永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?
【桧山珠美 あれもこれも言わせて】
いわゆる「文春砲」による永野芽郁(25)と田中圭(40)、そして韓国人俳優との二股不倫スキャンダルの衝撃はかなりのものだ。
永野は3月29日に放送されたTBS系「オールスター感謝祭'25春」で暴走した江頭2:50に「永野~俺の女になれ!」と高速で舌をペロペロしながら迫られ、泣き出したというのが話題になったばかり。
この一件で世間にはエガちゃんに迫られ泣いてしまうほどピュアな永野芽郁というのが印象づけられたが、その裏で二股不倫? 比較するのもなんだが、ベッキーなど以上に後世に残りそうなスキャンダルではないか!
しかし、テレビはほぼ報じなかった。朝の情報番組から昼のワイドショー、夕方のニュース、あらゆる番組をチェックしたが、見事にスルー、ないことになっている。
裏が取れないものは報じないというスタンスならそれでもいいが、これまで散々、裏取りどころか自分たちが掴んだスクープでもないのに「週刊文春によりますと……」とか便乗して報じていたくせに。
だが、永野の所属するスターダストプロモーションが擁するタレントを見れば一目瞭然。NHKの朝ドラ「あんぱん」の北村匠海、大河「べらぼう」の横浜流星、内野聖陽、山田孝之、市原隼人、濱田岳、岡田将生、山崎賢人、仲野太賀、北川景子、常盤貴子……、錚々たるメンバーが所属している。芸能通でなくてもハハ~ンだ。
中でもTBSは永野が放送中のドラマ「キャスター」に出演していることもあって、「サンジャポ」でもなきものに。あの空気を読まないことでおなじみの爆笑問題太田光でさえもスルーした。
旧ジャニーズ問題で反省していたはずのテレビ局だが、旧ジャニーズからスターダストに忖度対象が変わっただけか。その体質は何も変わっていないことになる。テレビが信用をなくすわけだ。
ほぼ時を同じくしてTBSが同局の女性アナウンサーに対するセクハラ事案が複数あり、その対応が不十分だったと公表した。フジテレビの不祥事を他山の石とし、TBSでも類似の事例が起きていないか調査し、透明化を図ったものだが、出てきたのはなんと25年前から15年前のこと。そんな前のことを掘り起こしてまでわびた。こちらとしては、そんな四半世紀前のことより、今はどうなんだと言いたい。
関係者はいずれも記事を否定しているし、ぶっちゃけ、誰が誰と不倫しようが二股をかけようが個人的な話。否定しているならそのことを報じればいい。だが、それをまったくなかったことにするのはおかしい。
永野や田中が無罪放免なら同じくアパホテルで密会したが、肉体関係はないと否定した中丸雄一もとっくに許されてしかるべきでは?
「これだからオールドメディアは!」と言われるわけだ。
(桧山珠美/コラムニスト)
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