春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は

コクハク編集部
更新日:2025-04-24 09:27
投稿日:2025-04-24 06:00

『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』ママあるあるが最高

 そして、次点は『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』(TBS系)でした。専業主婦である詩穂(多部未華子)を主役に、ワーキングマザーや子を持つエリート官僚らとの出会いを描いていく本作。この作品に対するコメントは長文のものが多く、共感を抱いた人たちからの熱い支持を受けていることがわかります。

「つい見てしまうドラマ。ワーママ、専業主婦ママのあるあるが詰め込まれてる気がします。多部未華子って正直演技はうまいとは思わないのですが、作品選びが上手なのでしょうか。かわいらしさも◎」(45歳・アパレル)


「このご時世、肩身の狭い専業主婦が主人公の話ですが、私自身も子供が小さい頃は専業主婦でした。小1に上がってから働き出したので、どっちの気持ちも少しわかります。見るのはつらい部分があるけれど、わりと現実に即した話だと思って見ています。

 ただ、私にはあそこまで他の人を巻き込むほど体力と精神的に余裕はなかった。子供と2人きりだった時も、大人の誰かと喋りたいという欲はなく、子供にたくさん話しかけて楽しかったので、細かい感覚は主人公とは違います(笑)」(43歳・翻訳)

「原作小説から読んでいたのですが、ドラマ版もよくできていて面白い! 私は働いているので江口のりこさんが演じるワーママに立場が近いのですが、私も『二つのことを同時にできないから結婚や出産は私には無理!』と思い仕事に注力しているタイプ。

 なので、実は多部ちゃん演じる詩穂の方が近いよなあと思いながら見ています。専業主婦の描き方がリアリティなさすぎという声もあるみたいですが、それはそれとして楽しく見ています」(41歳・記者)

『幸せは食べて寢て待て』『キャスター』の評判は?

 以上の3作品が多くの票を集めた今期。ほか、少数ながらも支持されていた作品をご紹介します!

■幸せは食べて寢て待て(NHK)
「団地のふたりに続き、都会のエアポケット的なスロウライフが送れる団地での暮らしが良いなと思って観ています。40代を超えてくると誰しもさまざまな体調不良が出てくるもので、主人公に共感できます。私も薬膳や東洋医学などを意識しながら自然と調和して暮らすことが幸せにつながっていくと実感しているから、内容的にすごく刺さります!」(44歳・翻訳)

「桜井ユキさん演じる主人公の麦巻さんがとてもハマっています。ただ、現実で麦巻さんみたいな人が周りにいたら『この人、ていねい系の人?』とちょっと警戒しちゃいそうです(笑)。また、鈴と司の言葉で説明するのが難しい関係がすごくいいなって思います。『最後から二番目~』もそんな人間関係を描いていますし、すごく令和的という自由な感じが心地よく感じます」(41歳・書店)


■人事の人見(フジテレビ系)
「映像が映画のように凝っている」(48歳・自営業)

■いつか、ヒーロー(テレビ朝日系)
「題名とは、程遠い初回の始まりで、その後の子供達の行く末が知りたいし、心配です! 何ゆえに『いつか、ヒーロー』なのか?」(77歳・主婦)

■キャスター(TBS系)
「物語が裏の裏をつくストーリーで、見ごたえはあると思いました。永野芽生ちゃんはかわいいけど、総合演出という役柄はミスマッチな感が。若すぎるのかな? サブキャスター・小池奈美役の月城かなとさんの声色と活舌、佇まいが素晴らしいと思った! 今後、いろんなドラマで声がかかるのでは?」(46歳・編集者)

「日曜劇場、阿部寛ときたら絶対に外せない」(42歳・美容師)


■エンジェルフライト
「今までBSで放送されて話題でしたが、タイミングが合わず未見で。5月3日から地上波で初めて放送されるのでチェックしようと思ってます」(47歳・WEB)

今期ドラマは大人も楽しめそう!

『続・続・最後から二番目の恋』はいわずもがな、『幸せは食べて寢て待て』や『対岸の家事』など、大人世代の生活を描くドラマが多い印象がある今期。自分の人生と照らし合わせながら、鑑賞してみるのもよいかもしれませんね。

(編集MS)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


「お月のもの」ネタ再び、寅子らの生理談議にマスターのヘンな気遣い
 よね(土居志央梨)は貧しい生い立ちを明かし、涼子(桜井ユキ)や寅子(伊藤沙莉)など、同級生らが恵まれていることに憤りを...
桧山珠美 2024-04-18 16:50 エンタメ
森香澄は“嫌われる女”を演じてる説 「女子アナ」抹消計画を進行中!?
 元・テレビ東京の「女子アナ」で、昨年3月に退社してフリーに転身後、バラエティ番組を中心に引っ張りだことなっている森香澄...
堺屋大地 2024-04-17 06:00 エンタメ
朝ドラ史上初の快挙!ヒロインの月のもの(生理)事情が描かれた
 生徒数が減り、存続の危機に陥る明律大学女子部。宣伝のため2年生の寅子(伊藤沙莉)たちは先輩の久保田(小林涼子)・中山(...
桧山珠美 2024-04-15 15:48 エンタメ
平野、神宮寺、岸のNumber_i返り咲きの春! 欲いえばもっともっと…
 さくら満開の春、Number_iがテレビに帰ってきました平野紫耀(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)、お久しぶ...
「ニャニャニャニャニャ」寅子の必殺技!いずれ強い虎になる“伏線”か?
 判決の日。寅子(伊藤沙莉)たちの予想は外れ、妻が着物を取り戻すことが認められる。大喜びする女子部の面々だったが、よね(...
桧山珠美 2024-04-12 18:20 エンタメ
不祥事芸人・フジモンの賛否両論の復帰劇!実は吉本への貢献度が抜群?
 昨年10月に当て逃げ事故を起こして活動自粛していたフジモンことFUJIWARA・藤本敏史が、3月23日放送の『さんまの...
堺屋大地 2024-04-12 06:00 エンタメ
寅子「あきらめたらそこで終わり」はもしや…名作漫画のイズムにニヤリ
 傍聴した裁判について尋ねた寅子(伊藤沙莉)に対し、穂高(小林薫)は皆で議論してみるよう促す。  暴力を振るう夫か...
桧山珠美 2024-04-11 15:25 エンタメ
トラコ入学、伊藤沙莉は表情筋を自由に操る女優…男装の山田よねにも注目
 昭和7年。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子(伊藤沙莉)のクラスには女子の憧れの的の華族令嬢・桜川涼子(桜井ユ...
桧山珠美 2024-04-08 18:38 エンタメ
“お騒がせ”青井実アナが心機一転、なにわ男子の道枝駿佑と似てるって⁉
 世の中の人がNHKに持つイメージといいますと、「真面目」「お堅い」「地味」といったところでしょうか。  そんな中...
逃げ恥の百合ちゃん役が“頭のいい女は頭の悪いふりをするしかない”発言
 穂高(小林薫)に出くわしたことで女子部への出願が母・はる(石田ゆり子)にばれてしまった寅子(伊藤沙莉)。  娘に...
桧山珠美 2024-04-05 15:30 エンタメ
「虎に翼」語りは尾野真千子 NHKアナと俳優のナレーションの違いは?
 寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦する中、親友の花江(森田望智)は寅子の兄・直道(上川周作)との結婚準備を順調に進めてい...
桧山珠美 2024-04-05 15:14 エンタメ
「虎に翼」シン・朝ドラの予感!わずか1話、たった15分で心つかんだ描写
 昭和6年・東京。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は父・直言(岡部たかし)、母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧...
桧山珠美 2024-04-01 22:28 エンタメ
僥倖!世界に挑む赤西仁ほど「サムライマック」のCM向きな俳優はいない
 マクドナルドのCMにイケメンあり!  そんな声をちらほら耳にするようになりました。たとえば4月2日から全国放送さ...
平野らTOBEがドーム公演大成功の一方、暗雲立ち込める旧ジャニの逆転は
 3月14日から17日にかけて、滝沢秀明氏創設のTOBE所属アーティストによる東京ドーム公演「to HEROes ~TO...
こじらぶ 2024-03-30 06:00 エンタメ
ブギウギ最終回、水を差すようでスンマセン! 残念すぎる4つの演出と描写
 スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子(菊地凛子)、愛子(...
桧山珠美 2024-03-30 11:41 エンタメ
スズ子引退会見、“天敵の文屋”鮫島の「シャッポを脱ぐ」演出を読む
 歌手・福来スズ子(趣里)の引退会見の当日。スズ子は結局、羽鳥善一(草彅剛)とは話ができないまま会見に臨むことになってし...
桧山珠美 2024-03-27 14:30 エンタメ