ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?

時短美容協会 一般社団法人
更新日:2025-05-08 06:00
投稿日:2025-05-08 06:00
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎると平面的でのっぺりした印象にもなりがち。でも、ちょっとしたコツを押さえれば、簡単に上品ツヤ肌は作れます!
 時短美容協会所属の筆者がよくあるNG例をもとに、成功or失敗の分かれ道を画像で解説します。

よくあるNG例1:ベースメイク前のひと手間がない

 ツヤ肌メイクを成功させるには、ファンデーションを塗る前の肌の状態が重要です。

 スキンケアでしっかり保湿するのはもちろん大事ですが、保湿のあとに、そのままメイクをすると崩れやすくなります。気を付けて!

成功例:スキンケア後は軽くティッシュオフ!

 スキンケア後に、ティッシュを軽く押し当てて余分な油分を取り除きましょう。ファンデーションが密着しやすくなります。

失敗例:肌がベタベタのままファンデーションを塗る

 肌がベタついていると、ファンデーションがムラになりやすく、脂っぽい仕上がりになってしまいます。

 さらに時間が経つと崩れやすくなるので、テカリの原因にも。ひと手間を怠るだけで、残念な仕上がりになってしまうので要注意。

【読まれています】噂の美容法「タオルで顔拭きはNG」って嘘でしょ!? 医師3人の回答は/専門家監修【美容のウソ・ホント】

よくあるNG例2:ハイライトの入れる場所がおかしい

 ツヤ肌メイクでは、ハイライトが不可欠です。

 ハイライトによって光の反射をうまく使うのがポイントですが、「ツヤ感を出したい」と気持ちが前のめりになると、つい広範囲にハイライトを塗りがちなので気をつけましょう。

成功例:ハイライトを「点」で仕込む

 頬の高い位置や鼻筋の上部、まぶたの中央に少量ずつのせるのが、ツヤ肌を仕込むにあたっては成功のカギ。

 この3カ所に「面」ではなく「点」を打つようにハイライトを入れると、顔に立体感が生まれて自然なツヤ肌を狙えます。

失敗例:広範囲にハイライトを入れている

 広範囲にハイライトを入れると、一気にテカリ顔に見え不潔な印象に…。

 Tゾーンにがっつりとハイライトを塗ると“おでこ”がギラついて見え、不自然なテカリ感が強調されてしまいます。

よくあるNG例3:パウダーの使用量が間違っている

 ツヤ肌メイクは、仕上げのひと工夫でさらに完成度がアップします。

 せっかく作ったツヤをキープしながらテカリを防ぐには、バランスが重要です。

 ツヤを目立たせたいからとパウダーを使わないと、すぐにヨレや崩れを招いてしまいます。また、パウダーが多すぎてもツヤ感が損なわれます。

成功例:Tゾーンとあごに軽くフェイスパウダー+ミスト化粧水

 テカリやすいTゾーンやあごには、仕上げにフェイスパウダーを軽くのせると、ツヤを残しつつ崩れにくくなります。

 厚塗りをすると粉っぽくなり、せっかくのツヤが消えてしまいます。ミストタイプの化粧水を顔全体にシュッと吹きかけて肌に馴染ませると、パウダーの粉っぽさが消えて自然なツヤ感が生まれますよ。

失敗例:顔全体にパウダーをしっかりのせる

 メイクの仕上げにテカリ防止のために顔全体にパウダーをのせると、ツヤが消えてマットすぎる仕上がりになります。

 頬や鼻筋の上部にまでパウダーをのせると、立体感がなくなり、のっぺりとした印象にも見えがちです。

ツヤ肌は綺麗に見せるための計算がマスト

 ツヤ肌メイクはただツヤを足せばいいわけではなく、肌を綺麗に見せるための計算がポイントです。ツヤを入れる場所やベースの仕込み方によって、上品で洗練されたベースメイクが完成します。

 ツヤ肌メイクに苦手意識があったかたはぜひ、手順を見直してみてくださいね。

(時短美容協会所属/野元玲杏)

時短美容協会
記事一覧
一般社団法人
「時短美容」を単なる「省略美容」「ながら美容」ではないものと定義し、多忙な現代女性が「美容の時間を効率的に確保するため」に欠かせない正しい美容知識の普及に努めるとともに、美容にまつわる正確な時短知識を有する「時短美容家」「時短美容協会認定美容家」ならびに、薬機法(旧薬事法)を遵守する「美容ライター」の育成および普及活動を行っています。
WEB:https://fastbeauty.biz

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...
長財布はダサい&時代遅れとされる3つの理由。令和におすすめの財布は?
 最近、長財布を使っている人をあまり見かけなくなってきましたね。今でも長財布を愛用しているものの、「もしかしてダサい? ...
女性は30代以降、筋肉量が年間1%ずつ減!?【医療従事者監修】今すぐ試せる“ぽっこり下腹”引き締め術3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【検証】メイクしたまま寝ると汚肌一直線?20代美容ライターが3日間オフなしで過ごしたら意外な結果に…
「メイクを落とさないと肌が荒れる」とはよくいったもの。メイクをしたまま寝ると毛穴に詰まった汚れや皮脂が酸化して、肌荒れや...
「美容医療」反対派と賛成派の意見。トライする前の参考にしたい
 いつの時代も、女性は美しくなりたいと思うもの。そして、今の時代、美容医療や美容整形がより手軽になり、挑戦する人も増えて...
更年期の“意外と知らない”基礎知識/更年期症状は遺伝する? 出産経験の有無は影響する?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
熱狂する韓国コスメブームに違和感。顔につけるのに、低価格、パケ買い、なんとなく…だけで買って大丈夫?
 つい先日、資生堂の最終赤字が100億円超との報道がありました。主な理由は中国での事業不振にあるそうですが、実際のところ...
急に夜が淡白になり、枯れてしまった彼氏…【薬剤師監修】浮気以外で考えられる原因は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代で「実年齢+5歳老け見え」は絶対回避したい!【美容家激推し】お助けアイテム3選
 40代を迎えると、ちょっとした老け見えにも落ち込みますよね。「43歳なのに、48歳くらいに見られた…」なんてしょんぼり...
お肌のシミはなぜできる?【美容外科医が解説】薬局で購入可能なおすすめの薬と美容クリニックの威力
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。美容医療11年目の美...
腹痛だけと思ったら大間違い!本当は怖~い「便秘」の5つの影響【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
冬でもテカる! 厄介な「油田肌」3つの原因と対策3カ条。逆効果のケアしていませんか?
「夏はまだしも、真冬の今でも肌がテカるのなんでなの!?」とキレている女性の皆さま、必見!  今回は冬でも肌がテカる原因...