義両親とは「同居NG」のはずが…夫からの要望を“離婚せずに”拒否したい(45歳・パート勤務)

植草美幸 恋愛・婚活アドバイザー
更新日:2025-05-03 06:00
投稿日:2025-05-03 06:00

【相談】同居はしたくないけど、離婚も避けたいです

 首都圏在住の45歳パート勤務です。夫は52歳の会社員、高校生の息子と中学生の娘の4人暮らしです。

 夫とは結婚相談所で出会ったのですが、私は義両親との同居は避けたい思いから「長男以外」を条件に活動し、次男だった夫も理解していました。

 しかし、結婚20年目を迎えた昨年、80代の義父の認知症が進み、施設に行くことになりました。義母は70代で元気ですが、「一人暮らしは不安だから息子家族と暮らしたい」と言い出しました。

 そのタイミングで義兄である長男が離婚し、親との同居や介護を拒否しています。2人兄弟の弟である夫は、優しい反面で気が弱く、私の気持ちよりも義母の主張を優先し「同居したい」というのです。

 経済的にも子どもたちが大学卒業するまでは離婚は避けたいのですが、どうしたらよいでしょうか。

【こちらもどうぞ】夫との子作り卒業。30代で性生活が無くなるのが不安です(38歳パート、2児のママ)

【見解】とにかく説得するしかありません

 今でも婚活で「長男以外」を条件に活動する人はいます。昭和と違って、長男も次男もみんな会社員の時代なので、長男が実家を継ぐという発想が古臭い考えですが、70代くらいの親と同居していたりする女性会員さんは、母親の影響で「長男は嫌だ」となるんですよね。

 今回は、次男の夫が母親と同居したいとのこと。もし、結婚した時の条件とは話が変わるし、是が非でも義理の親と別居を続けたいということなら、旦那さんをとにかく説得するしかありません。

 たとえば、「おばあちゃんが子供たちにお説教とかすると煙たがられるし、距離があった方が関係が上手く行くと思う」「子供が大学を卒業してからでもいいのでは?お母さんもまだ70代、元気だからね」などと伝えてみてもいいでしょう。

 ほかに、近所で上手く行かなかった人のエピソードを話すのもいいかもしれません。多少おおげさに話をしてもいいでしょう。

「3丁目の山田さんは、お姑さんと暮らしたら毎日のように食卓で『誰が何を残した』とかメニューのことで喧嘩が続いて、離婚騒動になったのよ」とか。

 あなたが「どうしよう。そうなっちゃったら」「お母さんのことで頭がいっぱいで、ちょっと家事ができない」と毎日不安をこぼしていたら、旦那さんも「妻がおかしくなってしまうかも」と思って考え直してくれるかもしれません。

ストレスなく同居するケースも

 逆に、若い夫婦は経済的に厳しいので、夫の実家に同居したがるお嫁さんもいます。私の知っているケースでは、義父が亡くなって、義母が1人で4LDKの戸建てに住んでいたため、夫に「あなたのうちに行こうよ」と言って子供2人を連れて同居していました。

 また最近は、マスオさんを求める男性もいます。漫画「サザエさん」の主人公・サザエさんの夫マスオさんのように、妻の実家に同居したいというケースです。

 共働きでも妻の父母が子供(孫)の面倒を見てくれるし、妻も実の両親に家事を頼めるからストレスもたまりにくい。妻の親は、夫側が家事をしなくても怒ることがほとんどありませんから、精神的にも居心地がいいようです。

 話を戻しますが、夫の親と暮らさざるを得なくなれば、水回りのプライバシーを守ることを条件にするとうまくいく可能性が高いです。要は、二世帯住宅で、お風呂やトイレ、キッチンだけでも別に出来るといいんですよね。

 2階建ての家の場合、1階の義父母のスペースにも、2階の自分たちのスペースにも、独立した水回りを置く。プライバシーが守られているので、互いに都合がいいときだけ交流できます。そうやってストレスなく同居する家族も少なくありません。

  ◇  ◇  ◇

 ※シリーズ「40歳からの『幸せの選択』」では、皆さんからの恋愛・結婚にまつわる相談を募集します。執筆者は「植草美幸」を選択し、必須項目を明記の上、メッセージをお送りください。

お悩み相談募集中

 取り上げる際のお悩みは個人情報が分からないようにいたします。なお、掲載にあたり事前の連絡はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

植草美幸
記事一覧
恋愛・婚活アドバイザー
1995年、アパレル業界に特化した人材派遣のエムエスピーを創業(現・代表)。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の高い成婚率(※)を誇り、成婚件数も1000件以上を数える。著書は「ワガママな女におなりなさい 『婚活の壁』に効く秘密のアドバイス」(講談社)、『、「結婚の技術」(中央公論新社)、「なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ」(青春出版社)など多数。(※)成婚退会者数÷全体退会者数で算出。
HPXYouTube

ラブ 新着一覧


40代彼女の“草”発言にゲンナリ…「あ、無理」と感じる男性たちの本音
 今回ご紹介するのは、40代の彼女を持つ男性の不満。直接彼女には言えないけれど、ひそかに「そこ無理!」と思っていることが...
恋バナ調査隊 2023-02-23 06:00 ラブ
優良物件!妻や彼女を大事にする「いいマザコン」の見抜き方
 恋愛や結婚相手を選ぶ際、あなたは何をNG条件にしていますか? 人それぞれとはいえ、きっと「マザコンだけは避けたい!」と...
恋バナ調査隊 2023-02-23 06:00 ラブ
「僕からは動きません」マッチングアプリで急増する“定型プロフ”に要警戒
 コロナ禍以降、すっかり市民権を得たマッチングアプリ。その中には首を傾げたくなるようなプロフィールをアップしている男性も...
内藤みか 2023-02-23 06:00 ラブ
デートのお礼LINEは二の矢三の矢を!「また今度」の社交辞令回避テク
 素敵な男性とせっかくデートまでこぎつけても、2回目につながらずフェードアウトしてしまう恋はたくさんありますよね。実は、...
恋バナ調査隊 2023-02-22 06:00 ラブ
本命彼女になりたい…男性を沼らせて手放せない女になる方法
 いつも彼女になれず、都合のいい女止まりになってしまう。彼女になっても全然大切にされない……。  男性になかなか大事に...
若林杏樹 2023-02-22 10:58 ラブ
既婚者マッチングアプリで出会った男性と“お寿司ランチ”した
「コクハク」の本コラムで、「既婚者マッチングアプリって?実際に使ってみた感想と注意点」を書いたのですが、今回はさらに深掘...
豆木メイ 2023-02-21 06:00 ラブ
黒歴史!借金、束縛、浮気常習…別れてよかった元カレ大集合
 交際中に「この人しかいない」「絶対結婚する!」と、相手に執着してしまう女性もいるでしょう。でも、もしかしたら“別れたほ...
恋バナ調査隊 2023-02-21 06:00 ラブ
マンネリ打破に!夫婦のラブホテルデートはメリットだらけ
 新婚の頃は夫への愛情でいっぱいだったのに、結婚生活が長くなり、子供が生まれてみると、すっかりときめきがなくなってしまっ...
恋バナ調査隊 2023-02-20 06:00 ラブ
サレ妻が浮気夫に復讐!ダメージ100倍・スカッと1000倍エピ
 世の中には、浮気や不倫をして、愛していたはずの妻を「サレ妻」にしてしまう夫が存在するようです。でも現代において、黙って...
恋バナ調査隊 2023-02-19 06:00 ラブ
私のテクじゃつまらない? 交際1カ月でのレスに悩む37歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-02-18 06:00 ラブ
ムラムラするのに反応しない! 予想外の事態に困惑する50男
「冷酷と激情のあいだvol.130〜女性編〜」では、交際中の恋人と交際1カ月にしてすでにレスに悩んでいる女性・里香さん(...
並木まき 2023-02-18 06:00 ラブ
夫の2回目の不倫が発覚! 冷静にソッコーで手を打つべきこと
 一番信頼している人に「不倫」という形で裏切られた妻は、たくさんの葛藤や苦しみと戦いながら、必死で笑顔を作ろう、前に進も...
恋バナ調査隊 2023-02-18 06:00 ラブ
一周回って親の紹介から始まる恋愛ってアリ♡ と思えるエピ
 お見合いと聞くと、古くて堅苦しい印象を持つ人も多いですよね! でも実は、時代が変わり、最近では親の紹介で恋愛をはじめる...
恋バナ調査隊 2023-02-18 06:00 ラブ
シンクが豚脂まみれ!妻が離婚を考えるほど困る「夫の趣味」
 趣味を持つのはとてもいいことですよね。でも、一口に趣味といってもいろいろな種類があります。中には、離婚を考えさせてしま...
恋バナ調査隊 2023-02-17 06:00 ラブ
入店時から見られてる!男性が食事デートで査定する女性の言動あれこれ
 男性との外食デートが決まったら、「何を着ていこう?」と何日も前から準備する人もいるでしょう。しかし、食事デートで見られ...
恋バナ調査隊 2023-02-16 06:00 ラブ
バレンタインで夫の不倫バレ!ウイスキーボンボンの中に「泊り行こうね」
 女性から男性にチョコレートを送る「バレンタイン」ですが、夫がチョコレートをもらって帰ってきても、会社の義理チョコである...
恋バナ調査隊 2023-02-19 16:22 ラブ