知的、自分の世界観やセンスを持っている文化系男子も根強い人気がありますよ...
恋バナ調査隊 2022-10-17 06:00 ラブ
【LINE】指先までお前でいっぱい…ポエマー彼氏にドン引き!
 あなたは、好意を抱いている男性からポエマーのようなLINEが届いても、変わらずに好きでいられるでしょうか?  今回は...
恋バナ調査隊 2022-10-16 06:00 ラブ
40代婚活女子必見「年下彼氏の将来性を見極める」方法とは?
 40代になって婚活をしている女性は、多くの経験を積んできたからこそ「年下彼氏」ができた時に、頼りなく感じて将来を不安に...
恋バナ調査隊 2022-10-16 06:00 ラブ
抜いたヒゲを並べて楽しいの?夫の許せないクセを暴露します
 無意識にしてしまう「ささいなクセ」は、男女問わず誰にでもあるもの。そうとはわかっていても、一緒に暮らす夫の「不快なクセ...
恋バナ調査隊 2022-10-15 06:00 ラブ
「事実婚は既婚者ではない」独身と偽る夫にモヤモヤする女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-10-15 06:00 ラブ
「戸籍汚れずラッキー」事実婚の夫は独身だと偽りリスク回避
「冷酷と激情のあいだvol.112〜女性編〜」では、事実婚の手続きを終えている夫・タカノリさん(仮名)が、今でも外に対し...
並木まき 2022-10-15 06:00 ラブ
なんなん?男も服も「人の物が欲しくなる女」の心理と対処法
「隣の芝は青く見える」といいますが、よく見えるだけでなく我慢できなくなってしまう人もいますよね。恋愛においては、人の彼氏...
恋バナ調査隊 2022-10-15 06:00 ラブ
「離婚したいけど心配」なら独身に戻ってよかった話を読もう
「一生を共にする」と誓った相手でも、さまざまな理由から離婚という選択をする夫婦は少なくありません。ただ離婚に踏み切る前は...
恋バナ調査隊 2022-10-14 06:00 ラブ
「アラフォーが勝てるプロフ」で年下男子とマッチング率UP!
 マッチングアプリで年下のイケメンに何度もいいねしてるのに、ちっともマッチングしない……。そんな悩みを抱えているアラフォ...
内藤みか 2022-10-13 06:00 ラブ
ガツガツ&焦ってる認定は回避!さりげなく好意を伝える魔法
 恋愛にガツガツしていると、周囲から「焦ってるんだな……」と思われがちな大人女子。そんな視線が気になると、好きな人にアプ...
恋バナ調査隊 2022-10-13 06:00 ラブ
車の座席はいじっちゃダメよ…不倫がバレた違和感ときっかけ
 不倫には大きなリスクが伴うとわかっていても、好きになってしまった気持ちに負けてズルズルと関係を続けてしまう人はたくさん...
恋バナ調査隊 2022-10-12 06:00 ラブ