“会話下手”はそこがダメ! スナックママが指摘する「3:1」の法則とは?

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2025-05-02 06:00
投稿日:2025-05-02 06:00

ママが喝! 会話上手になるには?

 みなさんは自分のことを会話上手だと思いますか? スナックなどの水商売で最も大切なスキルがこの会話力なのですが、何をもって会話上手と言うのでしょうか。

 先日行ったスナックで、ある酔っ払いがママにめっちゃ叱られていた話から、そのヒントを見つけたいと思います。

  ◇  ◇  ◇

【神回の四コマ漫画】美女に「あんたはハエよ」! ベテランママが放った“超ひどいけどギリ笑える”言動3選

「会話上手の3:1」って何?

 スナックに来るお客さんは、おしゃべりが好きです。なかにはいつも静かで、ずっと黙々と飲み続けるスタイルの人もいますが、そんな人でも一度話し始めたら止まらなかったり(笑)。

 そして私たちは、そんなお客さんの話を聞くのがお仕事。なので基本、人の話を聞くのは苦痛にならないお姉さんたちが多いです。しかし! それはあくまでお客さんが”キャッチボール”を求めてくれる場合のみ。”スピーチ”を聞くとなると、話は変わってくるのです。

 少し前、行きつけのスナックで、ベロベロのお客さんがママに怒られているのを見ました。そのときの内容がまさにこれで、「あんたは自分の話ばっかり延々とするから友達ができないんだよ! 3話したら1聞くの! 今できてない!!」と。

会話泥棒になってない?

 なるほど、確かにそのお客さんは、他のお客さんの話に強引に割り込んで、自分の話にしてしまうクセがあるようでした。いわゆる会話泥棒ってやつで、コミュニケーションのバランスが悪いんですね。

 まだママやお店のお姉さんたちだけになら許されもするでしょうが、他のお客さんを巻き込んでしまったらママも注意するしかありません。怒られた直後はちょっとしおらしくなっていましたが、あっという間にまたスイッチが入って喋り倒し、最後は気分よく帰っていかれました。

 でも残ったお客さんとママたちはげっそり…。大人たちがいっぱいのスナックにあるまじき沈黙がしばし続いたのでした。

 私もどちらかといえばおしゃべりな方なので、明日は我が身の精神で「会話の3:1」を忘れないようにしたいと思います。

【登場人物紹介】

コミ:どろんぱの人気ホステス。明るく気が利くが、酒乱なのが玉にきず。
ママ:どろんぱのママ。自信に満ち溢れるエネルギッシュな女。コミにはちょっと厳しめ。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


おひとり様全盛時代でも? 老後こそ“コミュ力”がものを言う
 ぶっちゃけ、私はあまり人づきあいが得意なほうではありません。一人のほうが気を遣わなくていいし、楽だから。  これから...
年末大掃除、夫が戦力にならない…今年こそやる気を出してもらう方法4つ
 年末の大仕事といえば、家の大掃除ですよね。やはり、一年の汚れを綺麗にしてから、新しい一年を迎えたいものです。でも、何か...
「何で後ろから撮るにゃ?」“たまたま”の質問攻めにきゅん♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「見慣れる」ってこわい 散らかった部屋を眺めて考えたこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
日用品は見た目も大事よね♡ 好みの香りで良質な睡眠時間を
 コクハクリーダーズ1期生の「あんず」と申します。今回、ワクワクしながら新商品を使う機会に恵まれました。  日常生活で...
2023-12-16 17:32 ライフスタイル
コスパ最強!シクラメン超長生き育成術、この冬は美しい姿をキープさせる
 暖冬にも程がある2023年師走ですね。  カントリー風情たっぷりの立地にある猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花...
温泉旅行を計画中! でも浴衣の下は何が正解? オトナ女性の3つの選択肢
 彼氏や女友達と楽しむ温泉旅行。最近では旅館に添えつけの浴衣が用意されているところも多いですよね。  でも浴衣姿で...
ふわっと何かが降り立った? 神々の宿る土地の光は優しい
 夜道を歩いていたら、ふわっと何かが降り立った気がした。  振り返ると黄色い稲穂が揺れていた。でも全然怖くはなかっ...
尾道の町並みより絶景也! 恥ずかしがり屋のクロ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
悪臭漂う子どもの地獄汚部屋にもう限界!私がブチ切れた“ゴミ袋事件”の夜
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
ぼっちの年越し最高!大人の女性だからこそ許される“心の洗濯”プラン5選
 お正月といえば、恋人と過ごしたり、実家に帰省したり、賑やかに過ごす人が多いですよね。でも実は今、ぼっちでも一人のお正月...
『姑息(こそく)』本来の意味は“ずるい”ではなく、一時しのぎ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり読み切り漫画/第63回「フクフクモフモフ規格外ナノダ」
【連載第63回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
子、姪、甥への「お年玉適正価格」問題 親戚と決めた我が家のルールは…
 子供たちのお正月の楽しみといえば、なんといっても「お年玉」ですよね。でも、大人にとっては「親戚の子へのお年玉の額をどう...
【45歳からの歯科矯正】まじか。矯正8カ月で主治医から衝撃の提案が…
【これまでのお話し】 45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ(#1)/45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断!(#...
鮮やかな朱色にハッとする 見つけたのは秋が忘れていった物
 ずいぶんと歩いたけれど、ひときわ映える朱色にハッとして顔を上げた。 「秋の忘れ物」もきっと鳥に見つかって、最後は...