「ヒステリックな人」って何ですか?【調香師が解説】自律神経の乱れやフェロモンを救う血流アップの香り術

太田奈月 調香師・IFA国際アロマセラピスト
更新日:2025-02-18 06:00
投稿日:2025-02-18 06:00

フェロモン度90%の貴女は…

官能と純粋さを合わせ持つ最強モテ「処女」

 フェロモン度数90%の貴女は意識のあるなしに関わらず、オスが思わずムラムラしてしまう、桃のような甘いにおいを全身から発しています。

 処女の太陽のような笑顔は、男性から見ると「守ってあげたい女子」のフェロモンが溢れ出ています。しかし、体が冷えて顔の表情筋が硬くなると、貴女のフェロモンの象徴でもある笑顔パワーが半減。特にデスクワークで肩甲骨周りの動きが鈍くなると、股関節も固まって子宮周りの血流が悪くなってしまいます。

 朝にシャワーを浴びる人は、肩甲骨の間に温かいシャワーを5分程度あてると効果的。タイルアロマといって、お風呂のタイルにアロマオイルを2滴ほどたらしておくと、熱いシャワーがかかったときに香りが広がって心地よいのでおすすめです(肌に直接オイルが付かないように注意!)。もちろん夜はゆっくり湯船につかって、体全体を温めてくださいね。

【フェロモンを救う血流アップ香り術】
 ローレル×肩甲骨

 ローレル(月桂樹)は、古くは勝者の冠に使われた葉でもあり、眠るときに枕の下に葉を忍ばせると素敵な予知夢が見られるという縁起物です。

 朝のタイルアロマに使用すると温まるだけでなく、香りを嗅ぐと何か良いことが起こりそうな予感がするかも。「いい日になる気がする」と思うだけで幸せな気持ちになれるのも処女の長所です。自分の中で感じた“予感”以上のパワーを起こせるようにローレルの香りの力を借りてみましょう!

フェロモン度80%の貴女は…

大人の色気を持つ妖艶な「熟女」

 処女に次いでフェロモン度数の高い貴女は処女よりも大人の色香、ミステリアスな一面を持っています。

 熟女は同性から見てもうっとりする大人の色気の持ち主ですが、この美しさは見えないところで毎日ケアを欠かさない努力があってこそ。少しでもサボると、すぐにガクッとフェロモン度が下がってしまいます。

「楽して手に入る美はない」がモットーの貴女ですが、特に冬の終わりから春にかけては、いつもより気合いを入れて子宮を温めてください。美のプレッシャーを跳ねのけ、大人の女性としての意識を高めてくれるクローブ(チョウジ)を味方につけて、フェロモン度が下がりやすいこの季節も優雅に過ごしましょう。

【フェロモンを救う血流アップ香り術】
 クローブ×仙骨

 仙骨(背骨の一番下、腰の中央あたりにある三角形の骨)は子宮と密接な関係があり、子宮を温めるには仙骨を冷やさないことが大切です。

 ホホバオイル10mlにクローブの精油1滴と、愛をあらわす南国の花・イランイランの精油1滴をブレンドして適量を手にとり、お風呂上がりに仙骨周辺に塗ってマッサージしましょう。

 クローブは、クレオパトラがアントニウスを誘惑するため船の帆に香りを染み込ませたと言われる戦略的なスパイスで、蕾のまま採取して天日干ししたものから香りを抽出します。仙骨が温まったように感じられれば、夜の時間も充実して素敵な夢を見られそう!

フェロモン度50%の貴女は…

同性が惚れるかっこいい「イケメン女子」

 周囲から「かっこいい」といわれることが多く、ずばり「できる女」。ストレスがたまり、お疲れモードになると、かっこよさが薄れ、「疲れている」感が外見にも出てしまうので要注意!

 常に目標をかかげ、高みを目指して邁進するイケメン女子ですが、ときどき理想と現実のギャップに落ち込むことも。冬から春に向かう季節の変わり目は、特に心が満たされずに不安や心配にとらわれやすくなります。

 そんなときには、種から採れる「楽園の穀物」と呼ばれるカルダモンからパワーをもらいましょう。カルダモンの温かくてスパイシーな香りは、貴女が不安に駆られたときの心の隙間を埋め、心身ともに満たしてくれるはず!

【フェロモンを救う血流アップ香り術】
 カルダモン×三陰交

 足首と子宮は間接的に連動しており、足が温まるとお腹も連動して温まってきます。ホホバオイル5mlにカルダモンの精油1滴をブレンドし、足の内くるぶしから指幅4本分上にある「三陰交(さんいんこう)」というツボ周りをマッサージしましょう。“痛気持ちいい”と感じるくらいの強さで刺激するのがポイントです。

 高いヒールを履いて動き回っているイケメン女子だからこそ、お風呂上がりのマッサージが効果的。翌朝は体がすっきりとして、恋も仕事も妥協しない貴女らしい姿でこの時期を快適に過ごせるようになります。

フェロモン度30%の貴女は…

独自の世界観を放つ個性的な「無臭の女神」

 普段から冷静で感情的になるのが苦手な無臭の女神は、自分で「女性らしさが低い」と自己評価を下げてしまうところがあります。恋愛や感情に振り回されないという意味では幸せでもありますが、季節が春へと移り変わるこの時期は、体が冷えると感情も冷淡になりやすく、人との関係が面倒になりがちな点は要注意。

 思わず顔がほてってしまうくらい、一瞬でときめきやエモーショナルな反応を起こしやすくなるピンクペッパーの香りで、血流と気分を盛り上げていきましょう!

【フェロモンを救う血流アップ香り術】
 ピンクペッパー×腹巻

 恋をしているときと同じ脳内状態をつくるといわれるピンクペッパー。寒さや雨で出かけるのが面倒に感じる日は、無水エタノール10mlにピンクペッパーとグレープフルーツの精油を5滴ずつブレンドし、モチベーションアップの香水を手作りしましょう。

 保温効果抜群のシルクの腹巻の内側にひと吹きしたら、腹巻を着けてお出かけを。歩いているうちにピンクペッパーの香りが上半身にあがってきて、ワクワク&ときめきの素敵な気分になれそうです。

  ◇  ◇  ◇

 ※精油の成分中には、皮膚刺激の強いものや光毒性をもつものもあります。敏感肌の方、妊娠中の方、基礎疾患・アレルギーのある方などは事前に安全性を確認し、使用するときは十分ご注意ください。

太田奈月
記事一覧
調香師・IFA国際アロマセラピスト
 静岡県生まれ。英国ケンブリッジにてホリスティックアロマテラピーを学び、アロマセラピストとして活動、様々な人種・国籍のクライアントのトリートメントを体験する。

「肌は嘘つかない」がコンセプトのフェロモンジャッジ🄬、天然アロマ香水「アロマパルファン🄬」の創設者。イギリス・ドバイなど世界で活躍する調香師として、企業とのコラボ企画やメディアに出演。

 アロマテラピースクールに24年従事し3,000人以上を指導。現在は香りのエキスパートサロン主宰。ひとりひとりに合わせたオーダーメイド香水セッションを行っている。

InstagramYouTube

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


好きならやってよ…って、それ「やりがい搾取」されてない? 職場で警戒したい言葉5つ
 ここ数年でよく見聞きするようになった「やりがい搾取」。仕事や日常生活で相手のやる気を利用して低賃金で働かせるような言動...
ぷにぷに肉球が愛おしい♡ 青空に映える癒しの“にゃんたま”爆弾
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第98回「先日のお礼です!パワー!」
【連載第98回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【11万いいね】横澤夏子の“ママチャリ”写真がリアルすぎ!「うちの保育園にいそう」「ママ友になりたい」と共感の嵐
 こんな人、いるいる〜!と共感せずにはいられない「ちょっとイラっとくる女」ネタでブレイクして以来、テレビで大活躍のお笑い...
上半期“ママ友界隈”のびっくりエピソード。パンツ見えそうなミニスカにヒヤヒヤ…!【お花見編】
 今年も早いものでもう6月。この半年で、あなたにはどんな思い出ができたでしょうか?  今回は上半期を振り返り、春の...
【女偏の漢字探し】「鮱(ボラ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★★★☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
大人の学び直し=リスキリングで価値ある人材になる。忙しい毎日でも続けられる5つのコツ
 人生100年時代の現代では、キャリアを築く上でリスキリングが重要だといわれています。今回は、リスキリングを続けるコツを...
ゲッ…ママ友からの「非常識LINE」に驚愕。我が家をBBQ場にするつもり!?
 子どもの学校生活や交友関係を考えると、ママ友は簡単に切ったり無視したりできませんよね。だからこそ、ママ友にまつわる悩み...
姑と夫が思う「デキる嫁」の特徴4つ…って理想高すぎじゃないですか!?
 今回は、“デキる嫁”の特徴をご紹介! 嫁となる女性からは「ふざけんな!」なんて不満や怒りの声も聞こえそうですが、姑や夫...
貧乏OLがゴルフを趣味にできる? デビューまでの金額を合計したら…やっぱセレブの遊びじゃん!
 ゴルフを趣味にしてみようかな…。興味があることはとりあえず1回やってみる精神の私は、近所のスポーツクラブのゴルフレッス...
「あ、転職に失敗したな」入社1日目で悟った6つの瞬間。ギスギス空気、社員の顔色が悪すぎ…
 転職・就職して、入社1日目! どんな経験ができるんだろうとワクワクして入社したのも束の間、「あ、やっぱこの会社失敗だっ...
夫の不倫→離婚争いで義母が激変「子どもには二度と会わせない」ってなんでだよ!【身内のありえない発言】
 嫁と姑の付き合い方が見直され、昔ほどフィーチャーされにくくなった「嫁姑問題」。とはいえ、人間関係が発生するところにトラ...
ねこ神様、地底の世界へ帰る…? “にゃんたま”丸見えのお姿に、はは~!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場の嫌いな人、無視するのは待って! やってはいけない「3つのNG対応」と賢い付き合い方
「職場に嫌いな人がいて、ストレスがたまる…」「嫌いな人と一緒に仕事をしなくてはならなくて、雰囲気が悪くなってしまう」この...
ひぇぇ~! 恐るべき「ドクダミ」の繁殖力、引っこ抜くのは絶対NG。罪悪感もお金もかけない除去方法は?
 ドクダミの白い花が美しい季節になりました。個人的には決して嫌いではありませんが、今の季節ごろから、美しい花が目立つせい...
女の“風呂後”が入浴時間よりも長い謎。中年になるほど時間がかかるのはなぜ?
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...