鈴木拡樹「40歳ってもっと貫禄のある年齢だと思ってた」30代からの変化と“大人”として目指すもの

望月ふみ
更新日:2025-05-20 06:00
投稿日:2025-05-20 06:00

今年で40歳。30歳からの変化は

――さて、今回演じる源蒼は、10年前に消えた妻と娘を探し続けています。「10年間」と「コクハク」をかけて、鈴木さん自身の10年前に思いを馳せてコクハクできることを、教えてください。

 10年前というと、ちょうど自分が30歳になるくらいのとき。「30歳で、どういう役者になっているか」ということを考えていた時期です。それまで5年、6年先の未来を考えることが多かったのですが、30歳を目前に控えて、“今の自分”の足もとをちゃんと見なければいけないと学びました。

 今年は40歳になりますが、30歳のときより考え方にも柔軟さや余裕があります。それに、やっと自分の年齢を間違えずに済む年が来たなと喜んでいます。

――え?それはどういう意味ですか?

 30代後半に入ってきてから、自分の年齢がごっちゃになってしまって、逆サバを読んでしまうことが多かったんです。1つ2つ上の年齢を答えてしまって、「39歳です。あれ、違った37歳だ」とか結構あって(苦笑)。今年はキリのいい40歳になるので、こうした取材でも間違えなくて安心だなと(笑)。

――そんなところに安心感を(笑)。最後に、40代突入に向かって、「こうした大人の男、大人を目指していけたら」という目標を教えてください。

 みなさんおっしゃいますが、40歳って、もっともっと年上の貫禄のある年齢だと思ってたんですよね。もちろん成長している部分ややれることも増えてはいますけど、想像していたよりも若い気持ちで40代に突入できるなと思っています。

 役の幅でいえば、近年ようやく今回のような妻のいる役や父親役が回ってきて、演じられるようになってきました。でもまだ経験が浅いので、家庭を感じさせるような面も「アリだな」と思ってもらえるように、いろんなカラーを出していけたらなと思っています。

劇団☆新感線45周年興行・初夏公演 いのうえ歌舞伎【譚】Retrospective『紅鬼物語』
5月13日~6月1日、大阪 大阪 SkyシアターMBS
6月24日~7月17日、東京 シアターH
https://www.vi-shinkansen.co.jp/akaoni/

ヘアメイク/AKI
スタイリスト/中村美保

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望月ふみ
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70年代生まれのライター(ときどき撮影)。映画やドラマ、タレント本などのエンタメ関連記事を執筆。現在はインタビューが中心で、月に20本ほど取材。ねこ検定上級、2級愛玩動物飼養管理士取得と愛猫家街道をばく進中。

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