「どうしましょ」「どうしよかね」第三者委公表の中居正広氏のメールが「キモい」と話題 理由を識者に聞いた

更新日:2025-04-04 17:08
投稿日:2025-04-04 17:00

 元タレントの中居正広氏(52)が「性暴力」を振るった被害女性Aさんに送ったメッセージに対し、《中居のメールがキモい》といった声がX(旧ツイッター)に続々と上がっている。

 フジテレビの第三者委員会が3月31日に公表した調査報告書では「重大な人権侵害が発生した」と、中居氏にとって非常に厳しい指摘がなされているほか、問題が発生した2023年6月2日に中居氏がX子さんを呼び出す際に送ったショートメールの内容も記載されている。

 それによると、中居氏は同日12時11分に「今晩、ご飯どうですか?」とメール。Aさんが食事に応じる返事を送ったところ、中居氏は「はい。メンバーの声かけてます。また、連絡します」(原文ママ)。その後、中居氏は17時46分に「雨のせいか、メンバーが歯切れわるくいないです。飲みたいですけど、さすがに2人だけだけどね。どうしましょ。」とAさんに問いかけたという。

 報告書ではこのほか、Aさんがその日の食事を中居氏の自宅ではなく飲食店での食事であると思っていたために2人でも良いと返事をしたことが記されているほか、これに対し、中居氏が「お店のレパートリーが情けないですが乏しく…笑。どうしよかね。」「●●(地名)で飲みますか!この間の。なら、安心かもです。どうでしょ」と返したことが明記されている。

 こうしたやり取りについては、《中居くんのメッセージの文面きもくない?「どうしましょ。」とか「どうしよかね。」がキモい》《ちょっと変な抜け言葉だったり》といった、文面の異様さを指摘する声も。中居氏も50代。いい大人なら、「どうしましょう」「どうしようかね」ときっちり書くだろうし、《中居くんのメール、どうしましょ。とかキモい。どうしましょうって思ってない感じ》と、言外の“思い”を感じ取ったとする声も上がっている。

■「『最終的な判断は強制していない』という体裁を整えたいという思いが見え隠れします」

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、これら不完全な表記の特徴が昨今話題の「おじさん構文」に分類できると指摘しつつ、Xに上がっている声が指摘する「キモさ」についてこう分析する。

「『最終的な判断は強制していない』という体裁を整えたいという思いが見え隠れします。それに加えて『食事に誘いたいと必死に思っているわけではない』と、本心を偽装している兆候でもあり、二重に予防線を張って責任を回避しようとする心の表れと考えられます。中居氏に限らず、おじさんが下心を持ちつつ若い女性を誘う際に使いがちな表記と言えるでしょう」

 併せて、井上氏は4月上旬というこの時期は特に、こうした“おじさん構文”が世間一般で使われがちだと指摘する。

「4月といえば入社シーズン。上司たる自分は歓迎会を開きたいと思っているが、昨今は何を言ってもパワハラと認定されてしまうといった腰の引けた思いを抱えたままお誘いメールを出してしまうと、このような文体になりがちです。『本当は来てほしい』という思いと『強制はしていない』という思いのせめぎ合いの結果と言えるでしょうが、その含みの持たせ方が、若い人にとっては《キモい》のです」

 中居氏問題に注目するついでに、自らのメールも見直してみては。

  ◇  ◇  ◇

 中居正広氏を見る世間の目が大きく変わり始めた! 関連記事【もっと読む】フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり…では、世論の潮目が変わった点について伝えている。

エンタメ 新着一覧


花岡死す「栄養失調で死亡」見出しの衝撃…“甘党男子”桂場は和洋イケる口
 穂高(小林薫)は法の道へ導いて不幸にしたと寅子(伊藤沙莉)に謝罪し、新しい仕事を紹介すると言い出す。しかし寅子はむしろ...
桧山珠美 2024-06-07 15:30 エンタメ
公園ランチの約束は叶うのか? 花岡の“しょんぼり言動”が不穏すぎる
 ホーナー(ブレイク・クロフォード)から子供たちにとチョコレートをもらった寅子(伊藤沙莉)は、公園で花岡(岩田剛典)に再...
桧山珠美 2024-06-06 17:00 エンタメ
いよいよ裁判官編。NHK制作陣の遊び心、8時14分過ぎに見たり
 昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館。そこには空襲で被害を受けた司法...
桧山珠美 2024-06-03 16:05 エンタメ
「虎に翼」お宝物件!三山凌輝はピアスにアクセジャラジャラの“チャラ”男
 先週のNHK朝ドラ「虎に翼」第9週「男は度胸、女は愛嬌?」は、ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)にとって、悲しみの連続でした。...
刮目!伊藤沙莉“静”の演技、「佐田優三 仲野太賀」表示も期待は泡沫に…
 これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言(岡部たかし)は安らかに亡くなった。  寅子(伊藤沙莉)は何事もなか...
桧山珠美 2024-05-30 19:10 エンタメ
古谷徹は“あの役”降板?声優不倫騒動の後始末、カギは「キャラの私物化」
 レジェンド声優・古谷徹(70)の不倫報道が世間を騒がせている。 『文春オンライン』よって報じられた37歳年下女性...
優三も草葉の陰で苦笑い? 前代未聞な別れの“懺悔”は直言らしい名場面に
 直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の...
桧山珠美 2024-05-30 18:50 エンタメ
「見るんじゃない」と直言。ダチョウ倶楽部の“押すなよ、押すなよ”を彷彿
 直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆ...
桧山珠美 2024-05-28 15:30 エンタメ
視聴率苦戦だから失敗に物申す!山下智久と錦戸亮、5年ぶり民放作の意義
 山下智久(39)が主演を務める「ブルーモーメント」(フジテレビ系)、錦戸亮(39)がキーマンとして出演する「Re:リベ...
こじらぶ 2024-05-25 06:00 エンタメ
「おいしいものは一緒に」出征前の河原デート。はて?初回を思い出すと…
 寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。  今年は高...
桧山珠美 2024-05-24 15:30 エンタメ
優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ
朝ドラヒロインは「大日本国防婦人会」と揉めるのがお約束
 結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。  ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
桧山珠美 2024-05-20 15:30 エンタメ
角界一の美容力士・翔猿らが明かした脱毛&モテ事情、全力で推したいのは
 圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...
「僕じゃ駄目かな」あすなろ白書のキムタクを想起、優三渾身のプロポーズ
 寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせて欲しいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
事件はいつも「あの階段」で起こる! 岩ちゃん演じる花岡もう婚約
 晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
炎上芸人・粗品は松本人志にビビってない!キンプリへの暴言も計算済み?
 2018年にコンビとして『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、2019年にピン芸人として『R-1ぐ...
堺屋大地 2024-05-15 06:00 エンタメ