第3週「なんのために生まれて」#14
新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところを助けてくれたのは千尋(中沢元紀)だったことを知る。
ある配達の帰り、砂浜でかき氷を食べる草吉(阿部サダヲ)とのぶ、蘭子(河合優実)、メイコ(原菜乃華)。そこに、草吉に呼ばれた嵩と千尋がやってくる。のぶは千尋にお礼と感謝を伝える。向き合って話す二人の様子を見て、嵩の心は落ち着かず……。
【本日のツボ】
ジェラシスト嵩、弟にも悶々……
※※以下、ネタバレあります※※
パン食い競争をきっかけに、物語が動きました。のぶは「先生になる」という夢を見つけ、嵩はのぶと親しげな貴島中尉(市川知宏)にジェラシーを覚えます。
かと思ったら、今度はその矛先が千尋にまで……。のぶが「千尋くんに会うたら、ちゃんと言わなあかんことがあるがよ」と言うとわかりやすく表情が変わりました。
そして、海辺の場面です。千尋に、パン食い競争で転びそうになった時に助けてくれてありがとう、と感謝の気持ちを伝えるのぶ。配達で余ったあんぱんを手渡すと、「わし、大好きです」と千尋。その様子を少し離れたところで見ていた嵩。その言葉に動揺を隠せません。その後、千尋が「……朝田パンのあんぱん」と言うと、ほっとしたようななんとも複雑な表情を見せます。
貴島中尉が休暇を終えて、隊に戻って一安心かと思ったら、今度は弟・千尋。嵩のジェラシーがとまりません。
話は変わって、この貴島中尉、名前は勝男というそうで、どうやら、カツブシマンを意識しているそうです。スッと通った鼻筋はまさにカツブシマン。
この日、次番組「あさイチ」にゲスト出演していた貴島中尉に視聴者から「カツブシマンにそっくり」というファックスが届いていました。またひとり、アンパンマンのキャラが増えました。
ヤムおんちゃんのお言葉「俺が焼くのはパンだけだ。焼(妬)いて、焼(妬)かれて、だからこそ人生は面白いんじゃないか」も含蓄がありました。
嵩の漫画が佳作に選ばれたことを知って、賞金がいくらか訊いてくるヤムおんちゃん、さらにそれをあてにして、「きょうは嵩のおごりだ。10円もあるんだから、こういう時は幸せを分かち合わないとね」というちゃっかりしています。
そして、不穏なのが、8年ぶりに帰ってきた母・登美子(松嶋菜々子)です。あいかわらずの色っぽいさですが、まさか嵩の賞金をあてにして戻ってきたということはないですよね?
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