のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁
俳優ののん(31)が、4月27日放送のTBS系日曜劇場「キャスター」で、2014年4月に放送された「世にも奇妙な物語'14春の特別編」以来、11年ぶりに民放ドラマに登場した。放送中からSNSでは、《抜群の存在感と演技力!》《おかえりなさい!》といった称賛と激励の声が相次いでいた。
ところがそんな復活劇に水を差すように、13日放送の初回に14.2%だった世帯平均視聴率が、この日は10.9%と、3.3ポイントも数字を落としてしまったのだ(視聴率はビデオリサーチ社調べ、関東地区)。
「のん側は“復帰作は高視聴率”という材料で、これから一気に民放ドラマの出演をもくろんでいたはずです。キャスティングに前向きだった他局も、“もうしばらく様子を見てから……”と慎重になってきているようです」(テレビ関係者)
「キャスター」の視聴率下落の理由として、第2話のオンエア直後に「週刊文春」が報じた、田中圭(40)と、同ドラマに出演中のキム・ムジュン(26)との“二股不倫疑惑”の永野芽郁(25)の名前を挙げる関係者も多い。SNSでは《こんなドラマ、まともに見ていられない》などと、脱落した視聴者の声が目立った。
■永野が朝ドラのヒロインに抜擢されたキッカケ
「正義感あふれる報道ディレクター役を演じる永野が、裏では二股不倫ですから、いくら事務所が完全否定したとしても影響は残りますよね。そしてこのせいで華々しい復活劇の注目度を一気にさらわれたのんは、タイミングが悪かったとしか言いようがありません」(前出の関係者)
芸能界では、「のんの独立騒動がなければ、永野のブレークはなかった」と言われている。それは「カルピスウォーター」のCMキャラクターをめぐる2人の因縁と関係している。このCMは、広告業界や芸能関係者の間で“トップ女優への登竜門”と位置付けられており、12年から3年間、11代目キャラクターを務めたのが当時18歳ののん。売り上げも右肩上がりで、広告業界が重要視する好感度も常に上位だったのんだが、15年春の独立騒動とともにその立場は激変した。同年、12代目の黒島結菜(28)にバトンタッチするも、わずか1年で黒島の契約が終了し、16年から13代目に抜擢されたのが当時16歳の永野だった。
「永野が13代目に選ばれたのは、所属事務所の推しだけでなく、宣材写真の雰囲気がのんに似ていたことも理由でした」と、広告代理店関係者が当時を振り返る。そして、永野の爽やかさは瞬く間に若者たちの間で評判になり、この2年後には、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロイン起用につながっていく。
「あくまで仮定の話ですが、のんの独立騒動があれほど酷くなく、黒島のカルピスウォーターのCM契約がもっと続いていたら、『半分、青い。』のヒロインは永野じゃなかったかもしれないわけです。のんが直接的に何かをしてあげたわけではありませんが、永野にとって、のんは“女優生命においての恩人”と言い換えることもできる存在。そんな恩人の復活を、結果的に邪魔する形になってしまい、永野ものんも、胸中は複雑だと思いますよ」(芸能プロダクション関係者)
もちろん、「キャスター」の視聴率低迷は永野だけの責任ではないが、一流女優への登竜門を経験し、朝ドラヒロインも務めた2人が奇跡の共演で視聴率は爆上がりとなるはずだったろうに、番組関係者たちのもくろみは残念ながら、大きく外れてしまった。のんの本格テレビ復帰はもう少し先になりそうだ。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
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