更新日:2025-04-26 06:00
投稿日:2025-04-26 06:00
離婚のリスクが減るなら…
ケンゴさんは首をひねりながら、疑問を口にします。
「レスのまま夫婦で添い遂げる確率って、どのくらいなんですかね? 日本人って他の国に比べてレス夫婦が多いと聞いたことがあるんで、あんまり問題視していませんでした。やっぱレスだと離婚する確率って上がるんですかね?
俺は早織を愛しているし、添い遂げたいと思っています。離婚のリスクが減るならレスを解消したいんです。でも…ひょっとしてレスでも満足していたのは俺だけなんでしょうか。
早織も『私はレスでも構わないんだけど』とは言っていたけれど。もっと激しく求め合う夫婦が理想で、内心では不満を抱えていたのかもしれません。性の話って、なかなか本音を言いにくいでしょうから」
妻を愛しているから
ケンゴさんはいったん言葉を切り、小さなため息とともに続けます。
「だって俺が演技とはいえ強く求めると早織は嬉しそうな顔をするんです。俺はそれを見逃しませんでした。今まで淡白な俺に合わせてくれていたんですかね。
となると、やっぱり早織を喜ばせるためにはレスを解消しないと。彼女を愛しているから、俺も覚悟を決めなくてはいけませんよね。本音を言えば、夫婦の営みをしないでいいなら、したくないです。だって体が疲れますから…」
◇ ◇ ◇
恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。些細なすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。
まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
ラブ 新着一覧
ダメだと頭で分かっていてもなかなか泥沼から抜け出せない恋愛、不倫。不倫カップルが燃えあがるのはイケナイことをしている背...
地位や収入、家柄などに大きな違いがある「格差婚」。一見、玉の輿のようでうらやましく感じますが、実は格差婚は離婚率が高い...
マッチングアプリや結婚相談所経由で男性と初デートをする時、初対面だとなかなかうまく会話ができないもの。「手っ取り早く相...
作家・渡辺淳一センセイの「失楽園」は、1997年に映画化もされ日本中の話題になりましたよね。「失楽園」は不倫を主題とし...
「こうすればモテる」と、自分流の恋愛テクを用いて男性を落とそうとしているあなた、お気をつけください! その恋愛テクが裏目...
「冷酷と激情のあいだvol.151〜女性編〜」では、健康維持のためにお金を使うことにパートナーから理解を得られないと悩む...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
婚活の場での出会いは生涯を添い遂げるパートナーになる可能性があり、気になった男性から嫌われないよう、なかなか素の自分を...
社会的に許されない、既婚者との恋愛。絶対にいけないと頭では分かっているのに、既婚者の彼との恋愛をどうしてもやめられない...
婚活をしていても、なかなかいい出会いがなく時間だけが過ぎていくと徐々に焦ってくるでしょう。
とはいえ結婚は一生の問...
最近SNSなどでよく話題になっている、蛙化現象。蛙化現象に悩まされている女性はかなり多く、読者の皆さんの中にも「蛙化現...
大切な試験や繁忙期、プレッシャーのかかる仕事があると、恋人に会える時間は少なくなってしまいますよね。
付き合っ...
男性と仲良くなると「彼はきっとこういう人だろう」と、ある程度相手の性格や人間性をはイメージできるでしょう。そのイメージ...
セックスレスであるとTwitterで発信している人のアカウントを見ると、コメント欄に必ず「そんな性格だから抱かれないん...
夫とセックスレスで「寂しい」「つらい」と悩んでいる女性は少なくありません。ですが、世の中には「むしろありがたい!」とラ...
いい感じになった男性とデートをしても、なぜか気がつけばただの友達で、なかなか本命になれないと悩んでいませんか? 実は本...