笠松将に聞いた2つの「コクハク」
――では最後に本サイトならではの「コクハク」を2つお願いします。後藤家は長く続く大きな屋敷ですが、笠松さん自身はどんな部屋に住んでいますか?
賃貸なので特別こだわりとかはないし、物もどんどん捨てるので、そんなに多く置いてないんですよ。だから難しいけど、観葉植物が多いかな。
――ちゃんと枯らさず?
買ってから一度も枯らしたことないですよ。
――そうなんですね。えらい。
割と好きなほうですね。自然が足りないから置いている感じです。
――もうひとつ。恵介は、ピュアな人物でもあると感じました。好きな女性のことも、心の奥底では大切に思っています。そこから引っ張って、笠松さんの初恋エピソードを「コクハク」してください。
しょうもない質問ですね(笑)。
――でも笠松さん、なんだかんだで答えてくれそうなので。
保育園か幼稚園かに行ってたときかな。3歳くらいのとき、僕が誰をとかじゃなくて、そこの先生たち全員が僕のことを好きだったんです。
先生たちの心を奪っちゃっていたエピソード
――え?
若い先生たちが。だから僕が先生たちの初恋を奪ってました。
――それはどういったところから感じたんですか?
どう考えても僕のことを好きって感じでしたから。
――(笑)。なぜ先生たちの心を奪っちゃったのでしょう。
やっぱり手がかかったからじゃないですかね。めちゃくちゃ手のかかる子だったんで。あと、手先が器用で、折り紙とかすごく早くできちゃって、空いた時間に遊びまわっていたらピアノの角に頭を打って結構大きな傷を作っちゃったんですよ。ココ、眉の上に縫い傷が今も残ってるの、分かります?
――たしかに、ありますね。
そのときの痕なんです。当時の園長先生が、泣きながら若い先生たちを全員ならべてうちの母親に謝ってたんですけど、母親は僕の頭見て、「あんた、なにメロンにかぶせる網みたいなの頭にしてんの!」って言って叩いてきて。その瞬間に、じわっと血の温かさを感じました。
――(苦笑)。
そのとき、俺、先生たちからの愛をめっちゃ感じて、「初恋、奪っちゃってんなぁ」って思ったんです。そういう子ども時代でした。
六角精児に「今更ながら恐れ多くなっちゃってます」
――ありがとうございました(笑)。楽しかったです。いまも色んな人のハートを奪ってますね。
いや、今が一番、奪ってないかもしれないです。
――『ガンニバル』の恵介、とてもかっこいいですよ。いくつもありますが、あえて挙げるなら、父親役の六角精児さんとの最後のシーンとか、めちゃくちゃよかったです。
本当ですか。そう言っていただけると嬉しいですけど。六角さんは、それこそ現場ですごくフレンドリーだったので、作品を観て「すごい俳優さんなんだ!」と今更ながら畏れ多くなっちゃってます。ホントいい作品でみんなスゴイので、これを読まれたみなさんもぜひ。
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