カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-04-17 06:00
投稿日:2025-04-17 06:00

降板番組への貢献度NO.1のプロフェッショナル

 恵理那様のこういった降板番組に対する言動は、恩を仇で返すように感じる人も少なくないでしょう。自己顕示欲や承認欲求が強いタイプと見られてしまい、特に同じ女性から嫌われそうです。

 ですから後足で砂をかける彼女は“降板番組と揉めるプロフェッショナル”。……と思ったかもしれませんが、違います。むしろ逆。

 恵理那様は“降板番組への貢献度NO.1のプロフェッショナル”なのです!!

『ナゼそこ?』や『Oha!4』に対して恵理那様が感じ悪い言動をしたことによって、ネットニュースなどで取り上げられ、その番組に注目が集まりました。

 実際、失礼ながら私(堺屋)は『ナゼそこ?』という番組自体を存じ上げていなかったのですが、今回の恵理那様の嫌味発言で認知することができましたし、カトパンがこの番組でテレビ復帰することも知り、興味を持ちました。

 私と同じように『ナゼそこ?』を知って観てみようかなと思った方々はほかにもいるはず。つまり、恵理那様の嫌味発言による広告宣伝効果が絶大だったということです。

『Oha!4』もしかりで、恵理那様が不満爆発のネガティブ発言をしたことで、降板してから何年も経った2020年に『Oha!4』が再注目されたわけです。

彼女があえて悪役になり汚名をかぶることで…

 恵理那様はあえて“自己顕示欲や承認欲求が強いイヤな女”を演じることで、お世話になった番組をより多くの人に知ってもらい、観てもらおうとしていたのではないでしょうか!?

 彼女がわざわざ悪役になりきって汚名をかぶることで、相対的にその降板番組のイメージはアップしたはず。あの性悪女がいなくなったので観てみようかなと思う人もいるかもしれませんし、“かわいそうなカトパン”を応援したいと新MCの姿を観たいと思う人もいるかもしれません。

 そう、恵理那様は自分のイメージダウンや好感度激減をいとわず、自分をクビにした番組にも献身的に尽くしている聖人だったのです。

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


ただ落涙!去りゆくひとに“花道”、万太郎の手には亡き長女・園子の絵
 大学に辞表を提出した野宮(亀田佳明)、東京を去る前に長屋を訪れ、生まれたばかりの千鶴を含む槙野家の肖像画を描く。 ...
桧山珠美 2023-09-06 14:11 エンタメ
竹雄と綾の屋台「土佐」開店が超高速すぎる! 材料はいつ調達したの?
 十徳長屋の古参住人、牛久亭久兵衛(住田隆)が真打に昇進し、長屋を去ることに。万太郎(神木隆之介)らの前で落語を一席、披...
桧山珠美 2023-09-04 18:19 エンタメ
市原隼人のセクシービーム“大量注入”で盛り上がったのは間違いない
 市原隼人(36)はいつも眩しそうです。どうしてあんなに眩しそうなのか。私が考えるに、自分が放つセクシービームが乱反射し...
アイクぬわらの“おはガール”自宅連れ込み報道も「新社屋の呪い」にぴたり
 お笑いタレントのアイクぬわら(37)が8月28日、テレビ東京系の子供向けバラエティ番組「おはスタ」の卒業を突然、発表し...
2023-09-01 06:00 エンタメ
お見事!寺田心から濱田龍臣への人気子役リレー、キャスティングの妙
 万太郎(神木隆之介)が台湾に旅立ってしばらくのこと。大荷物を背負って、ひとりの青年が、万太郎を訪ねて長屋にやってきた。...
桧山珠美 2023-08-31 15:10 エンタメ
ピストル持たずに台湾入りした万太郎、なにやら凄い経歴の朝井大智!
 里中(いとうせいこう)や岩崎(皆川猿時)からの推薦で、万太郎(神木隆之介)は学術調査団の研究員として台湾に派遣されるこ...
桧山珠美 2023-08-30 16:13 エンタメ
バチェラー5完結!男が落ちるのは笑顔より泣きなのね 2023.8.29 (火)
 成功を収めた1人の独身男性=バチェラーとの“真実の愛”を得るため、様々な女性たちが競い合う婚活サバイバルシリーズ、「バ...
万太郎7年ぶりの植物学教室返り咲き、挨拶も小道具も“ドイツ一色”に
 明治26年。徳永教授(田中哲司)に正式な助手として迎えられた万太郎(神木隆之介)は、7年ぶりに植物学教室に戻ってきた。...
桧山珠美 2023-08-28 11:40 エンタメ
「ハヤブサ消防団」中村倫也と岡部たかしは“出世魚俳優”で大物感マシマシ
「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日系)にハマっています。「VIVANT」(TBS系)ほどの派手さはありませんが、そこはそれ、...
タッキー痕跡をジャニーズが排除も…平野紫耀らTOBE勢力が拡大の一途
 ジャニーズ事務所が、元ジャニーズ事務所副社長兼ジャニーズアイランド社長・滝沢秀明氏(41)の“残り香”を排斥する動きを...
こじらぶ 2023-08-26 06:00 エンタメ
加護ちゃんは“あらぬ写真”で窮地に…元モー娘。黄金期メンバーの凸凹人生
 元「モーニング娘。」の加護亜依(35)が21日、「SmartFLASH」に掲載された“韓国カジノ旅行”報道で窮地に立た...
一攫千金のチャンス! 万ちゃん・寿恵ちゃんの“ほのぼの焼き餅”プレー
 お金の相談をするため、叔母のみえ(宮澤エマ)の料亭「巳佐登」に行った寿恵子(浜辺美波)。給金の前渡しということで、その...
桧山珠美 2023-08-24 15:30 エンタメ
長谷川さんキス魔?「バチェラー」5 Ep8まで復習 2023.8.23(水)
 成功を収めた1人の独身男性=バチェラーとの“真実の愛”を得るため、様々な女性たちが競い合う婚活サバイバルシリーズ、「バ...
「田邊教授溺死」とあだ名「ユーシー」の謎、虚実皮膜の脚本が光る
 大学を離れた田邊(要潤)は穏やかな日々を過ごし、聡子(中田青渚)と子供たちを連れて海へ。万太郎(神木隆之介)の元に、大...
桧山珠美 2023-08-21 15:35 エンタメ
「VIVANT」櫻井海音は堺雅人に似てる? 父・ミスチル桜井のDNAは継承
 今、オジサンたちが夢中になっているドラマ。それが日曜劇場「VIVANT」です。あくまでもボルドー太田調べではありますが...
万太郎敗れ、チーム東大に軍配も…田邊は大学追放の“鉄拳制裁”を受ける
 田邊(要潤)は、今後は欧米の学者に頼らず、日本人自らが学名を与え発表すると、西洋の植物学者たちに宣言。植物採集で出会っ...
桧山珠美 2023-08-18 14:00 エンタメ