膣のゆるみの問題は年齢と関係ない?
骨盤底筋群とは子宮、膣、膀胱、尿道、直腸、肛門などの大切な臓器をしっかり包んでいる筋肉のハンモックです。120~150平方センチの面積があり、20代のときには5~9センチもの厚みを持つ頑丈なハンモックですが、閉経が近づくにつれ3センチぐらいに薄くなっています。
そうなると筋肉の収縮力がなくなり、慢性の便秘や尿漏れ、子宮が膣の中に降りてきてしまう子宮脱など、困ったことが起きやすくなります。また最近は、まだ若い女性も骨盤底筋が弱くなり、そんな症状が増えていることが指摘されています。
しかし、それらは予防できるのです。
骨盤底筋は腕や足と同じ横紋筋なので、鍛えることができます。家事の省力化により、床拭きや草むしりなど下半身を屈伸して行う作業が減った現代の女性には、出産経験のない人でも骨盤底筋ケアが必要だとされています。
「膣がゆるいのは経産婦か、セックスのやりすぎ」と思いこんでいる男性もいますが、実は骨盤内の筋力不足にすぎないのです。骨盤内の筋肉にアプローチするエクササイズを試してみましょう(骨盤そのもののゆがみを取るエクササイズとは別のものです)。
まずは費用ゼロで骨盤底筋ごと膣をパワーアップ
骨盤底筋を鍛えるエクササイズのやり方はネットにたくさん出ていますが、レッグレイズ(仰向けに寝る→揃えた両脚をゆっくり直立させる→地面につく直前まで下ろす)を繰り返すだけでも効果があります。腰を痛めないよう、下腹部に負荷が集中していることを意識して、ゆっくり長い呼吸をしながら行います。
費用もかかりませんし、膣のゆるみが心配な人、気になる人は、まずは骨盤底筋エクササイズを続けて変化が見られるかを確認してみてください。これだけで尿漏れが治る人もいますし、膣の感じ方がよくなったという人もいます。
次回はさらに費用をかけた膣の鍛え方、それでも改善しない場合、どんな医療施術があるのかについてお話しします。
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