白髪じゃないよグレイヘア 染める・染めないより大切なこと

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2025-04-12 06:00
投稿日:2025-04-12 06:00
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳の時に仕事中心で働く生き方をドロップアウト。現在は悠々自適な老後(?)を送りながら、還暦過ぎの童貞としてメディアに登場して注目を集めています。
 今回のテーマは白髪(グレイヘア)について。ファッション好きな山口さんは「白髪でオシャレの幅が広がった」と考えているそうです。

贅沢な悩みかもしれない

 Hello、本日も童貞なり。

 人間が老けて見える要因の1位は、シワやシミ、皮膚のたるみではなく「白髪」というデータがあるらしくて、白髪だと8割ぐらいの人が実年齢より5歳は上に見えるみたいなんだよ。

 だから今年65歳のオレも、髪を染めなければ70歳に見られると思うとちょっとショックだよね。実は髪って、見た目も含めてさまざまな影響を人間に及ぼしてるんじゃないかと思う。

 最近、白髪まじりだとグレイヘアと呼ぶみたいだね。最初はなんとなく聞き慣れなくて「横文字にしたらオシャレでしょう?」って感じがして正直しゃらくさいと思っていた。

 だけど白髪が出てくるということはそれなりに「長生きした人」なわけで、食うのにも困ったような時代からすれば贅沢な悩み。

 だから、これも長生きした人に対するリスペクトを込めた称号だと思えば、なかなかナイスなネーミングだね。

 白髪っていうと老けた感じがするけれど、グレイヘアはマチュア(=成熟した)でエレガントな響きがあるし。

【読まれています】人生64年ずっと実家暮らしですが何か? 介護に看取り…「子ども部屋おじいさん」が至った境地

 そういえば、イカしたオヤジの髪をロマンスグレーなんて呼んだ時代もあったけど、今の若い人が聞いたら「ロマンス詐欺をやっている疑惑のあるグレーな人」と勘違いしそうで心配だなぁ…ってそんなこと考えるのはオレだけか!(笑)

染める・染めないが悩ましい

 とはいえ、白髪を黒く染めるのか、それとも加齢にあらがうことなく受け入れるのか、どちらにしても肚(はら)を決めるのは難しい。白髪が出てくる年齢も人それぞれだから悩ましい問題だよね。

 オレの場合は30代前半ですでに白髪がチラホラあって、その頃から気分によって茶色くしたり黒くしたり、ときどき部分的に色を抜いて赤色のメッシュを入れたり、かれこれ30年近くも染め続けてきた。

 やっぱり、「白髪は老けて見える」っていうネガティブな感覚がどうしてもあったんだ。

 還暦が近づいたくらいから、染めても白髪が目立つようになってきた。白髪の量が増えて、入れた色も抜けやすくなったのかな。だから最近は、色が落ちて白髪が出てくるまでの過程というか、変化を楽しんでるのよ。

 それでも、あんまり気になる日には、帽子で根元をカモフラージュしたりね。だから最近は帽子ひとつ選ぶのも新鮮で、かっこいい角度やバランスを研究しているところ。ある意味、白髪になったことでオシャレの幅が広がったとも言えるね。

山口明
記事一覧
プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

ライフスタイル 新着一覧


そのあえぎ声、どこまでが本当ですか?
 素朴な疑問、と頭に付ければ何を聞いても許されるとは思っていないのだが、失礼を承知で、どうしても聞きたいことがある。 ...
落ち込んだらシーラカンスのことを考えるといいかもしれない
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
お正月にしめ縄って必要かぃ?「しめ縄」と「しめ縄飾り」の違いも解説
 今年もあと2週間を切りました。年末だというのにあまりの暖冬、ここ数日は少しは寒くなったものの更年期のワタクシは、本職の...
「女は見た目がすべて」の思い出に悶々…容姿いじりのトラウマの克服法
「女は見た目がすべて」なんて言葉が昔からあるように、男性よりも女性の方が外見を厳しく見られる傾向です。そして残酷なことに...
人生初のぎっくり腰なぜ発症? 40女の激痛を救った意外なコスメは…
 齢46、人生初のぎっくり腰になりました。腰が砕け、身動きがまったく取れない状態に陥るって本当にあるんですね。  デス...
韓国は「ひとり飯」ほぼタブー! おひとり様=みじめな人認定で苦労した
 ちまたでは『孤独のグルメ』(テレビ東京系)や『ひねくれ女のボッチ飯』(テレビ東京系)、『めんつゆひとり飯』(BS松竹東...
2023-12-19 06:00 ライフスタイル
自然の石を積んだ石垣でできた江戸時代から続く「棚田の村」
 見知らぬ土地で、山道を越えて現れた見事な石垣に圧倒される。ここまで積み上げる労力を想像すると途方に暮れるし、これが自然...
“たまたま”とももうすぐお別れ…去勢前のおやつシーンを激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
#2 友達の結婚、喜べないのはなぜ? 勝ち組を裏切りだと感じてしまう記憶
【#1のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、芸人の卵や音楽仲間と毎日飲み歩いている。高円寺はうんざ...
#3 結婚で“輪”から去る友人への寂しさ。心地よい独身生活で失ったもの
【#2のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、毎晩芸人の卵や音楽仲間と飲み歩いている。高円寺はうんざ...
妙齢って何歳? 三省堂 現代新国語辞典のいまっぽい凡例に注目
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
母親が施設から帰ってくる夢…認知症の予兆を「ボケたな」で済ませない
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
#1 夢を諦めきれない32歳の女。高円寺で燻る芸人らと酒に溺れる日々
 この街は、まるでネバーランドだ。  いつもの店に行くと、いつもの仲間がいて、相変わらずのバカな話で盛り上がれる。...
「最終的には学歴!」すごいですねー(棒)高学歴義母のマウントLINE3選
 義母が高学歴だとなんとなく上品でスマートな人柄が連想されますが、現実では学歴の高さと人格は比例しないようです。実際には...
2025-02-20 17:59 ライフスタイル
黄金色の葉と朱赤の柿の景色 心まで秋色に染まるような日
 秋は色鮮やかな季節。まるで黄金色のイチョウの葉、鮮やかな朱赤の柿。  心まで秋色に染まるような日だった。 ...
同僚のボールペン“カチカチ”に敏感反応!繊細すぎる人へのLINEどう返す
 世の中には、人一倍豊かな観察力や感受性を持つ人も存在します。そうした人は「優しい」「気遣いができる」などの長所をたくさ...